写真(アメリカ)

アメリカ赴任当日ビジネスクラスフライト、スーツケースが重い

いよいよ来てしまったアメリカ赴任当日。

心配はひたすら荷物のこと、スーツケース2つにパンパンに詰めたお土産、電化製品、釜飯の素。

ラップトップ2つ、カメラ2つ、レンズ4つを手荷物で。

バス停まで運ぶのも体力の限界に近く、チェックインすると32kg+18kg、超過手荷物料金を覚悟していたが請求されず最高!

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成田空港LCCターミナルまで歩いてみたり、吉野家牛丼を食べ、

ラウンジに入ったら飛行機離陸滑走路が目の前で、超望遠レンズで撮影して時間潰し。

 

赴任当日、何が心にあるかって、昨夜娘を寝かしつけている時、

僕から何も言ってないのに彼女から「パパ、明日アメリカに行くの?」と聞かれたこと。

「そうだよ、レイナと離れてパパ寂しい」と言うと

「大丈夫、テレビ電話あるから。大きくなったらアメリカ行くから」と逆に慰められ、ハグしてくれた。

娘離れできそうもないパパと、パパ離れできている娘。

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本のお供は村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。

今までは写真に傾倒していたが、これからは小説を書くことを再開するぞ。

体重を落として、筋トレもしよう。身体を絞るのだ。

 

ビジネスクラスは快適で、エコノミーよりはるかに睡眠が取れた。

ATLの入国審査は手短な質問で終わり、最大関門の税関検査は素通りで最高!

緊張が一気に解れて、あとは惰性でLEXまで、何も問題なくアメリカ赴任当日を過ごせて幸先が良い。

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荷物量と中身が結構な冒険(超過手荷物料金・没収覚悟)だったが、意思あるところに道は開けた。

色々な方からメッセージもいただき、心温まる日でもあった。

冒険開始初日、何とかなったな。ふぅ。

 

2016年9月30日

レキシントンの夏の短さ、季節はすっかり秋にスピードをあげて

赴任してきて1週間、レキシントンの夏の短さを感じている。

9月末、朝は7時半にならないと明るくならないし、夜はもう7時半で暗い。

驚くのは朝晩の肌寒さ、半袖ではちょっときつい、日中はまだ30℃の日もあるものの。

レキシントンの短い夏はもう終わってしまった、季節はすっかり秋に、スピードをあげて。

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いつものレキシントンの牧場にD800を持って行ってみた、牧草の色から緑色が抜けかかっている、夏の輝きは半分以上を逸した。

冬が怖い、その前の秋の紅葉は楽しみなのだが。

到着5日目にしてようやく時差ぼけが消えた、克服するのはきついなぁ、時差ぼけ。

SSN、銀行口座、携帯契約、家探し、航空便到着。

そろそろ旅行気分を止めて、脂と過食を禁じよう。エアロバイクを漕ごう。

問題だらけの仕事、あと3か月で大嫌いなものを出し切って、遠慮せず我流にCHANGEしよう。


2016年9月12日

大阪アメリカ総領事館へのビザ面接訪問、これも仕事とは言え、どこか観光気分。

娘を新幹線に乗せてあげる初めての機会、いつもは車移動ばかりだから。

お弁当を買って、娘をパパの膝の上に乗せて大阪まで50分の旅、それは楽しいひと時でした。

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娘は寝かしつけた後で、大阪駅付近を写真散歩。

僕は関東人だから、大阪という土地に馴染みがまったくなくて、関西=異国のような感覚さえある。

だから夜の大阪を歩くのは、僕にとっては立派な冒険。

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梅田スカイビルの魔王感(↓の写真)と、駅のある場所で溜まっている人たち=ポケモンGOをしていたのが印象的だった。

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ビザ面接手続き書類だけを手に持って、アメリカ総領事館へタクシーで。

随分前に親善訪問したことはあるが、まさか自分が家族を連れてビザ申請に来るとは、あの頃には想像もしていなかった。

書類チェックで写真背景が白ではなかったため撮り直しになったが、他はOK。

面接官とのインタビューはHビザだからか最初から英語、ちゃんと受け答えできて口頭で「あなたのビザは許可されました」と言われた。

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その一言が聞けただけで安堵してホテルへ戻る、後は梅田のデパートで遊んで愛知県にまた新幹線で帰った。

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良いお弁当箱が買えた、「つるとんたん」のうどんが美味しかった。

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ビザのことより、僕のヒザの上に乗せた娘にしがみ付きながら乗った新幹線が思い出深い大阪訪問になった。

アメリカ赴任への難関だったビザのことがこれで完全に収束した、僕がアメリカへ海外赴任する日も約束された。

 

2016年9月4日

海外赴任前のアメリカ事前出張から、日本へ一時帰国

遂にビザ許可がおりた。

冷静にみて初年でビザが上手く取れる確率は25%ほど、それが迷いなく一発で取れるとは、今年の運を全て使い果たしたかのよう。

それで引っ越しやビザ取得のために海外赴任前一時帰国をする僕、移動時間と時差ボケが嫌いだが、日本に帰れるのは嬉しい。

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到着翌日は娘のバレエ発表会、絶対にフライトディレイで到着が伸びないよう、早朝発のフライトでデトロイトへ飛ぶ。

仕事は上手い具合に片付き、スーツケースにお土産をどっさり詰めて帰る。

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何に驚くって、セントレアの荷物受取所。

何故か空港係員がターンテーブルからスーツケースを引き上げるのを手伝っている。

荷物が出てくるのも異様に早いし、ターンテーブルに落ちてくる荷物も係員が手で受け止めて衝撃を和らげている。

バスやタクシーも親切だし、眠気限界の中だったからか、異国に来たような気分でフワフワしていた。

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2か月の間に庭の夏草が伸び放題、夏野菜のシーズンも終わり。

家は新築の匂いがした。家の中の家具が小さく狭く見えた。

移動は大変だったが、娘さんから歓迎してもらえたので最高ね。

やはり日本の方が居心地は良い。

 

2016年8月28日

「やっと日本に帰れる」 長期海外出張者あるある

特に何もないのだが、帰ったところでその後すぐに数年間の赴任が待っているだけなのだが、

一時帰国日が近づいてくると心の拠り所が生まれる。

「やっと日本に帰れる」

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多くの日本人が生涯何回か口にした、心に思っただろう言葉、万感ね万感。

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あれから色々あった、運営は順調で書類改善は進んだが、ホテルで盗難事件やら起きて相変わらず体力勝負。勝負の打ち合わせは圧勝。

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英語のヒアリング能力は上がった、スピーキングはまだまだ、最近では何か最低ひとつは新しい言葉を交わすようにしている。

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日本に買って帰るべきお土産がないのがアメリカね、モノに溢れているのに欲しいモノがない。

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あれ、思ったよりも写真を撮るところが少ない、イヤな予感がする。カメラの新たな境地を開拓したいのに。

やっと日本に帰れる、それまであと数日、力を抜きつつ、当地で自分が役に立てるポイントを見つけてみよう。

 

2016年8月12日

Good Jobと、現状の仕事のやり方からの脱却、次の冒険へ

珍しく1日で3つも目覚ましい仕事の成果をあげることができた。

ルールを周知させる、回答を早くもらう、CVGでワケありお客様の出迎え。

特別なことをしたわけではないが、僕の仕掛けが功を奏して3つも上手くいった。

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我ながら当地での左右が見えるようになってきた証拠かな、滞在1か月少々、最低限のレベルには達した。

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同じところをグルグルをループしていても仕方ないから、今の範疇から脱却して次を見ないといけない、次を。

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写真だってこの牧場以外の名所を見つけたい、超望遠レンズを早く日本から持って来たい。

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8年ぶりのCVG、脳裏に残っていたシーンと現在は変わらなかった、ノースがデルタに変わっただけ。

今のレベルに達して落ち着けると思ったら、またひとつ上の冒険をしないとならない、あら忙しい。


2016年8月7日

心を引き付ける強烈な言葉 中島美嘉さんの歌詞2つ

強烈な言葉に、心が引き付けられた。

この数か月間、何十回と聞いて、何百回と言葉の意味を考えた曲。

どちらも中島美嘉さんの楽曲、まだ当面は僕の頭の中から離れない時間が続く。

「一番綺麗な私を抱いたのは、あなたでしょう」

歌詞は杉山克彦さんによるもの

「僕が死のうと思ったのは」

歌詞は秋田ひろむさんによるもの

作詞者は中島美嘉さん本人によるものでなくとも、

彼女のイメージに寄せて見事に書き切った言葉。

派手な言葉、抱くとか死ぬとか、中毒性のある言葉・禁句を持って来るか。

音楽とはいえ商業観点もあるだろうから、言葉のインパクト力を考えれば採用に至った考えも分かる。

ただ羨ましいんだ、こんなに力がある言葉を世に生み出せた人たち。

独創性、表現力、瞬発力、この言葉たちが有したものに憧れている。

僕にはまだ生み出せていない言葉。

「代理愛人」ではまだ弱い、もう12年前に創った言葉だし。

圧倒的な力量差みたいなものを感じさせられて、脱帽気分でいっぱいだった。

 


2016年8月7日

勝杯の夜 仕事の方向性を勝ち得て、酔い心地で馬牧場に蛍を見る

仕事の方向性を役員に合意いただいた夜、お酒は飲めないけど勝杯の気分。

一番絵になる牧場にサンセットを初めて見に行った。

写真を撮っていると何頭も馬が近寄ってくる、そして草原に蛍が舞い始める。

なんと美しい光景だろう、この地らしさの頂点か。

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フルサイズの一眼レフと三脚で本格的に写真を撮りたかった、ミラーレスしか今回は帯同していないから。

季節を変えて幾度もここの写真を撮ろう、新しい世界を獲得できるかな。

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日本からの出張者対応も完了、この1か月弱の間に色々な経験ができましたね。

当地の短い夏は峠を越え、これから秋を迎えつつある気配、季節も仕事も次に進む。




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