猿投まつりの写真を撮るのは一瞬の勝負。
何しろ夜祭りで、周囲の明かりはあるとはいえ、ひたすら暗い。
ISO感度を上げても、F値を開放値にしても、理想は叶わない。
この日の機材は、カメラはα7VIでISO20,000、レンズはSEL50F12GMでF1.2、それでもこのノイズだらけの有様。

ベストショットは上の一枚、水平は全く取れていないけど、薙刀の先端がくっきり写っていて、人のポーズは撮れた。

馬の塔(おまんと)が境内に入ってくる、黒背景に赤い日の丸の扇子に煽られて。

この白装束が祭りのスタートなのかな、きっと選ばれしもの、役あるもの。

出番前に撮った御神輿、あれが猿投神社の主。

掛け声の後、一瞬のうちに御神輿は移動される、一瞬の出来事をなんとかまぁまぁピント合わせて写真撮影ができた。

東の宮と西の宮の御神輿も入ってくる、連写したからそれなりにピントあった一枚が残っていた。

それからが棒の手の奉納だ、地元の若者たちが頑張ってくれていた。

十手や短刀、鎌では太刀に勝てないよ、まぁこの棒の手は訓練がわりだからそれも分かったことか。

華を見せる傘、2つ揃うと尚更。

ピントを手前の提灯に合わせて、メインの人々をボケに変えた。

今回も最高傑作!という一枚は撮れなかったけど、楽しいお祭り撮影でした。
2014年10月11日
猿投祭り写真、棒の手・御輿渡御・馬の塔、豊田市猿投神社

猿投祭りの試楽祭、「御輿渡御」と呼ばれる瞬間ワザを見逃すな。
掛け声が最高潮に達したとき、このお神輿は担がれ、拝殿へと瞬時に移動する。

猿投山中腹にある西宮・東宮、年1回猿投祭りの時に、猿投神社で集結。

16世紀後半に始まった猿投祭り、東海の三英傑が牛耳った戦国時代。

神輿を担ぐスピードにこだわりがあるのね、神様やご先祖を敬う気持ちか。

飾られた馬(馬の塔=おまんと)が中心の行列、猿投祭りの華やかな部分。

猿投祭りは見どころ・棒の手奉納へ、室町時代から続く農民の自衛のワザ。

息の合ったペア、長年の練習の賜物か、少しでも呼吸を外せば大怪我。

1.4G/58mmのレンズ1本で撮影に来た、1.4Gで撮ったが、少し絞った方がいいか。
このレンズの特長、ボケの素晴らしさ、全体通しての明るさには舌を巻く。

ハイトーンの奇声が棒の手流の気合、独自の動きもあるし、他所では見られない芸能だ。

衣装へのこだわりも惚れ惚れする、よくぞ、みなさんで徹底されていらっしゃる。

武具が傘や十手や鎌だったりする、身近な武器や農具を訓練につかった名残だろうか。

足を狙った攻撃をジャンプしてかわすシーン、タイミングを重ねた成果ね。

若者の鍛錬、地元の結束、お祭りはそういう性質が濃い、猿投祭りもその典型。

写真映えする猿投祭りと棒の手奉納、猿投山が与えてくれる恵みのひとつ。
2013年10月13日
猿投祭り・棒の手の写真

猿投祭り・試楽祭での御輿渡御、担がれて出てきた御輿。

この御輿を瞬時に移動させる御輿渡御が、猿投祭りの最高潮かな。

祭りの始まりを猿投神社に報告する姿、服装に伝統を感じる。

御輿渡御、疾走する御輿、写真画像に撮ろうとしても走っているから速過ぎて撮れませんでした。。。

あれよあれよ、と言う間に御輿が担がれて。

完成形はこのように、3つの御輿が並ぶ。

そして始まったのは「馬の塔」と呼ばれる、馬を神社に奉納する行事。

神事かもしれないが、馬を曳いたパレードで、賑やかな囃子と掛け声のもと、皆で練り歩く。

これぞ猿投祭り!という派手な絵だ、写真画像に撮るのは難しいのですが。

それから始まるのが棒の手の奉納。

親方の仕切りの元、若者たちが気合十分に演武する様、これも日本の祭りだなぁ。

よく練習しているのが分かる動きでね、二人で息を合わせて技を披露。

傘を使ったアクションもあり、心身の鍛錬+魅せることも忘れていない。

農民たちが権力者たちに隠れて武術の鍛錬をするため、棒の手が生まれたという。
猿投祭りは、伝統を守り、見どころを忘れないところに魅力を感じた。
猿投神社にて、御輿渡御・馬の塔・棒の手で有名な「猿投祭り」を写真に撮る。
幾つも日本の祭りを撮っているが、スピードライトで明るく映し出した写真が好きになれない。
ブレて失敗するリスクを甘受しても、オレンジ色の臨場感を出したい。

御輿渡御は一瞬で終わるから、場所取りが勝負。初めてのお祭りでは何が何時どこで行われるかが分からなくて迷う。
地元の方に聞いたり、ベテランカメラマンの後を追うのが常道だが、結局どのお祭りでもそれなりの写真は撮れた。
猿投祭りでは、猿投神社境内の四方殿の滝側に陣取るのが最良だった。

棒の手奉納では場所を変えて撮り続けていたが、そう極端な人混みでもないからどこでも撮れる。
祭りの参加者たちの邪魔にならないことを心がけている。

手持ち撮影ではブレ率が高いから、一脚を使うのがお気に入り。
機動性に欠けるから三脚は使わない。

伝統を守り続けている猿投祭り、棒の手は訓練を重ねて息を合わせないと大怪我につながる、演じる若者たちに拍手だ。

馬の塔と呼ばれる、馬を伴ってのパレード、いきなり始まるこのシャッターチャンスを十分に捉えきれなかった。
猿投祭りの写真を撮り続ける間、祭りの昂揚感をこちらも感じて、何百枚も撮り続けてしまいました、とさ。