2014年11月27日
他でも数あるだろう、紅葉ライトアップなんて。
秋の観光シーズンで写真映えするスポットを提供して訪問客を増やす定番のイベント。
それが、大覚寺のものは何かが違うと気が付いたのは、歩き出してすぐのこと。
駅から遠いという場所柄か、観光客が多くいるわけでもない、大覚寺はいつも静かだ。
嵯峨天皇の離宮として始まった大覚寺、「キレイなお寺と庭」という表現以上に、高貴さを感じた。
嵐山が観光を楽しむ場所ならば、大覚寺はお寺の美を楽しむところ。
「嵯峨」とか「旧嵯峨御所」という響きだけで、京都の伝統を感じ、美を増幅させている。
イメージに酔っている僕に、幻想的な紅葉ライトアップ、もうたまらないよ。
高貴さと、幻想。大覚寺のライトアップを写真に撮り、心地良い夜になった。
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「大覚寺の紅葉」動画を、YouTubeにあげました!
2021年11月20日
嵐山と嵯峨野一帯に紅葉名所は数あれど、ちょっと個性を持つのが大覚寺、結構距離は離れていますが。
高貴な空気感がある、旧御所(天皇のお住まい)として使われていた場所だからかな。
派手な民間演出はない大覚寺、どこまでも正統派で。
ここでアジア人カップルに写真撮影を頼まれた、カメラがSONY α7IIだったので真剣に親切に撮ってあげた。
ほぼ独り占めの廊下を歩くの好き、自分も高貴な人になった気分で。
この距離感、これがつまり気品とか権威を示しているのね。
大沢池を奥の方まで歩く、初めて一周していた。
紅葉夜景ライトアップされていた時に、それは美しかった場所。
空間的なゆとり、精神的な余裕を持って紅葉が見れる場所、そんな大覚寺・旧嵯峨御所での写真撮影でした。
大覚寺(旧嵯峨御所)庭園・大沢池の写真、京都観光撮影スポット
境内を歩いていたら、地元と思われる方に声をかけられた。
「ここは皇室のお寺だったから電柱一本もないぐらいにキレイ」
庭園を眺めればその言葉も分かってくるよ、天下を俯瞰するような高場からの光景。
日本の美に、気品を合わせると、こうした風景になる。
そんな品格を引き立てるのも桜だからだ、日本人には桜が欠かせない。
大沢池の周囲ぐるりと飾られているのは桜。
木造建築+桜+水の流れ、これだけでウキウキして、カメラを構えてしまう。
廊下を芸術品だと感じてしまう僕のセンスはおかしいのだろうか?
ただの通路とは思えないほど、なにか香り立つ美がある。
舟遊び、桜と掛け合わせれば頂点に。
水面にかかる桜、到底自然にできたとは思えない絵の角度。
奥の山にも建築物がないのは、皇室の寺院・旧嵯峨御所の気品を保つためだという。
庶民には距離を感じるのが大覚寺ね、一歩も二歩も先行しているハイセンス。
そんな特長ある大覚寺、ここもまた桜の名所であり、絵の宝庫。
大覚寺の紅葉夜景も格別、忘れがたい思い出。
こんな作品を見せてくれるのか、京都・大覚寺さんの紅葉ライトアップ。
旧嵯峨御所の難しいイメージがあったのに、紅葉ピーク時はライトアップしてくれるという粋な計らいに感激。
三脚使用禁止だったのでピントが甘いですが、手持ち撮影でも薄々は感じてくれるでしょう、この素晴らしさに。
夜の勅使門が放っていたのは、高貴さ・高い美意識。紅葉関係ないけど立ち止まらずにはいられない。
寒かろうが、紅葉の楽しみ方のひとつ、ライトアップがこのレベルで味わえる大覚寺。
しかし惜しいのは三脚が禁止されていること、至高の絵が撮れるのに、まぁ混雑している場所じゃ危ないもんね。
鴬張りの廊下を歩いて、足先の冷え方は大したものだが、一帯の景色こそ尋常ではない。僕のような平民も見れて幸せな景色。
嵐山から簡単に歩いて来れる距離でもないからね、純粋に芸術を楽しみたい方が来る場所でしょうか、大覚寺の紅葉ライトアップ。
忘れられない一夜になったよ、本物の京都文化に触れた気がした旧嵯峨御所・大覚寺の紅葉ライトアップの写真。