しばらく長距離トレイルランニングをしていなかった。
過労で失っていた気力体力を取り戻した後の冬休み、海上の森〜猿投山〜岩屋堂〜定光寺36kmトレイルランニングに挑戦!
海上の森の入口駐車スペースに車を停めて、そこから走って歩いて定光寺駅まで、電車で山口駅まで戻り、走って駐車場まで戻る。
日中14℃まで上がる温かい冬の日、朝9:20はまだ寒かった。
これまで長距離トレイルランニングでもカメラマンのプライドでカメラを持っていたが、
今回からは i-Phone15proを左胸ポケットに入れ、いつでも取り出して写真を撮る。
これが本当に新鮮かつ便利で、私のトレイルランニング人生でも革命的なこと。
このページの写真の通り、i-Phone15proの画質ならちゃんと写真日記になるのです。
林道分岐を物見山方面へ、熊が出そうな静かな林道、2kmも歩けば身体が温まる。
物見山の山頂から名古屋駅方面を物見する、敵軍が押し寄せてくる様子は見られなかった。
ここでウィンドブレーカーを脱いでNIKE PRO WARM+コンプレッションウエアだけになる。
脱いだTHE NORTH FACEのノベルティスワローテイルベントフーディ NP71376 ジンクグレー(ZG)を
途中どこかで落として行方不明に、2013年からの愛用品だったのにごめんよ・・・。
紅葉が終わり、直近で雨も降っていない日、足元は最初から最後までこんな枯葉ふさふさの山道ばかりでした。
海上の森から猿投山赤猿峠寄りの峠、ここが一番道に迷いやすい、写真左上から降りて、右下へと抜けていきます。
送電線の足元から眺望を楽しむ、赤猿峠はもうすぐ。
猿投山の赤猿峠から降ったところ、岩の滑り台とでも呼びたい名所。
林道のヘアピンカーブを超広角レンズで撮った。
白山眺望ポイントからは、きれいな積雪のお姿が見えました。
雲興寺11:40着、ちょうど10km、まだまだ余裕でこれまで休憩らしい休憩なし。
紅葉の名所・雲興寺、ここから岩屋堂までは10年前の私が愛用していたトレイルランニングコース。
ここを片道利用するというのは初めて、今までにない走り方。
自然児童遊園 ねむの森の手前に、よく見かける白い面の落ち葉たち。
地面が急に明るくなるので、ちょっと驚きがある。
ねむの森〜岩屋堂公園の途中にある大岩(この下でキャンプしたらWILDだな)。
登り切って、あとは岩屋堂公園まで真っ直ぐ下るのみ、という手前のベンチ。
ここで自撮りするのがルーティンだったので、この日も撮ってみた。
初めての休憩と栄養補給をこの12km地点で。
岩屋堂公園まで降りてくる、紅葉時と夏の水遊び時を除けば、そう人はいない。
この辺り、赤い橋を入れての紅葉時写真が美しい岩屋堂公園。
岩屋堂毘沙門天堂の迫り来る天井を超広角レンズで撮ってみた。
暁明ヶ滝はいつ見ても涼し気。
岩巣山展望台までの急勾配で体力を使った、最後の方には鎖場まである道。
岩巣山展望台から名古屋駅方面を見通す。
3倍拡大写真、ちゃんと高層ビルのシルエットまで見えるのね、申し分ないよi-Phone15pro。
元岩巣山13:37着、17km、そろそろ疲れが溜まってきた。
この先の看板で定光寺までまだ15kmほどあると知って、「暗くなるまでにつけるか?」と不安に駆られた。
体力はまだ大丈夫にしても、朝ゆっくりスタートだったせいであと3時間ほどで暗くなってしまう。
切羽詰まってきて、一層必死で走るようになった。
せせらぎ沿いを降り、車道を経て、久しぶりの民家が見えてくる、白岩の里だ。
白岩の里14:00着、18km、まだ全体の半分。
白岩の里を越え、363号線を跨ぎ、東海自然歩道に入ると道が平坦で一気に走りやすくなった。
ここから定光寺までの往復25kmは2011年に走っているけど、ほぼ何も覚えていない、時が随分過ぎたのね。
超走りやすいトレイルが終わると、なんと街に出た(昔の記憶が全然なかった)。
中平橋までは普通の車道、時間に追われる私は必死に走った、ここが時間の稼ぎ時とばかりに。
中平橋14:34着、22.5km。
中平橋近くの神棚にお願いする、なんとか足が攣ることなく、明るいうち、まだ寒くならないうちにゴールできますように、と。
30km前後からの足攣りを警戒して「コムレケア」を飲んだ、それから予備用に持ってきたエナジードリンクも投入。
足は疲労が溜まってきていたが、まだ走れるように全ての装備を使った。
中平橋から蛇ヶ洞川沿いの広い景色を走っていると、12年前の記憶が蘇った、そうだこんな道を走ったっけ!
また山道に入って、248号線の頭上を越える。
低山登りになった、しかも上の写真のように京都トレイルか?と思うような美林に出会った。
12年前にこの辺りで羽虫の大群に悩まされたはず、12月の今日はそんな敵勢に出会うこともなく快走。
山星山15:48着、26.5km。
どうやら明るいうちのゴールができること見えてきて一安心。
大洞峠で207号線を跨ぐ。
そうそう、12年前も道路を跨いだことを記憶していた。
中小企業大学校 瀬戸校の前に出た、この辺りが12年前と道が変わっていた。
正伝池の六角堂16:34着、31kmちょうど。
実質ここがゴール、平均ペースは13'59''/km、スタートの海上の森駐車場から正伝池まで7時間14分。
ゴール少し前で右足攣りか?の感は出たけど、問題なくてまだ走れるので定光寺の長い石段へ向かう。
定光寺公園の正伝池を徒歩で歩くなんて、まさかこんなところまで走ってこれるなんて。
時間切れの恐れがあって、サバイバル気味になって走った後半はスリルがあった。
素晴らしい桜の木があった徳川義直公廟所は工事中で入れず、あの桜の木にゴール報告をしたかったが。
定光寺本堂にご挨拶、なんとか明るいうちに届きました。
定光寺本堂を離れてすぐの16:51の空がこちら、もう寒い風と暗闇が迫っていた。
廃墟ビルが美しい?城嶺橋を通る。
ここから犬山城まで44kmトレイルランしたのは2年前のことでしたね。
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高蔵寺までの電車を待って、トレイルランニング格好のままで堂々と乗車して、山口駅まで戻った。
山口駅から海上の森の入口駐車スペースまでの約2kmが一番辛かった、寒くて暗くて。
最終的に36km、46,000歩という長距離トレイルランニングになったし、歩きだけじゃなくて特に元岩巣山以降は走った。
厳しい仕事1年半に過労死、46歳を迎えた私の身体はもうダメ?と勘ぐっていたが、そんなことは全くない。
30歳前後と同じペースでいつまでも走れる身体に鍛え上がっているみたい、自信を持ってこれからも過ごすよ。