2021年11月21日
永観堂の夜、紅葉ライトアップを再再訪したのは、ここが京都で一番の秋もみじ撮影場所だから。
その魅力から離れられなくて、それからこの日は写真よりも動画メインの目的。
昨年はNIKON D850で撮ったけど、今年はSONY α7Cに機材が変わっている。
夜に撮る五色幕の色っぽさよ。
放生池と紅葉ライトアップは極楽浄土の世界観ね、もう美が重なり過ぎてて分からない。
多宝堂にも五色幕、あれがありがたい上位の存在、見守ってくれる立ち位置の方。
一人で歩く永観堂の紅葉ライトアップは寂しいもの、いくら本気撮影のためとはいえ。
音楽をかけてノリノリで歩きカメラを構える私、でもどこか寂しさに負けながら。
写真撮影スポットでは、この時ばかりは遠慮せずに人の間に割り込んでいく。
ちゃんとベストな位置をキープして、少し長め多めにシャッターを稼ぐ。
京都の他の紅葉ライトアップも素晴らしいが、私の中では永観堂が不動のナンバー1だな。
しかし、放生池の極楽橋で立ち止まって写真撮ってみたいな、いつか叶う夢だろうか。
本当は三脚なり一脚なりでがっちりカメラを固定して、スローシャッターを切りたいけど、
ものすごい人出の永観堂、そんなことはできる余地がない。
この日は鴨さんが副題ぐらいになってくれた、画面中央右にいる、鴨のつがい。
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「永観堂の紅葉」動画を、YouTubeにあげました!
2020年11月22日
アートとしての紅葉ライトアップでは、京都最高峰=日本最高峰=世界最高峰ということだ、永観堂の紅葉ライトアップは。
放生池の極楽橋は混雑しすぎるから撮れなかったけど、放生池でのリフレクションは感動。
日中でもマイ・京都3大紅葉名所にノミネートされている永観堂。
生涯2度目のライトアップに訪れてみると、撮る写真とビデオが止まらなかった。
5:30のショータイム開始時間前から並び始めたが、すごい行列。
駐車場にとぐろを巻く待ち行列で45分は待ったけど、それ以上の価値があるのが永観堂ライトアップ。
肉眼だと美しさがはっきり伝わってきたが、フルサイズカメラの画質だとまた肉眼と異なる世界が見えてくる。
光がフラットにはなりにくいのがライトアップだから、ちょっと白飛びに近くなる写真にはなるが、それでも合格。
暗闇のバックに浮かび上がる紅葉、ピントをどこに合わせるのかはいつも難題ね。
放生池と紅葉ライトアップ、これが永観堂の最大のアート。
どこにカメラを向ければキレイに撮れるのだろう、
この永観堂のありのままの美しい姿を残せるのだろう。
紅葉の小径、通ることはできないが、写真に収めることができれば満足。
単焦点58mm f/1.4Gレンズでも、ISOを6400以上に上げないと手持ちでは撮れない。
三脚・一脚は使用不可なのが永観堂ライトアップ、コロナ禍の2020年でもかなりの人出だったから、
こんな時に三脚を使ったら流石に人の流れを邪魔してしまう。
寺院らしい和風建造物と紅葉を絡めて撮るのがきっと正解。
かなり暗い場所で、ISOを25,600まで上げつつも、f/2.8・シャッタースピード1/80秒を確保、いつもNIKON D850に助けられています。
繰り返し言うが、紅葉ライトアップ&和風の美の世界なら、永観堂のライトアップ以上のものを私は知らない。
2020年11月22日
永観堂禅林寺、日中の紅葉姿を写真に撮ってみた。
空海の高弟・真紹僧都が始めたのが禅林寺、こんなところでも空海のお名前を聞けて驚きと敬意。
釈迦堂や唐門を見ながら歩いていくが、紅葉の時期の永観堂は庭園がメインになるな。
カメラマン的にはセンス修行のつもりで永観堂に挑んでいる、観光ではない。
ちょっとした和に紅葉を調和させて、その感性を育てたい。
先人たちが創って維持継続させてきた美学を、ほんの一瞬でシャッターに切る。
こんな贅沢があるだろうか、多少なり罪悪感もある。
紅葉だって紅だけではない、むしろ緑と黄色をどう扱うか。
みかえり阿弥陀は傑物なのだろうが、写真に撮れない以上、スルーするのがカメラマンの動き。
そして放生池のある庭園に出ると、ここからが永観堂の紅葉本番。
多宝塔と紅葉は掛け合わせるよね、永観堂のシンボル的一枚。
夕方4時半頃、ライトアップ向けに閉門する直前、もう陽は当たらなくて暗い庭園だったが、ISO感度上げての手持ち撮影。
日中は三脚使用しなくても全く問題なく撮れる、手持ちの機動力の方が大事。
こうした複雑な紅葉カラーの重なり、もう何を主体にして良いか分からない。
弁天社のある極楽橋付近の紅葉の赤さ具合を見ると、良いピーク時に来たと知った。
画仙堂の明かりが夜景に近くなってきていた、
そう、この後の永観堂ライトアップが間も無くというお知らせのように。
2010年撮影
永観堂は紅葉の名所、京都の数ある紅葉スポットのうちでも抜群の美しさと聞く。
僕のこの目でそれを見てやろう、感じてみよう、と意気込んで永観堂へ。
銀杏が落ちて、黄色一色の絨毯。
色彩のインパクトは、これが一番強烈!天然のアートには、どんな人工物も適わないよ。
まずは入場料¥1,000のインパクトにやられた。
高いって思ったけど、その分の価値が永観堂にはあるからの料金設定と思うと楽しみになってきた。
多宝塔付近の紅葉は素晴らしい。
見下げる紅葉名所・東福寺を訪ねた後だったから、見上げる紅葉名所・永観堂もまた格別。
京都の寺院は、どこも庭園がシンプルに美しいから、写真撮影が止まらない。
美しいと感じたものはカメラを向けたくなる、永観堂でシャッターを切る回数が増えていく。
寒い季節、靴を脱ぎ靴下だけで木造廊下を歩き、寺宝を見て回るのは辛いなぁ。
楽しいくせに寒い、贅沢な悩みだって分かってるけど。
庭から永観堂多宝塔を見上げる角度が一番。
ここは修行の場所であって、南禅寺のような文化スポットとはちょっと違う。
魅せる造り方じゃなくて、自然そのものの美しさに任せているような。
永観堂、確かに京都屈指の紅葉名所。
ライトアップされたら、紅葉に守られた紅葉城みたいになるのだろうか。