京都の桜名所をいくつも回った経験のある私からして、桜の量と種類の多さでNo.1は醍醐寺。
今年は写真(静止画)だけではなく、動画で桜撮影がしたくて、数年ぶりに醍醐寺を再訪することにした。
霊宝館では仏像も見たいけど、その周辺の桜の老木・大木が見所。
この日は夕方の訪問、ちょっと太陽の光が弱くて桜色が薄いのが残念か。
それにしても満開の桜をまとった醍醐寺の華やかなこと。
桜の馬場、霊宝館の周辺の桜、この2箇所は改めて見ても桜の名所だった、京都でも有数の。
三宝館の日本庭園も良いけど、この春の時期だけは桜の目移りしちゃう。
仁王門では桜と一緒に阿吽像を撮ろう、春らしい可愛さ。
コロナ禍でも人出がすごかった、入館券を買うだけで15分は並んだ。
外出自粛気分が残っていても、人々の記憶に残った桜名所・醍醐寺は消えず、という良い意味ね。
老木たちがまだなんとか桜を維持継続している姿がよく分かる、終わりはないのね。
新しい見せ方はないけど、醍醐寺の桜の質量は健在ね、京都の桜傑作であること揺るぎなし。
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「醍醐寺の桜」動画を、YouTubeにあげました!
2014年4月7日
京都に桜名所は数あれど、醍醐寺ほどの輝きは知らない。
豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺、天下人だからこそ醍醐寺の桜の素晴らしさを発見できた?
醍醐山ひとつが醍醐寺のスペース。
その広さと見所の多さ、しかも現在も僧たちの修行の場だ。
五重塔、東京スカイツリーを見慣れた現代人にも驚きの高さ、千年も前の建築物なのに。
醍醐寺の桜は圧巻、特に総門~唐門~仁王門の間。
色を失った阿吽像、呼吸ぴったりに悪い気配を仁王門で防いでいる。
醍醐寺のもう一つの魅力、それは密教美術の宝庫。
霊宝館には数多くの寺宝、空海の孫弟子が開いた醍醐寺、密教美術の中心地でもある。
その霊宝館だが、付近の桜の多さと美しさに驚く。
五重塔に魅せられ、桜に魅せられ、密教美術に魅せられ。
お醍醐さん、敬愛を込めてそう呼ばれる醍醐寺、愛されるワケが分かるよ。
上醍醐まで行くとそこは修行の場、下醍醐は観光の場、併せ呑む醍醐寺は巨人だ。
京都の桜の名所・醍醐寺、数ある表情を写真に収めて夢中の一時。
この日の醍醐寺は、あいにく満開を少し過ぎた頃だったけど、物理的な桜の満開なんて無意味。
醍醐寺の桜を愛でる、その心が春なのですから。
インターネット上の桜満開情報は取り扱いが難しいな、2-3日遅めに出ている気がする。
前回訪れた時も驚いたが、醍醐寺は広い境内に無数の桜、魅せ方も心得たもので、絵になる場所が多い。
「お醍醐さん」の桜力はハンパなく、多くの桜愛好家たちを呼び寄せている。
・桜の木の数が多い。見所に桜が密集しているのが圧巻
・桜の種類が多い。短調ではない
・お寺と桜の相性が良い、京都らしい和の美しさ
これが醍醐寺の桜の目覚ましい点だと僕は感じている。
とりわけ、霊物館付近の桜の美しさが醍醐寺の象徴でしょう。
桜の美しい場所を求めて、京都の寺院を毎年旅してきた僕、いくつかの到達点はあるものの、醍醐寺霊物館は京都でのベスト1・2に入る。
平野神社の夜桜と醍醐寺霊物館、それがマイ京都ベスト桜名所。
一日かけて京都の桜写真を撮る旅、醍醐寺の次は東山駅から白川沿いを歩いて、知恩院へ。
丸山公園のしだれ桜、八坂神社の提灯、高台寺のしだれ桜。
二年坂・三年坂を登って、清水寺へ、夕方の祇園白川。
最後はインクラインを歩きつつ、南禅寺でおしまい。
このページの写真はすべて醍醐寺のものだが、各場所でなかなか良い写真が撮れた。
桜修行の京都旅に出る度、自分のカメラスキルが向上し、センスが磨かれている気配を感じる。
だから止められない春の楽しみ。