本当に素晴らしかった撮影場所は、紅葉と新緑をセットにして、初めて完成すると思っている。
新緑の嵐山祐斎亭を再訪してみた、あの丸窓ごしに見る新緑はどうなっているのか、、見てみたい、撮ってみたい。
外の光量が強過ぎるから、だいぶアンダー目にして白トビを抑え、緑色を自然な状態に。
美しい一枚になった、毛氈の赤の暗さ具合がアクセントに。
水鏡リフレクションした緑色、その境目はどこなのでしょうか。
広角レンズだとちょっと画質が落ちるが、肉眼で見えていた景色はこんな感じ。
テーブルへのリフレクションがはっきりと分かる。
独特のセンスに溢れた場所ね、嵐山祐斎亭は、この窓の配置とか。
嵐山祐斎亭を代表する3つの窓を1枚で撮る構図。
お庭から嵐山祐斎亭の外観、お金とセンスが込められた別荘か。
水面リフレクションされた新緑と枝たち、直接木々を撮影しているものではありません。
磨き上げられた机が新緑のリフレクションを作る。
シンプルですが、最高に美しいシーンはやはりこの撮影スポットだ、渋いのにどこかポップさも含んでいる。
水面で分身していく嵐山の新緑たち。
嵐山祐斎亭の入り口をくぐる時はドキドキする、異世界へのワープがそこにあるのだと。
新緑の嵐山祐斎亭を存分に写真撮影できた嬉しさをここに残すよ。
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「嵐山祐斎亭」動画を、YouTubeにあげました!
2021年11月20日
これはどうしたことだ、丸窓が連結したお部屋、その奥には嵐山の紅葉景色が。
嵐山祐斎亭という和風センス溢れる場所を、今まで訪問してこなかった自分を悔やむぐらいの場所。
20mm広角レンズで3つ子の丸窓を撮影する、ピントは紅葉に合わせて、明暗差を考えて。
下のアクリル板に反射した丸窓が、ダブルになって、それはもう目を引く写真に。
夢の水鏡と名付けられた、本物の水鏡。
紅い紅葉がドレスのように広がって、なんとも艶やかで鮮やかな景色になった。
計算された場所や角度なのだろう、偶然こうなった、なんて口が裂けても失礼で言えない。
50mmのF1.2レンズでは丸窓の良さが撮れない、嵐山祐斎亭では標準レンズではなく、広角レンズが活躍する。
川端康成の部屋、広角レンズで撮る額縁風景は京都と代表する美。
↑の写真の下段部分は水鏡に映った紅葉、もう非現実と現実が入れ替わっているかのような。
↑も同じく水鏡、紅葉の赤色具合といい、水鏡の中の幻の方が、より紅葉を写実している?
平安時代より貴族たちの別荘があった場所だってね、その文化の名残を感じる嵐山祐斎亭。
嵐山の船遊び、大堰川の水の色が印象的ね、そこに華を添える秋もみじ。
天然のコピー、水鏡の反射を追いかけて、ひたすらシャッターを押す時間、僕は完全無心に。
美しいもの、詩的なものを求めて、それが楽しいカメラ活動。
次は季節を変えて新緑の時なのかな、あるいは紅葉ライトアップの夜に訪れるべきなのかな。
嵐山祐斎亭の素晴らしさを知ってしまった以上、きっと僕はまたここに撮影に来るでしょう。
SONYの広角Gレンズ(SEL20F20G)で撮ったこの日、きっと次は広角GMレンズで勝負に来るでしょう。
その日を楽しみにしておきますよ、嵐山祐斎亭の美しさよ。