-18℃、人生最低気温をぶっち切りで更新したこの冬。
写真はたった-8℃の積雪後馬牧場で撮ったものだけど、操作する右手が凍傷になるかと思う程に寒かった。
美しい画は厳しい自然環境にこそ宿る。
まさか。また仕事の片腕がいなくなる事態になった。
今回も心の痛手が激しく、何も手が付かない、気持ちの整理ができない。
「やり直しよ、わたしたち、何もかもまたやり直しよ」
慈愛に満ちた眼差しのあの方がお亡くなりになった。
昨年9月の一時帰国でお逢いした時、
これが最後かもしれないと覚悟を決めていたが、いよいよこんな日が来た。
自分の息子のように僕を見てくださった。
なんだか自分の両親に逢いたい気持ちが強くなった。
2018年1月20日
雪積の終わりの土曜日は、写真旅に出よう
キツい一週間だった。
雪降り中のノーマルタイヤ運転、久々の詰所御用聞き、深夜3時までのお迎え、
空港でのカード2時間待ち、帰れると思ったら滞在延長。
体力と気力の限界点を越えてしまった、久々の危うい週。
ダイヤモンドダストに近いキレイな雪景、俺の優しさの芸もいよいよ良いレベルに達した。
数か月分の仕事をした感じ、これから少し休んでもいいだろう。
疲弊しても、いや、疲弊したからか、冒険欲が衰えない。
土曜日の今日は写真旅に出よう。
雪積の終わりにも、こうしてバランスをとる俺の精神状態。