京都大原まで来ると観光客の人数がグッと減る。
さらには寂光院に至ると、もう限られた人たちだけ、新緑写真を撮りたかった僕にはぴったりだね。
寂光院、平家物語「大原御幸」の舞台になった、ひっそりした尼寺。
寂光院の本筋?とは関係ないかもしれないが、山門をくぐってすぐ右にあった、この上の景色に心奪われた。
毛氈の色、新緑はもちろん、和風の建物、この3つの揃い方が素晴らしくて、この場所だけで何枚も写真を撮った。
有名なのが山門へと繋がっていくこの石段、美しさに身震いしながらシャッターを切った。
それにしてもゴールデンウィーク2日目なのに、この通り無人の瞬間が多々あって幸せ。
4月末ではまだ新緑は若過ぎるか、青々しい、緑が弱いって感じはある。
一応、本堂も撮影しておきましたが、カメラマン的にはこれではない、これ以外が大原寂光院の魅力。
諸行無常の鐘楼、まさに平家物語の世界観を彷彿とさせるお名前ね。
建礼門院徳子の御庵室跡、あなたはどんな心境で生きていたのか、そっと聞かせて欲しいよ。
大原三千院あたりとは異なる雰囲気ね、寂光院。
隠棲の里という先入観が僕を惑わせているのかな。
ベスト写真撮影スポットを20mmの広角レンズで撮ってみた、ちょっと画質は落ちるけど、また異なる印象が出る一枚に。
男性は出入り禁止とか肩身が狭いとか、そんなことはありませんでした、寂光院。当たり前か。
大原のはずれ、ずっと昔の京都のお寺の感じが残る寂光院、ひとりでゆっくり歩いて見物&写真撮影を楽しんだ時間。