夏の夜の夢幻とか、お盆に相応しい特別な祈りとか、そういう概念が似合うね、春日大社の中元万燈籠。
こちらは「燈籠」という漢字を採用、「灯籠」ではないのね。
19時の開門前から並ぶ、だってそのあとは東大寺万灯供養会にハシゴだもん。
2大イベントを一気に撮影できるお盆の奈良公園、それはそれはカメラマンにとって幸せ。
春日大社に入って前半部分は燈籠は多くないから撮影スポットではないかな。
人々は興奮して停滞しがちになるし、まぁそれもそうなるよね、後半部分に万燈籠の撮影場所が固まっている。
三脚は使用禁止、一時のイベントだから人の数が多く長く立ち止まっての撮影はできません。
なんとかISO感度を上げて、できれば単焦点レンズで撮影、あとは柱に身体を預けてブレ防止。
空に青色がなくなってきてから、暗くなってからが撮影時間と思う、暗闇に浮かび上がる燈籠。
大宮や中門と一緒に撮ろうとしてもそうカメラスポットはありませんでした。
やはり廻廊に並べてある無数の燈籠を撮ると美しい、奥行きを見せて、ボケを利用して。
ピントをどう合わせるとか、構図を考えるとか、正味1時間もない撮影タイムを夢中で楽しんだ。
もう1周したいぐらいの撮影気分でしたが、次の東大寺に向けて奈良公園を歩き出す。
燈籠に書かれた文字や内容を見ると、なんだか長い歳月や人々の信仰の深さを感じる。
ライトアップ伝統行事のトップクラスに間違いない、春日大社の万燈籠。
お盆8月14-15日と、2月節分だけに見ることができる。
11年ぶりに訪れての撮影でした、下にある写真を構図は似ているけど、撮影機材はもちろん私の技術もアップしたと感じる。
2013年8月15日
8月15日・お盆の夜、春日大社万燈籠という行事があると聞いた。
奈良・春日大社の境内にある3,000の釣燈籠と石灯籠に明かりが灯り、幻想的な空間になるという。
それは魅力的な提案だよね。
釣燈籠が幾つも重なり合っているシーンなんて、古都・奈良に相応しい美しい絵。
聞くだけで日本らしいお祭り・伝統行事だとすぐに分かり、カメラマンとしては訪れてみたい気持ちで一杯になった。
奈良公園を歩き春日大社へ入ると暗闇の森に包まれる。
参道を飾る無数の明かり、中元の夜だけに行われる春日大社万燈籠への序章。
伝統文化であり、夏の夜の楽しみでもある。
多くの人が浴衣を着たり団扇で涼を取りながら歩いているよ。
春日大社の本殿に入ると、それはもう期待していた以上の場面が迎えてくれた。
無数の釣燈籠、春日大社のカラー・朱色と重なった光景は、美しいとしか表現ができない。
釣燈籠だけでは心は動かないかもしれないけど、朱色の柱や建物と合わさって美が増幅。
残念ながら三脚使用禁止だったから、写真に撮るのは苦労した。
釣燈籠の灯りを引き立てるために他のライトも控え目にしているから、辺りは薄暗い。
ISO感度を6400まで上げたり、身体を柱に寄り掛かったりして、なんとかブレを防ぐ。
こんな時、NIKON D800の性能は抜群で、ISO6400であることを感じさせないぐらいでしょう。
他のカメラマンさんたちも必死に良い写真を撮ろうと工夫している様が、共感できたなぁ。
美しいものを美しく撮ろうとするのは本能だ。
この環境下で見事な写真が撮れれば、そのカメラマンの技術と装備と準備が優れているということ。
中元の夜、燈籠を灯して祖先の冥福を祈願する、
その心根の優しさが燈籠の美に顕れていると思った、春日大社の万燈籠の写真。
2009年撮影
春日大社の燈籠写真、奈良公園観光の一眼レフ撮影スポット
3,000基もの燈籠があるらしいね、ここ春日大社には
朱色の境内は数多くの寺院にあれど、春日大社がすべてのベースだという気がする
朱色の総本山は奈良の春日大社っていうイメージが止まらないのだ
砂利の線には、神がかり的なものを感じない?
ホウキか何かで付けただろう線なのに、結界が張られたかのように思える
奈良公園をわざわざずっと歩いてくる価値があるなぁ
奈良公園の緑と、春日大社の朱、奈良を代表する二色かな
豊かな緑に囲まれ、春日山のふもとにある春日大社だから、古代から神域にある場所
えんむすびの神様でもあるようだ
なんてカワイイ鹿みくじさんでしょ
こんなにみんなに愛されるなんて、春日大社さんも幸せだなぁ