ウェストバージニア州のスピリット!
ニューリバーゴージブリッジ(New River Gorge Bridge)を本気撮りする機会を伺っていた。
時は満ちた、紅葉・晴天・夕方・広角レンズ・出張ついでの移動と、勝利を予感させる状況に。
267mの高さにあるニューリバーゴージブリッジを峡谷下から見上げた。
夕方17:30の空色はイメージ通り、28mmで画角は足りており、30秒の露光で川の水と空の雲を穏やかに流す。
心の中でつぶやいた、あぁ、この画が撮れて幸せここに極まる。
だが、追ってパソコンで見るとベストな色彩の一枚(↑)はピントが合っていない。
橋の上で三脚を立てて撮ったが、通り過ぎる車の振動が悪さをしていた、無念この上ない。
油絵のような肌質、カマキリを思わせる前足、実は橋の向こうは紅葉が色づいている。
素材を活かした撮り方ができ、溢れる満足感。
角度を変えると、紅葉に夕陽が当たって輝く森の姿が。
同じく30秒の露光によって水上の落ち葉は渦を巻き、川面と雲の荒は失せる。
ひどくクラシックな線路の一枚、他意はないが紅葉とマッチするから。
ビジターセンターから見るニューリバーゴージ、アパラチア山脈による恩恵。
真ん中右に見える橋の上から見上げたのが1枚目の写真。
車はニューリバーゴージブリッジの上を走るよ、日常みたいに。
でも実はこんなに詩的な写真スポット、満足度が高い写真撮影になったが、ちと心残りはある。
またいつか訪れてしまうのかな、色の濃い夏の夕陽に誘われて、そんな予感がする。
2015年12月27日
ニューリバーゴージ橋をドライブ 東のグランドキャニオン?
ニュー・リバー・ゴージ橋を最初の冒険地に選んだ。
自分で企画して、自分で運転して行って帰ってくる、それだけで今の僕には良い試練。
フリーウェイ64号線を走るのは問題なかったが、途中でまさかの料金所(2ドル)。
19号線までフリーウェイにしようと思っていたが、単調な道に飽きたので降りて下道へ。
しばらくすると19号線に出て、ニュー・リバー・ゴージ橋の上を車で通過する。
ビジターセンターに車を停め、展望台のほうへ歩いていくと、この景色に出逢う。
一人でも嬉しかったよ、東のグランドキャニオン(大げさなキャッチフレーズ!)、
周りから言われた通り、そんなに凄い景色ではないけど、自分の運転でゴールにたどりつけた。
それから谷底までONE WAYの下り坂を進み、川底からニュー・リバー・ゴージ橋を見上げる。
この景色だな、ウェストバージニアらしさを写真で表現するのなら。
今回は出張だからミラーレスカメラしか持ってきていないけど、次はフルサイズで撮ろう。
真冬なのに15℃はある温かい日、マウンテンバイクで来ている人もいた。
New Riverといいながら、全米で最も古い川で、世界でもナイル川の次に古いとか。
当初は利便のための橋だったが、次第に観光名所としてウェストバージニア州の顔となった。
半日もあれば十分な見所、記念すべき僕の最初の冒険地。
朝焼け、黄昏、真夜中、新緑、紅葉、NDフィルターでの長時間露光、どの写真も試してみたい。
チャールストンから1時間半ぐらい、気軽に行ける観光地はここぐらいかな。
ニュー・リバー・ゴージ橋との初めての遭遇。