東寺の五重塔、それは紅葉夜景の写真名所だと聞いた。
確かに、その昔に桜夜景撮影で訪れたけど、それは素晴らしかったから。
瓢箪池を鏡として、五重塔のリフレクションを撮影、もう素晴らしさの頂点。
ライトアップ中は、金堂にも入れて、夜の雰囲気の薬師寺如来坐像は、美の最高峰だったよ。
紅葉リフレクションだけでも贅沢なのに、京都の象徴のひとつ・東寺の五重塔が。
入口の桜の大木とライトアップ。
宝蔵の水堀からの五重塔。
駐車場からの五重塔も撮影スポット。
ライトアップされる赤い紅葉。
美しいお姿、新幹線で京都を通り抜けるとき、必ずあなたのお姿を探します。
水面に濃い紅葉色。
似たようなアングルでも、あっちでも撮って、こっちでも撮る。
京都の紅葉名所は数あれど、五重塔と撮れる東寺は京都らしさも含めることができる。
2016年4月、東寺の桜写真
東寺~密教美術の宝庫、国宝の仏像を見るために通った日もある。
満開の桜を一眼レフで写真に撮ろうと、朝一番の晴天を期待して訪れる。
昨夜の東寺夜桜ライトアップが素晴らしかったから、日中の桜も撮りたくなって。
五重塔と桜の重なりは最高の被写体、朝は逆光だから昼過ぎの光が良いか。
新幹線で京都駅を通り過ぎるとき、窓の外に見える五重塔は京都のシンボルだった。
それが東寺の五重塔であると知ったのは大人になってからのこと。
仏像の素晴らしさは言葉にならない、現代にも引き継がれている東寺の美。
一本の巨木、五重塔、この両頭があればいい。
夜とか青空とかの味付けを変化させればキレイなものが続けられる。
2016年4月、東寺の夜桜写真
偶然の出会いとはあるものだ。
予約したホテルが東寺に近く、ライトアップがある日、桜が満開になったばかり。
清水寺の夜桜を撮りに行こうとしていたけど、予定変更。
2016年の春時点では、東寺では三脚・一脚の持ち込みOKなんだ、カメラマンとしては安定した写真が撮れる。
「三脚持ち込み可能ですか?」と電話で聞くと「たぶん大丈夫だと思います」と。
実際に東寺に来てみると三脚を持った撮り手が一杯、ありがたい計らい。
五重塔と満開の桜の重なり、黒い夜の背景に華やかな桜の色。
画質優先!と単焦点58mm一本で撮影していたけど、
もう少し画角の広いレンズがないと全体像は撮れなかった。
春の京都、夜景の桜なら東寺がGoodとは知りませんでした、
三脚使えるし、写真の品質優先なら東寺だ。
夜10時までのライトアップ、遅い時間帯なら観光客も少なく、存分に三脚を立てられた。
願わくば節度を守ったカメラマンだけが三脚を持ち込んで欲しい、禁止されると悲しいからね。
素敵な出会いが偶然に、一眼レフで存分に撮った京都・東寺の夜景写真でした。
2010年4月4日
密教美術品の宝庫、東海道新幹線から見える五重塔は京都のシンボル。
僕はそういうイメージしか、東寺には持ち合せていなかった。
桜満開の季節、東寺を訪れてみるとどうだろう、入口に構える枝垂れ桜の美しいこと!
満開の枝垂れ桜越しに撮る五重塔は、春の京都をそれだけで体現しているじゃないか。
仏像に夢中になるはずだったのに、その前に枝垂れ桜の虜。
これほど見事な枝垂れ桜は、他には円山公園のものぐらいしかない。
醍醐寺や平野神社が桜咲き乱れの美ならば、東寺と円山公園は一本勝負の太幹桜。
気を取り直して、講堂と金堂の仏像を拝見。
ここ東寺は京都でも最高峰の仏像を保持している、貴重なお寺。
講堂の立体曼荼羅図は、もうありえないぐらいの宝物の連続。
僕の一番の興味は、不動明王。
東寺の不動明王は、日本にある不動明王のうちで、インド・中国の原型に最も忠実なもの。
肩から腕のラインには、インド・中国の原形を湛えていて、しかも猛烈に怒っている様に遠慮がない。
その他にも国宝・重要文化財の仏像が無数に立ち並ぶ様は、なんとも背筋が伸びる思い。
特別拝観できた宝物館をまわると、まだまだ出てくる、おびただしい数の密教美術品。
まさか空海の風信帖(有名な書)のオリジナルがあるなんて!
三国志の呂布そっくりの仏像・兜跋毘沙門天まである。
凄いな、東寺、その宝物の種類といい、数といい、質といい。
2023年4月30日
京都タワーに初めて登ったけど、夜景の主役は東寺五重塔だった、あれこそ京都のシンボル。
泊まったホテルの展望場所から撮った東寺と五重塔、西山に沈む太陽。
京都タワーは高くないし、すごい夜景ということではないようです。
ただ、めちゃくちゃ外国人観光客が多かった、びっくりした。
京都の夜景に何を期待するのかわからずに登った京都タワー。
肉眼でも見えた異質な形、あっ、東寺五重塔だ!と心の中で声に出す。
望遠鏡から覗いた東寺五重塔、やはりあなたが京都駅周辺の主役でした。