年間で最も厳しい仕事の週が終わり、日本から来た若者と打ち上げツアー。
アレだ、あそこしかない。マンモスケーブ国立公園のケーブツアー。
ケンタッキー州で大自然が見たい、というリクエストを受け、僕が思いついた場所。
真夏の森林の温い風が、洞窟の入り口で一変した。12℃ぐらいの天然クーラーからの冷風。
フルサイズ一眼レフと最高に明るい単焦点レンズで本気撮り、ISO6400でギリギリ映せる明るさ。
天井に頭をぶつけそうになりながら進んでいく、天然ものの冒険スポット。
灯りが強いところでは、1.4Gのレンズが吠えてしっかり描写してくれる、凄い性能。
8億年の歴史が育てた成形美、ところで天井の落書きはいただけない。
リアルなインディージョーンズになった気分で進んでいく。
パークレンジャーは僕がなりたかった職業のひとつ、今見ても憧れる。
巨大な天然の洞窟入口、マンモスケーブ国立公園は本物だな、来訪者に紹介してあげよう。
アメリカらしい遊び方、鍾乳洞の日本イメージを突き抜けてくれる貴重な存在。
2016年7月30日
マンモスケーブ国立公園 世界最長の洞窟冒険・有料ツアーの写真
ケンタッキー州唯一の国立公園、マンモスケーブ国立公園。
世界最長クラスの洞窟があり、有料ツアーの予約が取れたので訪れてみた。
整備された国立公園、洞窟の中は広く、道がしっかりしてある。観光用かと思ったぐらい、幅広で横長。
ここは「本物の国立公園」の香りがした。
19歳の頃に回ったイエローストーンやロッキーマウンテンやヨセミテに共通していたもの、唯一無二のあの感じ。
2時間かけて100人ぐらいと回るツアー、大人から子供まで楽しめる内容になっている。
どうしても比べてしまうのは、カールスバッド国立公園で体験した洞窟ツアーのこと。
よく似た内容なのだが、もう20年も前の記憶を再び経験できるなんて、光栄すぎて震えが来てしまう。
ところどころ狭く、頭上注意、横幅きつく、水滴がポタポタくる。リアルな冒険者になれる。
洞窟の長さは分かっているだけで590km、たぶん3億年ぐらい前から始まったマンモスケーブ。
久しぶりに超弩級スケールの自然と相対した僕、これからのアメリカ生活ではこうしたものをもっと体験できるかな。
地上に出ると安心した、天災に遭遇でもして洞窟内に閉じ込めれたらどうしようと不安になったのも人の心。
マンモスケーブ国立公園の規格外サイズは一見の価値あり、他では叶わない出会いだよ。
2019年3月16日
マンモスケーブ国立公園でドローン空撮 アメリカ・ケンタッキー州
脳裏に浮かんだ夢をひとつづつ実現していく。
マンモスケーブ国立公園、洞窟では飛ばせないけど、あの深い森をドローン空撮。
しかし危なかった、グリーン川の側、ケーブ島にMavic 2 Proを飛ばすと、
そこは森と森の谷間、GPSが入りにくく、「ドローン墜落?」のリスクが頭を横切る。
アメリカ版・矢切の渡し
深い森、ずっと続く森、こんな場所に洞窟あっても誰が気付くものか
マンモスケーブ国立公園 ビジターセンター
スイセンが咲き、マンモスケーブ国立公園の春が始まる
Cave Islandをドローンで撮る酔狂な試み、こんな場所でドローンを飛ばすのも僕ぐらいなのかな。
無意味だったのかもしれないけど、閃いた場所でドローンを飛ばそう。
マンモスケーブ国立公園の森の深さよ。