2024年9月28日
標高1,450mの水ヶ塚公園は、準高地トレーニングができるトレイルランニングコースがある。
足元はウッドチップでふわふわ、走りやすくて素晴らしい。
真夏は暑い下界からエスケープして、この富士山五合目を横移動で走るのが最良ね。
ぐるぐると回れば1周1km相当にはなるかな。
腰切塚展望台まで上がってみたけど、見事に全面の霧で富士山全く見えず。
こんな階段もあるし、ほんと、トレイルランニングの練習コースとしては良いね。
森の駅に隣接していて、駐車場・トイレ・自販機・食堂にお土産物屋さん、と環境がありがたい。
2024年9月21日
富士山を走る、という巨大な夢を叶えたトレイルランニングストーリー。
山頂登山コースはもう閉鎖だけど、五合目から横移動で走るコースがあることを知ったので
それなら標高1,450mの準高地トレーニングになると喜び勇んで、御殿場口の新五合目駐車場から走り出す。
五合目で22℃、御殿場市内は29℃、東京なら33℃ぐらいか、とにかく涼しくて念の為2枚の重ね着をしてスタート。
幕岩までは森の中のトレイルロード、富士山登山道とは異なる優しい道。
幕岩近くになると景色が一変するところがあった、どう見ても富士山噴火の溶岩が流れ出しただろう痕跡。
富士山ならではの足元の黒い土、まぁ火山噴出物なのでしょう、他の山では見かけたことがない。
シカさんと目が合ったので会話しながら幕岩を過ぎる。
可愛らしいキノコが合ったので、食材としてのキノコは苦手だけど、写真だけは撮っておいた。
幕岩上〜三辻〜御殿庭は急に登山の様相、そして9/21にしてもう紅葉が始まっていた。
美しい森林が続くのね、と詩人をしていたら、御殿庭下〜御殿庭中〜御殿庭上までが鬼のような急坂の連続。
正直この日は五合目同士を横移動予定で、標高を上げるとは思っていなかったら手持ちの水は500mlだけ補給食もなし。
勢いと好奇心で御殿庭上までは登ったが、もちろんここで停止。
標高2,150mの御殿庭上、スタート地点から700mも登ってしまった。
宝永火口の美しさ、荒々しさに写真撮影が止まらない。
気温は18℃、強風も吹いていて、ここで水も尽きたので下山開始。
見たこともないデザインと模様をした山景色の連続、大冒険をしている感。
森林限界の上の雲のスピードが速いこと、気候が急激に変わるシーン。
富士山頂に登る前に、練習として宝永山(2,693m)まで行ってようかな、あの険しい稜線を辿って。
帰りはほぼ走りで三辻〜四辻〜二ツ塚〜大石茶屋と降る、単調なので音楽かけてスピードを上げて。
大石茶屋手前からの「大砂走り」は心地良かったな、ブレーキをかけながら一気に走り下った感じ。
無人の大石茶屋と富士山頂、無事に大冒険から生還したことで安堵。
13kmを3時間30分、高低差は1,100mだってさ。
水と補給食があればまだまだ耐えられる、この富士山一帯のトレイルランニング旅は素晴らしい眺めと
とんでもない冒険感があるから、季節を変えて、ルートを変えて、何度でも挑戦しよう。