早く暖かくならないかな、春になったら色々なところへ撮影でお出かけしたい
そんなことばっかり考えて過ごす冬の一日、思い立って真冬の写真を撮りに出た
茶臼山の中腹にある面ノ木原生林、ここは愛知県でも樹氷が見れる場所だと聞いてね
豊田市の足助町を過ぎたところから残雪が見られるようになり、気温もマイナス5℃ぐらいと寒い
面ノ木原生林に着いたら、この通り、雪化粧真っ只中、マイナス10℃の世界だよ
ただ、この日は残念なことに、樹氷らしいものは見られませんでした
もっと厳しい天候条件が必要なのだろうな
面ノ木原生林の奥へ奥へと徒歩で入り込んでいく
素晴らしいパウダースノーをかき分けて着いた天狗棚展望台からは、素晴らしい眺望
寒い中でも晴れ間が見えてきて写真は撮りやすく、でもちゃんと平原には雪の白色が残っている
デジタル一眼レフカメラ2年目、思いつくままに撮っていちゃダメだと、専門誌で勉強中
構図を考えて撮るも、耳の冷たさは耐え難いものがあった
普段と異なる自然環境なら必ず面白い写真撮影ができるよ、と自らを鼓舞して先へ先へと進み、寒さに負けずにカメラを構える
何かの動物の足跡をたどって、深い雪を歩くのって、最高の贅沢ですよ
今この時点では、人間はほぼ誰も周りにはいない、ということが貴重に感じる
アーチになる草木が、素晴らしいアートに見えた
こんもり盛った雪の三角、かわいいなぁ
これだけでも写真映えする
風車が立ち並ぶ面ノ木原生林、朝8時ぐらいからの樹氷撮影でした
撮り終わった頃には空はすっかり晴天、こんな良い日には樹氷が撮れる筈もない
一足早い紅葉が茶臼山高原に訪れている、毎週末恒例のドライブ。
道端の彼岸花もいつしか終わり、銀杏の大木が黄に色付いていたり、
季節の変わっていくスピードの確かさに、感動というか、なんだか納得。
茶臼山ドライブウェイに乗ったら、本格的に紅葉が目に入ってくる。
山頂は冬にスキー場になるぐらい、三河一帯では一番標高がある場所が茶臼山だから、季節が早い。
すでに山頂の紅葉ピークは過ぎていて、リフトに乗ると寒風が吹くばかりで美しいものはない。
去年から芝桜を植えているようだから、春になったら芝桜を見るためにまた来ようかな。
秋から冬の始まりへ、茶臼山の空気がそう告げていた。
あんなに長く続いていた夏の面影など、微塵もない。
いつの間にか、暑さは過ぎ去っていたのだ。
やはり永遠は続かなくて、季節は巡っては、また巡る。
そんな当たり前なことに気付かせてくれた、茶臼山高原の旅かな。
まだ僕は日本の美を探して旅をしている途中。
色々なものを見て、美醜の判別ができるセンスを養いたいと思っているよ。