本物のセンス、培われた文化を感じる場所へ、家族を連れて行こうと思った。
それはメーカーズマークというケンタッキー州のバーボン工場。
バーボントレイルでも奥の方、えらい大自然の中にあるメーカーズマーク(Maker's Mark)。
バーボン工場見学ツアーにも参加せず、秋深まる工場敷地内をただ歩く。
ここは美術館のような、公園のような、見どころの多いお散歩コースでもある。
お洒落なのだ、大人の美学があるのだ。
素材やテーマはずっと昔のものを組み合わせているのに、現代に通じる美。
娘は落ち葉を踏みしめてばかり。
奥さんには通じたとは思う、メーカーズマークの美が。
僕がこのアメリカ・ケンタッキー州の地で見知った美しいものを、ひとつ、またひとつと千切って伝えてあげる、そんな旅になった。
お酒を嗜まない私ですが、こんな環境で造られるメーカーズマークのバーボンには期待をしてしまう。
それぞれの工場環境の違いを歩いて見て触れて、バーボントレイルのバーボンメーカーを味比べする、という僕の試み。
2017年10月21日
メーカーズマーク バーボン工場見学の写真 アメリカ・ケンタッキー州
バーボン工場見学と書きながら、工場見学はしていません。
写真被写体としてのメーカーズマーク・バーボン工場、ここはセンスとカルチャーに彩られた場所だから。
ケンタッキー州バーズタウンの郊外、高名なバーボンブランド「メーカーズマーク」の工場。
赤がシンボルカラーのメーカーズマーク、分かるよ、良いよ、その色遣い。
15:30のツアー最後に予約をしているわけでもなし、1人の写真旅に工場見学は寂しい。
秋の庭園散歩に置き換えてみると、メーカーズマークはバーボン工場?って分からないほど美しく。
他のバーボン工場もそうだが、どこも洗練された文化を感じる。
愛して止まないケンタッキーバーボン工場の光景、被写体の宝庫。
ツアーに参加しなくても、バーボン工場の敷地内を散歩することができる。
面白い品物はないか、とギフトショップを覗いてみたが何も買わなかった。
他のどのバーボンメーカーよりも格式が高いの?
ウッドフォードリザーブよりも、ジムビームよりも、お洒落度が抜きんでている。
余裕のある大人にならないと呑めないのだろうか、バーボンは。
いいや、そんなに飾って飲むお酒でもない。
秋味深い庭園とバーボン、組み合わせは妙ね。
テラスから猫が飛び出して来た。
メーカーズマーク バーボン工場の美しさに酔った僕だけど、写真好機は逃さなかった。