ようやく訪れる機会に恵まれた高遠城の桜、思えば10年越しの念願。
あれはハネムーンの長旅、白川郷へと向かう道中、高遠城の桜を見ようとして立ち寄ったら散り終わり。
僕にとってはいつか訪れたい夢の場所だった、高遠城の桜。
あれから10年も経って、今日は観光というより本気の写真撮りのために高遠城に来た。
三脚からフルサイズ一眼レフカメラやら、重装備で構えての高遠城への挑戦。
高遠城の桜のことはずっと昔から聞いていた、天下第一の桜だと。
それも子供の頃からのイメージ、信州の桜名所=高遠城の桜というすり込み。
信州伊那市にある高遠城、武田家・高遠家のイメージが強いが、仁科盛信(武田信玄の異母弟)が奮戦したのが高遠城だったな。
中央アルプスの山と残雪、そして色の濃い高遠城の桜。
城と桜だけでも主役級2つなのに、山と残雪は強力な副役。
トータルしてこの高遠城の光景を見て納得、これは日本の桜名所だね。
高遠城の桜は華やかだ、こうして青空になっていれば尚更。
雪に閉ざされた冬の鬱憤を晴らすように、高遠城の桜は色濃く輝く。
この桜の美しさは、長かった積雪による我慢の裏返しと理解すれば納得。
前夜から車中泊で来た甲斐があったよ、朝から移動してきたら高遠城手前と駐車場待ちで大渋滞だっただろう。
満開の桜に良い天気、ありがとう。
まるで10年前の失敗を穴埋めするかのように、季節も自然のタイミングも絶妙。
赤色の強いコヒガンサクラはキレイなものだ。
夢のひとつを叶えることができ、胸のつかえが取れたよ、高遠城の桜写真。
高遠城の桜は素晴らしいものだった。
特に桜の色の濃さ、やや紅色をしたコヒガンサクラと青空、そして遠景の中央アルプスの残雪。
ただ、それをどう写真に撮って表現しようか、イマイチ僕の腕では表現しきれなかった感がある。
PLフィルターとNDフィルターを使い分け、標準レンズをD800で、望遠レンズをV3で、三脚を持って。
気合入れて早朝から撮った高遠城の桜、だが僕の技量で個性を出すのは至難の業だと感じた。
桜、城、残雪の山、青空。この美を組み合わせて閃きを創ろうと、無心になって撮り続けた3時間。
流石は天下に知られた桜の名所・高遠城、その圧倒的な魅力は引き出せなかったと痛感。
なんと言うか、表面の美しさは撮れたが、誰でも撮れる写真だった。
やはり時間帯かな、早朝か夜景で撮らないと一捻り入った画像にはならない。
満開の時期ぴったりに来たし、青空が出て山の残雪があり、これ以上ない自然環境なのに。
いつかまたチャレンジに来ようかな、この偉人を超えられる写真の腕が身に着いた頃に。