毎年4月と10月にレキシントンのホテルは激しく混む、年間で最も忙しくなる。
何故って? キーンランド競馬場で競馬が開催されるからだ。
ギャンブラーたちがガサツに押し寄せるイメージをしていたのなら、まるで違う。
大人の社交場、春秋の過ごしやすさを愛でて楽しむ文化としてのキーンランド競馬場なのだから。
恋の予感。プロム(Prom=卒業パーティー)のよう。リアルにあったシーンを盗撮。
ラフな格好がお好みのアメリカ人たちも、この場所でだけはジャケットとドレスが多い。
いつものカジュアルでも場内に入っていけるが、場を楽しんでいない雰囲気になる。
何をしているかと言えば、昼間からビールを飲みながら、知り合いたちと騒いでいるだけ。
出走すれば競馬場を一応は見るが、割合どうでもよいはず。
キーンランド競馬場という、洗練された文化の中で、春秋の時間を楽しく過ごしているだけさ。
混み合う中で煙草を吸っている人が多いのが×。
飲食のゴミが場内の足元に落ちているのも×。
趣味に合わないだろうが、家族を無理矢理連れていて、キーンランド競馬場の雰囲気を見てもらった。
競馬とバーボンは、数少ないケンタッキー州の「本物の文化」だと思う。
その目で見て欲しかった、経験して欲しかった、馬券は買ってもいないけど。
もちろん競馬場といえばルイビルのチャーチルダウンズ競馬場が最も有名。
レキシントンのキーンランド競馬場のほうが新しい分、環境の面では抜群に良い。
11月から続いた長い冬が終わって、レキシントンに春が来た。
それを実感するイベントが、キーンランド競馬場のレース。
ケンタッキー州の馬文化、キーンランド競馬場にあり。
2018年11月14日
キーンランド競馬場 ブルーグラスの誇り、ケンタッキー州の観光名所
私はキーンランド競馬場を、ギャンブルのための場所とは捉えていない。
自然と人造物を融合させたアートだ、秋の紅葉も、春の新緑も、4月/10月のキーンランドレース時も。
ブルーグラス(レキシントン)空港からすぐそこ、キーンランド競馬場の正面入り口にはこの並木が待ち構えている。
もう、圧巻だ。
コースを取り巻く自然環境の質の高さ。
馬も緊張して走れないよ?と冗談言いたくなるぐらいに気品がある。
一帯のレキシントンに馬牧場は数多い。
ものすごい工数と費用をかけて磨き上げているのを感じるキーンランド競馬場、地元の誇り。
2017.10.21
10月のレキシントンは、キーンランドの競馬シーズン。
良い画像が撮れないかな、と昨年に続いてキーンランド競馬場を訪れてみた。
街角のスナップショットでも撮るつもりで、割合気軽な感じで。
まさかの28mm単焦点レンズ一本持参。
年は超望遠レンズをつけたカメラと2台持ちだったのに、今年はシンプルに。
レースが始まる午後からは混みすぎるから、11時台にやってきて、心穏やかに風景写真撮影。
キーンランド競馬場の美しさに魅せられて何度来たことか、一度も馬券を買ったことがない、今後も買うつもりはない。
ロレックスの時計を主題に、白い幹の木を副題に。
こうしたハイセンスなものが平然と並ぶ競馬文化、どうしてこんなに素晴らしい。
いつか有料指定席から望遠レンズでレースを撮影してみたい、それかお酒飲みながら優雅に鑑賞してみたい。
華々しい競馬場内外の飾り方に反して、レース本体は至って地味。
声もあげることなく優勝が淡々と決まっていく、そこに感情があるはずなのに、感情なしにすら見える。
肩の力を抜き、気軽に撮ったつもりのキーンランド競馬場画像、また来年の春か秋のレースを撮りに来そうな予感。
2017.8.5
キーンランド競馬場をランニングしてみた。
そこはまるで競馬文化の芸術公園、馬も走るが人も走る。
芝生文化、ここに極まるか。どうして人工芝とかにしない?
無駄な工数をかけて整備する芝生は一層美しいのか。
車道を走るしかないが、競馬のない日は車通りも少ないので問題ない。
厩舎に明るさと広さがある、走り抜けると楽しさが湧いてきた。
俺は自由に走れて良かった、あんなゲートから決まったタイミングに出るのではなくて。
「本物」の場所をRUNできる喜び、競馬場の世界で「本物」のキーンランドで走れた喜び。
2016.10.22
キーンランド競馬場はレキシントンで、ケンタッキー州で、いや全米というか世界でも有名な競馬場。
どんな雰囲気なのか?好奇心に駆られて土曜日の仕事の合間、一眼レフカメラを持ってキーンランド競馬場に行ってみた。
駐車場も競馬場の一般スペースも無料、ひたすら人が多い。
スーツとネクタイの人をこんなに多く見たのも初めて。
競馬場内のセンスの良さ一見の価値がある。
ギャンブルではなく文化、お祭り、社交場の役割なんだな。
一番の驚きは、こちら:賭け事目的の人が3割、遊び目的の人が7割、だったこと。
日本はちょうど正反対のイメージ。
みなさんビール片手にキャーキャー騒ぎながら周りの人たちと楽しんでいる、賭け事というよりパーティー?
10月は開催月、レキシントン市内のホテルは満室になったり料金が高くなったりする。競馬が及ぼす影響。
女性の姿を多く見かけた、子供の数は多くない、馬糞の匂いではなくタバコの煙、とにかく賑やかなキーンランド競馬場。
フルサイズの一眼レフと、超望遠のミラーレス、2つのカメラを首からぶら下げての本気写真撮影。
そんな僕に若者が酔って話しかけてくる、↑の彼らは(僕から頼んでもいないのに)写真撮ってインターネットに載せてくれ、と。
「馬を撮るぐらいなら俺を撮ってくれ!」と言ってきた男もいるし、やっぱりお祭りだな、これは。
アメリカでは芝生の養生具合に関心していたが、キーランド競馬場内の整備され具合にも惚れ惚れ。
馬券は端末で買っていた、並ぶ人が少ない、馬新聞と鉛筆持っている人がいない、中央競馬場とは色々異なる様相。
一般席からだとどうしても角度に限界があるなぁ、カメラマン登録して中に入りたい。
レキシントンの10月の気候は、日本の11月のものに相当する、12℃ぐらい、レキシントンの秋祭りが競馬。
超望遠レンズで切り撮った写真、この場面だけは全国共通だが、競馬自体の楽しみ方は色々あるのだなぁ。
ベンチに座ったり、自分用のアウトドアチェアーを持ってきたり、みなさんとにかく雰囲気を楽しんでおられます。
出走を告げる音楽は生演奏でした、こうした衣装もセンスが光るね。体型も決まっている。
競馬文化の違いを感じさせてくれたキーランド競馬場での写真撮影、また季節と場面を変えて来たいものです。
2016.7.9
キーンランド競馬場を訪れて驚いた、ここレキシントンでは競馬は文化であり、美学だ。
価値観が違うのだろうな、馬と共に生きる人たちがいた。
レキシントン空港からすぐの距離、キーンランド競馬場は広過ぎて例えが見つからない。
スケールの大きさは土地の問題だが、何というか、キーンランド競馬場全体が公園のような、美術館のような磨き上げ具合。
中京競馬場も場内のキレイさに以前驚いたが、キーンランド競馬場は他に輪をかけてすごい、成熟した文化を感じた。
馬券は買わないけど、競馬が行われている時に再訪してみること決定だ、興味がある。
メインスタンドから大きく外れ、周回道路を走っていると、こんな↑可愛いシーンに出会った。
こんな景色は北海道のかなり田舎に行かないと出会えない、レキシントンは都会であり、田舎でもある。
牧草ロールケーキ、牧草コロン。
30分もあればキーンランド競馬場で、レキシントン観光を満喫できるじゃないか。
忙しい出張者に案内したくなる場所?
今度は超望遠レンズを持って来ることでしょう、秋の紅葉も冬の雪も楽しみだよ、お気に入りの写真スポットが見つかった。
2018年10月30日
レキシントンの牧場をフルサイズ一眼レフカメラで写真撮影
たまには、この街一番の写真撮影スポットに出向いて、レキシントン・牧場写真を撮ってみる。
夏に陸生ホタルを多重露光・比較明合成して以来、季節はもう秋の終わりに。
あっ、D850 に Nikkor 2.8mm f/1.4E を付けてきたつもりが、24-120mm f/4 が付いている。
同じ77mm filterだからって、まさか間違えるとは。
いつまで、このレキシントンにいられるだろう。
他州に移る案も出て来たから、時間に限りが見えてきた今は、これが最後の季節じゃないかと後ろ髪を引かれる。
自然環境そのものから、天敵や飢餓を取り除いたのがこのケンタッキー州レキシントンの牧場風景だろうよ。
これ以上の環境に住む馬はいないかな、野生馬になると生存競争が厳しいだろうし。
そして僕のレキシントン牧場写真探求はもうしばらく続くようで、いつか急に途切れる。
今を生きること、手探りで進むのだ、忍びのごとく。
キーンランド競馬場一帯の牧場風景が好きだ。
ケンタッキー州の誇りをいっぱいに詰め込んで、馬と人が共存している感じ。
夏場なら朝7時ぐらいにキーンランド競馬場のレースコースに行けば、
調教師たちと馬が真剣なトレーニングをしているシーンを見ることができる。
正門から堂々と入っていけばよい、キーンランド競馬場の駐車場とか一帯は入場無料だ。
ゲートを出て、キーンランド競馬場の外周を車で回る。
本当に馬文化の街・レキシントン。
馬の宿舎があり、起伏のある丘の牧場に放し飼いにされた馬、
素敵な建物が牧場オーナーの家だったり。
カメラマンとして写真撮影するのに、これほど恵まれた土地もないのだろう。
住んでしまうとそれが当たり前になっているけど、レキシントンは馬関連の写真素材の宝庫。
忘れまじ、レキシントンのキーンランド競馬場と一帯の馬牧場の写真を。
2016年10月6日
超望遠レンズで馬を写真撮影 アメリカ・ケンタッキー州の馬牧場
これがやりたかった。
超望遠レンズで馬の写真撮影をする、レキシントンの大牧場で、とびきりの色をした夕陽を逆光に。
普通の仕事終わり、35mm換算で810mmの超望遠レンズを手にいつものキーンランド競馬場裏の牧場へ。
このなんとも贅沢な時間を、会社終わりに手軽に取れるなんて、変わった場所に転勤してきたなぁ。
これから馬にはお世話になる、馬券は興味ないけど、被写体として、レキシントンの顔として。
今日はただガムシャラに撮っただけ、場所と時間と天候を読んで、最高の馬写真を撮れるようになりたいものだ。
顔の向きはもちろん、尻尾の角度がキーになるような気配を感じた。