
他手合浜

総合評価
| 名所レベル | 湖面からの子抱き富士が良い 冬の早朝撮影では好条件が重なる 朝日が前面から登る、湖面凍結 | |
| 行きやすさ | 高速出口からは遠いが、 精進湖面すれすれまで車で行ける | |
| 撮りやすさ | 撮影場所は快適 | |
| 撮影成功率 | 富士山は天候次第 | |
| 満足度 | 形の良い富士山の写真が好条件で撮れる | |
| 合計 | 100点中92点 (23/25) |

行き方
| ルート | 富士吉田料金所から車20分 |
| 駐車場 | あり、観光客用、無料、50台 |
| 駐車場の住所 | 〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進483 |


撮影場所
| どこで撮る? | 他手合浜(読み方:たてごうはま)の精進湖沿い |
| どの方向で撮る? | 精進湖から大室山越しに「子抱き富士」の構図 |
| 撮影地点のバリエーション | 大室山越しの「子抱き富士」の構図一択 |
撮り方
| 季節 | 11-4月の富士山冠雪時、もしくは1-2月厳寒時の湖面凍結時 |
| 時間帯 | 朝(7-10時) |
| 天候 | 晴れ |
| レンズ焦点距離(35mm判換算) | 50mm |
| レンズフィルターの要否 | C-PLフィルター必要 |
| 三脚の要否 | なくても大丈夫 |
| 三脚が使用可な場所? | 使用可 |
| 撮影時の障害 | 特になし |
| 場所取りは必要? | カメラマンも観光客も少ないので心配なし |
| 構図と主題 | 大室山越しの「子抱き富士」の構図 |
他
| トイレ | あり |
| あると便利 | 帽子(日除け)、手袋(風で寒い) |
撮影実例
2025年11月16日
紅葉時の精進湖を訪問、季節を変えて新しい写真撮影、いつだって今日今の撮影が最高であるように。

紅葉をカーテンにして、わずかに冠雪した富士山を撮った。

湖面すれすれからの一枚、紅葉の彩度がちょっと高めだったか。。

赤と青が半分づつを占めた。

朝8:21だとまだぼんやりした富士山、日が差すお昼前後の方が良いのかもしれないね。
2025年10月26日
富士山は見えない曇りの精進湖他手合浜、特に撮れ高ないですけど、スローシャッター30秒で何かを撮影してみた。

水蒸気の流れが湖面にリフレクションして、これはこれで幻想的。

それでも正面の富士山がいないから主役にかける写真、こんな時もあるさ。
2025年9月6日
台風一過の早朝4:28、50mmで30秒スローシャッター、星空は線になって美しくないが、湖面ツルツルにしたかった。

冬の冠雪富士山しか魅力極まらないかと思っていたら、夏のヌードな富士山もシルエットすっきりで素敵。

朝の爆焼けはならなかった5:10、けれども湖面に若干のリフレクション。

湖面にまぁまぁ強い電灯で照らすと、富士山リフレクションの陰影が消えて、見たことのない水鏡になった。
2025年7月19日
真夏には真夏の良さがあるだろうとは思っていた、どうしても富士山の姿は隠れがちな夏場であろうとも奇跡はある。
精進湖他手合浜の富士山と、夏の朝霧を掛け合わせてみた。

朝5:45頃から待ち構えていたら、精進湖までの道路からは富士山くっきり見えたのに、精進湖他手合浜からはもう何も見えない。
上のベストショットは6:35撮影、朝霧がまだ払い切らないわずかな瞬間。

富士山頂あたりはすっきりと晴れている、でも湖面からの朝霧が世界を阻んでいる。

5:52ではピントを合わせるのも難しかった。

6:44にはクリアな子抱き富士構図、冠雪が全く見えない富士山が夏を象徴しているのね。

この6:03の世界から、45分ほどの間に閉ざされた世界→開かれた世界に一変。

富士山頂が見えてきた時は心の中で声を上げてしまう、あなたはやはりスーパースター。
2025年4月29日
桜が咲く他手合浜/精進湖、しかもまだ残雪はっきりと、春ならではの一枚でしょうか。

真冬がベスト写真季節かと思いきや、春桜の素晴らしさにも出会ってしまった。

この日は望遠の単焦点レンズ135mmで初撮影、これまで撮れなかった画角になった。

右下に精進湖のサインを入れて、私は愛車とは撮りませんが、ここは愛車との記念撮影スポットだな。

朝の精進湖、あの凍てついた真冬は終わったから、カヤックの人たちがいた。

等間隔で並んだカヤックと、富士山頂は残雪が強風で吹き飛ばされているのが分かるほどの荒々しさ。
2025年2月9日
寒い朝、でも仲間たちとの遊び訪問だから早朝でもない。
ここで仲間たちとの集合写真を撮ったのは、僕の写真人生でもメモリアルな瞬間でした。

投げ石をすればキュィーンという変わった音になる、一人の時は決してしなかった遊び。

寒くて短時間で引き上げた、ガチ撮影の時は1時間でも2時間でも平気でここにいるのに、観光旅行モードだと耐え切れない。

ここ2-3日の寒さで一気に湖面が凍っていた、常に表情を変える本栖湖、来てみないと様子が分からないよ。
2025年2月6日
とても寒い朝、到着時の朝6:00で-9℃まで下がった快晴の朝、こんな時をカメラマンは待ち望んでいた。
数日前から天気予報を読みまくって、この朝だという平日の午前中、仕事をお休みにして、精進湖他手合浜へ乾坤一擲の撮影トライ。

AM6:05のスローシャッター30秒、ほぼ闇中でもオートフォーカスは合った、劇的ドラマ朝富士山の始まり。

AM6:38、富士山の裏側(静岡県)で朝焼けが始まった、雲だけが赤く染まってくる。
この日はAM6:40が日の入り。

AM6:56、明るくなってきてシャッタースピード1/2000秒でリフレクション富士山を試みる、しかもこれF1.2で撮ったのに鮮明。

AM7:08に山の陰から太陽が上がってきた、F16で光芒化して撮る、陽の力で2-3℃は瞬間的に暖かくなった。

予想外すぎる驚き、急上昇した気温で湖面に毛嵐が発生、わずか数分で消えたが、自然現象の妙だった。

陽が上がり切ったAM7:20には撮影終了、充実した一日の成果をこの時間帯に得たから、もう今日一日のピークはおしまい。

富士山を取り巻く自然環境は本当に先が読めない、どんな写真が撮れるかその場で変わってくる、それも楽しみなのでしょう。
2025年1月18日
数日間寒さが続いた、積雪もまずまず、土曜日の朝4:30起きでワクワクしながら車を走らせる。
6:47頃の日の出に対して、6:00過ぎには精進湖/他手合浜に到着という準備万全。

上の写真は昼12:16撮影の富士山リフレクション写真、真ん中にあるのは凍結した氷、その手前で風の影響を受けない水面に反射させた。

7:05、朝日が上がってくる、凍結した湖面すれすれのアングルで撮影、富士山頂の雲が失せなかったのが心残り。

7:22、朝日を受けると凍結湖面上の氷たちが輝き出す、F2.8で玉ボケを大量に造成。

7:13、NDフィルターを使って15秒のスローシャッター写真、雲を流す。

真っ直ぐの構図は、子抱き富士で完成されている、加えて精進湖の凍結と左上からの日の出。

底の浅い精進湖だから湖面凍結する、富士五湖の他でこんなに凍る池はないから、氷キラキラは精進湖ならでは。

日中の湖面凍結の様子、このかけらたちが丸ボケを生んでくれるという奇跡の連鎖。
2025年1月11日
精進湖・他手合浜で狙う構図は決まっていた。
精進湖面から大室山越しに「子抱き富士」の構図、ギリギリのローアングルで。

思いがけないアドリブが入った、湖面は凍った部分と溶けている部分が混じった状況、
朝8:33の強い逆光を受けて、その溶けている部分が玉ボケになってくれたんだ、F2.8の絞り値にすると玉ボケがキレイな形に。

立ち上がってハイアングルから撮ると、湖面の凍結が分かる、それでも玉ボケが入ってくる。

昨夜はマイナス7℃ぐらいまで下がったのかな、氷がキラキラと輝いて。

精進湖の中心部分は氷がなかった、全面凍結ではない日。

氷の上で若干の富士山リフレクション写真、やはり厳しい自然環境時に美は宿るのですね。
2024年12月31日
大室山の頭上の窪みは、富士山頂の窪みとシンクロしている、「子抱き富士」の構図は神がかり的な自然の奇跡ね。

他手合浜(たてごうはま)も富士山写真撮影スポットのひとつ、その中でもレベルの高い存在。
2016年4月16日
精進湖・山田屋ホテル前からの一枚が下の写真、富士五湖の桜名所を求めてドライブ、昔の思い出に浸りながら。

精進峠
精進湖にあるもう1つの絶景写真撮影スポット、それが精進峠だ。
他手合浜の近く、金風荘横にある登山口、パノラマ台入口から1時間ほどの登山になる。

日中スローシャッター30秒で表現するために重い三脚を持参したのは辛かったけど、NDフィルターも使って雲をブラせた。
大室山の向こうには霧、富士山が真っ直ぐ前に見えて、精進湖は足元、樹海と足元の森が紅葉している。

精進峠の狭い展望台から三脚立てて撮影していたら、ふと思った。
精進湖際からの富士山写真も良いけど、高所からの俯瞰写真になる精進峠からの富士山撮影って最強ではないか?と。

惜しいのはここは50mmの標準レンズではなく、24mmあたりの広角レンズの方が雰囲気が出る。
この日は軽量化のために広角レンズは車の中に置いてきた、あぁ、その点だけが悔やまれる、だからと言ってiPhone撮影で満足はしない。

眼下の紅葉ぶりは特筆すべきね、ここまで上がってくる山道も贅沢な色使いだったっけ。

いつもの他手合浜が下に見える、精進湖の向こうにこんなに広い樹海が、青木ヶ原が連なっているとは気付かなかった。
この地形、溶岩が流れ出して精進湖を形成したって思うと、富士山噴火の破壊力の凄まじさよ。

上の写真もスローシャッター30秒で雲を不自然な形にしてみた。

精進峠をさらに精進山方向へ歩くと、新しい写真撮影スポット「精進峠展望台1と2」がある。
こっちの展望台の方が、富士山・大室山・精進湖が一直線気味に並ぶから、写真撮影的にはより優れた場所ね。

精進峠展望台2がベスト中のベスト撮影場所だけど、登山道から展望台への道が分かりにくいし、
展望台自体が油断すると滑落しそうな岩場だから、だいぶ注意して撮影しないといけない。

それにしても登山してきた成果(富士山の写真)は抜群だ、自分の足で苦労しないと来れない秘密の場所。

またひとつ確かな富士山写真撮影名所を知った、そんな喜びを感じた、精進峠展望所&展望台だった。
パノラマ台
駐車場
精進湖他手合浜駐車場、無料、約50台、常時開放
住所 : 〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進
トイレ/自動販売機あり(内)
パノラマ台入口の木看板が登山口

2025年11月16日
精進湖側からパノラマ台へと登ってみると、途中の紅葉ぶりが素晴らしかったのはびっくり。

登山道を登り始めたぐらいの場所、その色とりどりぶりが素晴らしかった。

パノラマ台からの富士山は、朝だったので、ぼんやりとマスクをして顔隠しているようなお姿。

やはり途中途中の紅葉色が素晴らしくて、止まっては写真撮影をしてしまう。
2025年1月11日
子抱き富士山と青木ヶ原樹海を目の前まっすぐに撮影できるのがパノラマ台。
富士五湖の精進湖まで一緒に撮れるかと思ったけど、パノラマ台はその画角ではない。

堂々たる富士山ぶり、標高1,325mのハイポジションからの撮影になる。

本栖湖の色が美しかった、場所的には本栖湖と精進湖の中間点の山頂にある。

精進湖側からは平坦だけど長い登山口を普通は60分ほどかけて登る。
この日は時間なかったのでトレラン技術を使って行きは40分、帰りは25分で往復した私。

遠く河口湖が見えた。

真正面から向かい合う富士山、なんだか撮影していて照れる。

パノラマ台山頂の撮影場所は広い、目の前の伐採もしてくれているので富士山写真撮影には快適なスポット。
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