フルサービスキャリアもLCCも両方あるのがセントレア、名古屋の施策なのだろう。
日本国内線のみならず、ソウル・プサン・台北・香港・上海らの路線を揃え、
2019年にはLCC専用ターミナルをオープンさせてきたセントレア名古屋のLCCバリエーション。
東京・大阪に次ぐ第3の空港サービスを盛り上げていこうとする気概が見て取れる。
余計な心配をさせていただけるのなら、全方位作戦は規模の大きさが重要なのだから
3位では先細りが怖いのだ、いっそ、シェアの半分をLCCで揃えるのが名古屋の空港、
いずれはLCCをメインに据えた路線設定といった振り切り方がなくて、
このまま維持継続できるかが分からないでいる。
ジェットスターという格安航空会社が、セントレア中部国際空港を2018年に拠点化したのは大きい。
国土が狭い本邦、二大都市の「郊外空港」としての名古屋のポテンシャルはある。
利便性の高い新幹線で容易にアクセスできる日本のど真ん中にある空港、LCCの色が滲み出しそう。
東京においては茨城空港あたりとの争い、どっちが「郊外空港」になりうるのか。
大阪においては神戸空港でもなし、和歌山空港でもなし、「郊外空港」の概念がないのか。
LCC名古屋オープンの立ち居地はまだ可能性に膨らんでいる、そんな思いでいっぱいね。
中部国際空港で生まれた和製LCC・「LCCヒデヨシ」。
大手LCC/航空会社の陰で育ち、しかし急速に台頭、独立を遂げているLCC。
奇策で盛り上げろよ、LCCヒデヨシ。
中部国際空港から天下獲りを目論む下克上のLCC。
それまでの航空会社の常識を覆して、なんと、残席数表示を公表している。
顧客の知りたい願望を叶え、航空会社のタブーを犯してまで、
LCCヒデヨシは覇道を堂々と飛行しようとする。
それから定時発着実績をどーんとウェブサイトに掲載!
顧客が気になる2大ポイントをお知らせすることで、「仲間意識」を演出する。
これらが目玉だが、この他にも機体のメンテナンス状況やら、機長&CAツイッターやら、
クルーがイベントの日に合った仮装をしたり、と顧客を楽しませるワザも取り入れる。
中部国際空港のみを拠点としたローカルLCC・「LCCヒデヨシ」は地元のスター☆。
成り上がりの異端児のウルトラアイディアを、このサイトではご紹介していこう。
同じLCCでも、中部国際空港のLCCはちょっと違うゼ、っていう創作さ。
LCC名古屋の飛び始めは2013年3月31日のこと。
セントレアの滑走路はさほど広くはないのに、降り立ってきたエアアジアとジェットスターの
一号機はそれでも随分小さく見えたものだ。
他の都市空港では順調な路線拡大ができなかったLCCも、ここ名古屋ではLCCが地域に根付き、
エアアジアがピーチにブランド統合された後も名古屋のLCC事情は堅調で、
関空に次ぐLCCの第2拠点としてLCC発展の一助を担っている。
LCC名古屋の強みは何といっても日本の中心にある名古屋の地理。
都市間を直行便でつなぐのがもちろん理想だが、路線収支の関係でそうもいかない状況にある昨今、
セントレアは中間乗継地として確固たる立ち位置を持った。
A空港からB空港まで移動するとき、セントレア経由でLCC名古屋を乗り継ぐのが便利だ。
①日本の真ん中という地理
②地方空港とのLCC便の豊富さ
③セントレアの徹底した乗り継ぎ時間の短さ、ズバリ、30分!
④LCCのデメリットであるフライト遅延をなくすためのセントレア空港全体の努力
この4つのパッケージを唯一無二の武器としてLCC名古屋の強さがある。
そんなLCC名古屋の楽しさを伝えようと、ところどころで実際にLCC名古屋に乗りつつ、
このLCC名古屋の物語を書いているのさ。
セントレアでLCCは就航本数を増やし、航空運賃を下げ、国内線の主役を勝ち取る。
東京・大阪に次ぐ「第3極」である名古屋のセントレアでこそ、このLCC改革は実現できる。
何故ってどうよ、成田空港や関西空港に就航したこれまでのLCCは、
大手航空会社の厚い壁に阻まれて、最大能力が発揮できていない。
ほら、セントレアなら、LCCが大手航空会社よりも優位なポジションに立てる可能性が高い。
日本のど真ん中に位置することを差し引いても、まだまだ飛行機移動が定着しておらず、
地方人口の多さを考えれば、LCCが就航することを契機にセントレアが勇躍する姿が見える。
近い将来、セントレアの国内線はLCCだらけになって、LCCの構造改革が起きているよ。
それはまるで、型破りな戦ぶりで天下を取った織田信長@名古屋の英雄のように。
東京・大阪圏内の空港ではできないことが、この名古屋圏内であればできる。
国際線と較べて、国内線が割高だった日本の航空運賃の常識を覆すのも時間の問題。
もっと安く、もっと気軽に楽しめる国内線の航空券は、セントレアでのLCCから始まる。
「LCC」「セントレア」がつくものならば、みんなこのサイトに集めてしまうよ。
ほとんどビジネス的に、時には感傷的に、書きつづってみせるさ、
LCCノブナガがセントレアで羽ばたいていく勇姿を。
ここ名古屋で繁栄を極めるLCC国内線は、工夫に満ちた航空会社の業。
とにかく商売上手なLCC名古屋、まずは空港アクセスの良さ。
なんと空港まで新幹線が乗り換えなしで直結し、車で行くにも優れた交通網。
LCCに客を奪われるなら、いっそ空港まで運行してしまえ・・・
と逆転の発想でまさかのJRが空港までの乗り入れ、他の日本国内空港では類を見ない利便性の高さ。
空港使用料が安いことで知られるLCC名古屋、それは空港が一大商業施設となっているから。
空港そのものにショッピングモールの機能を並存させ、空港近くにはコストコもある。
週末に遊びに行くなら?と考えると、LCCに乗るわけでもないのに空港に向かってしまうのが名古屋。
こうした空港の底力アップの成果で、LCCは名古屋で就航本数を急増させた。
割引クーポンが大好きな県民性があり、トヨタに代表されるコスト改善の発想で、
お値打ちなLCCは名古屋に浸透し、今では大手航空会社が路線を駆逐されるほどの威力に。
さて、LCC名古屋の黒幕をご紹介するよ。
名古屋生まれのLCC、「LCCイエヤス」こそがこれらの名古屋LCC改革の主。
愛知生まれのイエヤス公、260年も続いた長期政権・徳川幕府の理念。
地方から天下制覇へ、LCCイエヤスが創ろうとする仮想空港物語をこのサイトで語ろう。
LCC国内線は名古屋から爆発的ブームが起こる。
格安航空会社の専用空港として、ユニークなポジションをキープする。
それが大都市の第2・第3空港の生き延びる術だと、ケンは言った。
景気が上向きの時に、空港を増築し・航空会社の新規就航路線を敷くことが、
地域の経済活性化、旅行需要の開拓につながるという甘い考えで、
箱庭のように、新しい空港が大都市の周辺に造られていった。
「でもね、旅子。不幸な生い立ちでも生まれてしまった以上、輝くことができる。
第2空港と呼ばれても、格安航空会社専用の空港としてなら独自性を発揮できるんだよ」
ケンが言うには、航空会社にとっての空港の違いは空港発着料らしい。
タッチ&ゴーで素通りしていく航空会社、1回あたり百万円単位で空港発着料がかかる。
都市部から空港まで距離が遠く、アクセスが悪かろうとも、空港発着料が安い方がいいよね。
近年造られた第1空港は都心部にあることに反して、古くからの第2・3空港は郊外にある。
薄利多売の格安航空会社では空港発着料のコストは重く、販売価格へ転嫁せざるを得ない。
「でも人気薄の第2・3空港なら空港発着料が安いし、その分、航空券も格安にできるから」
2020年代には、地方都市にも格安航空会社が多く乗入れするようになったが、
こぞって、割合人気の薄い空港の利用が見られるようになった。
ひとつの空港にフルサービスの航空会社と格安航空会社が両方乗り入れしていたら
どちらが淘汰されてゆく、あまり実りのない争いしか生まれなかっただろう。
でも、格安航空会社専用のローカル空港ができたことで、格安航空会社は差別化され、
コスト的にも成り立つラインが確保できたことで、ユニークなポジションをキープできた。
「旅子は、快適性にお金を惜しまず、フルサービスの航空会社を求めて、都心にある空港へ向かう?
それとも、コストセーブのため、格安航空会社を求めて、郊外にある空港へ向かう?」
笑いながらケンが投げかけてくる究極の二択にどう応えようか、私はちょっと迷ってしまう。
変化のスピードに適応できない僕。
国際線の花形空港だと思っていた成田空港に、まさかLCC専用ターミナルができるとは。
北米へのフライトに乗る前、少しの空き時間を利用して成田空港LCC専用ターミナルへ歩いてみた。
関空にできたLCC専用ターミナルに行ったことがあるが、ああいうシンプルさなのだろうか。
あえてバスは使わず、案内板で明確に誘導されるがまま、長い通路を進む。
コンクリート打ちっぱなしの成田空港LCC専用ターミナルには倉庫っぽさがあった。
決して悪い表現ではないよ、経済性と機能性、そして機能美だってある。
アジア人が多いのは当たり前、LCCは基本的に4時間以内の短距離フライトが中心だから。
チープな感じはせず、むしろ流行の先を行っているイメージがする成田空港LCC専用ターミナル。
フードコートも、お土産店もお洒落だよ。
一円でも安く旅がしたいはずなのに、逆に成田空港LCC専用ターミナルの造りが魅力的で
知らずとお金を使ってしまいそうな・・・そんな予感さえする。
僕は知らなかった、成田空港LCC専用ターミナルを。
国際線は狭く高い羽田空港に逆流していき、広く安い成田空港との棲み分けが進む。
まさか、成田空港がこんな流れに引きずられるとは思っても見なかった。。。
狭い常識を打ち破る成田空港LCC専用ターミナル、きっと君も驚くことだろう。