⭐️普通の写真 写真(お城)

刈谷城・亀城公園の桜写真撮影、春のお花見名所と刈屋城水堀

あなたは亀城公園の桜と言うけど、私にとっては刈谷城跡公園に桜の写真を撮りに来たと言う感覚なのだよ。

亀城公園の桜写真

個性というものを桜の写真でどう見出せば良いか、これがカメラマンの永遠のテーマ。

普通の公園で、青空と桜の色の対比を撮るにもすでに飽き飽きしている。

亀城公園の桜写真

だから、亀城公園ではなく刈谷城址で桜を撮影する、という言葉に置き換えたとき、

桜とお城の相性の良さを考えると、イメージするだけで亀城公園は刈谷市の桜名所なのだとほぼ決めつけることができるじゃないか。

大袈裟に言えば、エア桜写真撮影を脳内でできる写真家の想像力の勝利。

亀城公園の桜写真

自画自賛はさておき、亀城公園付近にある決して駐車台数が多くない駐車場に車を留める。

道路から見るだけで亀城公園の桜の数が多いことは分かった、650本と聞くから多い方だ。

亀城公園の桜写真

刈谷城のお堀に桜を絡めると、それだけで最高の御馳走が出来上がった。

桜と水と石、原始的だけとこの3点こそが和風桜ハーモニーを奏でてくれる。

お堀に朱色の橋がかかっていて、堀の水景の中心というか主題に朱色の橋を持ってきて、

周囲に桜を散りばめる、まぁそれ以上の被写体はないだろう。

亀城公園の桜写真

堀沿いをぐるぐる歩いてフォトジェニック・プレイス・ハントしていると、椿の赤色が地面に落ちた場所があって、

桜とお堀、もうそのシーンが傑作なのは一目で分かった。

刈谷城に限ったことではないが、お城の風景は桜の引き立て役としては最良。

色の異なる桜同士を重ねて絵を作ろうとしても難しいが、桜と石堀を合わせれば納得の一枚が自動生成される。

そう、刈谷城・亀城公園はその設定だけで勝つことが確約された桜名所なのだ。

亀城公園の桜写真

徳川家康公の生母・於大の方の父・水野忠政が城主として知られる、刈谷城。

尾張織田家と三河松平家の狭間にあって、見事に知多半島を治めた水野氏。

刈谷城は亀城とも呼ばれていたから、今は亀城公園なのね、わたし的には「刈谷城公園」の方がそそられる名前なのだが。

刈谷城の桜写真を撮りながら戦国武将たちに想いを馳せる、それはユニークな桜旅となった。

亀城公園の桜写真

外堀の車道側から豊田佐吉胸像方面へと離れていき、望遠レンズで赤い橋を狙おうとする。

亀城公園の桜写真

それが最も桜と橋を両立させる角度と分かったのに、なんと、橋の奥には駐車場に止っている車が写ってしまう、難しいものだ。

亀城公園の桜写真

刈谷城の天守閣あたりには何もなくて、往時に思いを馳せるシーンは得られない。

亀城公園の桜写真

それにしても亀城公園全体に桜が散りばめられていて、これは刈谷市内では桜名所と呼ばれるのが納得な場所。

亀城公園の桜写真

お堀と桜、花散るときには花筏(はないかだ=桜の花びらの絨毯)ができるだろう。

亀城公園の桜写真

それを地元で楽しむことができる刈谷城公園は写真名所なのだよ。

2023年1月29日

桜は咲かない冬ですが、この日は刈谷城(刈屋城)の縄張りや地形を見るために訪問。

かつては海城だった刈谷城、この本丸のすぐ隣には船着場と海辺が広がっていたのでしょう。

刈谷城の写真

隅櫓の復元計画があるらしい、この土塁の上に隅櫓が欲しいなぁ、刈谷城の象徴として。

ただの桜公園ではない、刈谷城は尾張と三河の国境で、奪い奪われた戦いの跡地。

刈谷城のすぐ裏の平地、あぁ、ここはかつて一面の海だったのだ、向こうの住宅地まで海が続いていた。

水野家、家康生母の於大の方、刈谷城の名のある人たち。

刈谷城の写真

桜がない季節の水堀は空虚ね、色のない世界に。

寒い週だったから水堀が一部凍結して氷になっている。

海を背にして、水堀を巡らせて、この刈谷城はなかなか守りの堅いお城だったのでしょう。

堀が拡張されて池になっている、確かに刈谷城の規模にしては堀の幅が広すぎる。

海に浮かぶようで、水堀を巡らせていて、大手門から本丸へ、土塁が見事で、そんな往時の刈谷城をイメージした。

安城から刈谷を車で走っていたら、景色に心打たれて思わず車を停めた。

よさみのクスノキ、僕は躊躇わずに時間をとって写真撮影していたよ。

刈谷城から海を隔てて向こう岸、村木砦址がある。

今川方がここに砦を築いて、その排除のために織田信長が電光石火の襲撃をしたという村木砦の戦い。

電車の線路の向こうの平地は海、ビル群の手間に刈谷城、目でも見て取れる地理感覚。

この海辺の寒い場所で、2月末に行われた村木砦の戦いだと、どれだけ悲しい人の営みだ。

於大公園にある、緒川城の移築城門、美しいお姿だと思う。

緒川城の水野氏の墓所、尾張と三河の狭間で苦しんだ国衆なのでしょう。




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