山の稜線(尾根)を駆け続けられる長距離トレイルランニングコースとして最高な、伊豆山稜線歩道。
天城峠〜仁科峠〜船原峠(土肥峠)〜達磨山〜だるま山高原レストハウスまでの35km/8時間のトレイルランニングになった。
割合平坦なトレイルを走り続けられる喜びに加えて、富士山と海の眺望が迎えてくれるのがポイント!
旧天城トンネルの異世界から、天城越えはスタートする。
駿河湾を見つつ、自分が次に進むトレイルコースを視認する、このあたりが伊豆山稜線歩道らしい風景ね。
浄蓮の滝の先にある水生地下駐車場に車を停めて、おNewのクラッグジャケット/ペガサストレイルでスタートしたのが7:10。
水1リットル、エナジーバー7本、羊羹たくさん、アミノバイタルpro38003本、コムレケア(足つり予防)の軽装。
途中で水もモノも補給できないのが欠点、そして車でのアクセスが悪いのも欠点ね、伊豆山稜線歩道。
どうせなら紅葉時に天城峠を天城越えしてみたい、石川さゆりさんの「天城越え」を聞きながら。
その夢想を最初から叶えてしまった、天城峠は紅葉最盛期、旧天城トンネルのSexyさ。
天城峠からは「天城越え」石川さゆりさんを10回はリピート、嘘でも抱かれりゃあたたかいの。
天城峠からはびっくりするようなフラットトレイルの超連続、安定してRUNを楽しめる、よくぞ整備された。
天城峠(810m)7:53、二本杉峠(820m)8:32、三蓋山(1,013m)9:10、かなり順調。
一気に山深い景色に包まれる、それは交通アクセス悪いはずだ。
猫越峠あたり、秘境感ある大木。
スパニッシュモスかと思う不思議な樹木。
猫越峠(970m)10:17、まさか頂上近くに池があるという不思議。
展望所から一気に視界が開けた、ここから北上する道が、伊豆山稜線歩道を象徴する眺望トレイル。
そういう意味では、天城峠から猫越峠までは、ストイックにトレイルランニングをこなす専門の道。
山奥が終わっても自動販売機もコンビニもなく、食べ物はもちろん水ですら補給できない。
景色の素晴らしさと引き換えに、そんな不便がつきまとうコース。
西伊豆と宇久須港、海の色が異なっているのがはっきり分かった。
開けたトレイルを走る、その先に、自分がこれから進む道がはっきりと見えてくる。
富士山頂には雲がかかってお姿を見ることができなかった。
仁科峠あたりまで順調、しかしゴール地点まで時間がギリギリなことを計算したら、焦りが出て休まずに走る。
風早峠前後は本当に強風!撮った写真がぶれていたほど。
疲れも出てきて、楽しく写真を撮る余裕はなく、5kmおきにエナジーバーで補給しながら、ひたすら走り続ける。
今のペースなら最終のバス(当初計画通り)にギリギリ間に合う、でも余裕はない、足がつったらアウト、なんて考えながら。
つまらないのは国道沿いの車道を走るところ。
達磨山14:33、スタートから30km、富士山が出て素晴らしい景色になった、でもバス時間まであと1時間で足も辛い。
最後はiPhone電池切れ、右足に若干の痙攣、念のため車道RUNの邪道。
だるま山高原レストハウス15:16着で、修善寺駅行きバス15:29発にギリ間に合った。
合計35km/8時間の長距離トレイルランニングになった伊豆山稜線歩道。
総評としては、大冒険感・しっかりトレランを満喫できる、素晴らしいコースでした。
次に走るときは、仁科峠↔︎達磨山を往復すると思う、一番景色が良くて、バス移動もいらないし。
Good | 割合平坦、景色の良さ、長距離 |
Bad | 補給できない、交通アクセス悪い |