遠い記憶の底にあるトレイルランニングコース。
雲興寺→岩屋堂→岩巣山展望台→元岩巣山と走り抜けて、その逆を辿って戻ってくる14kmの山走り道。
広角24mmのRX0IIで撮る雲興寺の正面、惚れ惚れするお姿も懐かしい。
本堂の美しさは屋根の色からではないかな、地元・瀬戸市の赤津焼が使われた雲興寺の屋根は特筆すべき。
トレイルランニングコースを走り出す前の時間、凛々しさで僕の背中をピンと伸ばしてくれる名刹・雲興寺(うんこうじ)。
本堂向かって左手奥に進むと、東海自然歩道への入り口が見えてくる。
このトレイルランニングコースは何度も走ったんだ。
「確か、この峠を越えると下りになって、キャンプ場が平地で・・・」
と記憶を辿って走り方を考えようとする。
実際に走ると、東海自然歩道は僕のメモリーに近い形で迎えてくれる。
それがなんだか嬉しくて楽しくて、僕はニヤッと笑って走ったり。
それでも何かが違うと感じた。
距離感だ、記憶の中の雲興寺→岩屋堂はもっと長かったような。
この4年の間に僕の身長が高くなったのかな、世界が広がったのかな。
だからあっという間に感じた、雲興寺→岩屋堂のトレイルランニングコース?
ひとつふたつ山谷を越えたら岩屋堂に到着する。
冬の間は地味な色になっていて、冬眠しているかのような岩屋堂に思えた。
そうそう、この巨石とその下の祠を記憶している。
暁明ヶ滝は冬の間は水量も乏しく、あなたが勢いを取り戻すのはまだ先の季節。
ここら辺までは僕の走るスピードも早く、余裕の塊。
岩屋堂から岩巣山展望台までの、決して楽ではないがシリアスではない山登りで足を上げ下げしていると、一気に体力を使ってしまう。
平地の続く三河〜尾張の平野の景色が開ける、中央には名古屋中心部の高層ビルが見えるよ、岩巣山展望台からは。
走り足らない僕は更に奥へ、白岩の里はちょっと遠いから途中の元岩巣山をゴールに設定した。
春は野鳥のさえずりが心地良い猿投山一帯。
冬は発汗での消耗がなく、走れるだけ走れるのが利点。
なんでもない道なんだけどね、トレイルランニングを堪能できるコース。
元岩巣山では景色が開ける、尾根に腰を下ろして息を整える。
ゴールに相応しい空間のような気がする元岩巣山。
元岩巣山から瀬戸大滝を経由して雲興寺まで戻る。
手元のアップルウォッチが測ってくれたのは、往復14km・4時間ほどのトレイルランニングタイムだった。
「お変わりなく、互いにね」そんな会話を交わした再会トレイルランニングコースだったよ。
2015年
愛知県の名トレイルランニングコースは雲興寺からの東海自然歩道だろう。
雲興寺から岩屋堂を経て、岩巣山展望台~元岩巣を往復。
ざっと往復14kmか、ここは紅葉の名所だが、秋の始まりにもまた違う風情がある。
猿投山の麓、瀬戸の雲興寺には紅葉の写真を撮りに来たな、直線の参道が美しい名刹。
本堂の横から始まる東海自然歩道をトレイルランニング、以前に良く歩いたコースだが、今回は久しぶり。
本格的に身体を鍛える前、雲興寺から白岩の里まで18kmを往復で歩いたら疲労困憊になった。今は快調に走れる。
岩屋堂の中だって撮れる明るい単焦点レンズ、走るのと合わせて写真を撮るのは楽しい。
岩巣山展望台からは名古屋駅の高層ビルだって、ナゴヤドームだって見れる。紅葉はちと先か。
緑豊かな猿投山麓、春は野鳥のさえずりが素晴らしかったことを思い出した。
標高500mの元岩巣で考え事をしたら、折り返しスピードを上げて瀬戸大滝まで走る。
シャッタースピード 1/4,000秒 で撮る瀬戸大滝の流れ、肉眼とはまるで違う。
往復4時間かけて走ったり、撮ったり、考えたりしながらのトレイルランニング。
今年も秋にはまた少し走りに出ようか、汗が心地よい季節、愛知県には良いトレイルランニングコースがある。
岩屋堂の紅葉写真、瀬戸観光の一眼レフ撮影スポット
僕はいつも岩屋堂に下りてくる、正面から岩屋堂を訪れたことがない。
雲興寺から山道をトレイルラン、2つの山の起伏を越えて、岩屋堂に下りてくる。
瀬戸の紅葉の名所と言われる岩屋堂の裏から登場さ。
川の流れ沿い、岩屋堂は桜と紅葉の見どころ。
全般的にはさびれた観光地だから、人もまばらだけど、美はあちこちに点在している。
山と山との間を分け入ったところにある、この岩屋堂、自然の匂いがする。
春は鶯の鳴き声がいっぱい、秋は落ち葉のふかふか具合がお見事。
夏なら奥の滝まで足を延ばして、涼を求めればいいさ。
その裏手からは、キツい登り道が続いて、だいぶ苦労して登り切ると
ほら、この通り辺りを一望できるビューポイント。
紅葉の季節、なんとも色彩豊かな丸と丸の塊が見えるでしょう。
そうそう、変わった自動販売機が岩屋堂にはあります。
ほら、あまり聞かないよ、「おでんの自動販売機」って。岩屋堂一番の珍名所。
雲興寺までの道すがら、落ち葉いっぱい踏みしめて
こんな紅葉の小名所、それが愛知県瀬戸市の岩屋堂
雲興寺の紅葉写真、瀬戸観光の一眼レフ撮影スポット
瀬戸市の雲興寺は、隠れた紅葉の名所。
猿投山の麓、森と山に囲まれて、音静かに雲興寺は佇んでいる。
新緑もいいが、雲興寺がもっとも輝くのは紅葉の季節だ。
トレイルランのために、雲興寺を起点として猿投山や岩屋堂や白岩の里を訪れている。
今日は雲興寺の紅葉をデジタル一眼レフD800で撮りたくて来た。
時期はばっちり、紅葉のピークシーズン的中!
本堂付近の紅緑色の重ね具合は素晴らしく、カメラをあちこちに構えて夢中。
朝日を浴びる雲興寺の紅葉が良いと思い、早朝から来て正解。
規模や飾り方からいって、5つ星の紅葉ってわけじゃない。
せいぜい3つ星、この瀬戸市の雲興寺は隠れた紅葉スター。
その3つ星が、普段着で肌にピタリと合って心地が良い。
雲興寺は猿投山の神様の恵み、ナチュラルなままの美しさが残る山寺。
トレイルラン 岩屋堂
2011/06/26 11:21:00
ちょっとまとまった距離を走ろうと、雲興寺⇔岩屋堂⇔白岩の里 往復15kmコースを計画。梅雨の合間の気温の高い日、33℃+湿度85%だろうね、久しぶりの真夏日とムシムシの天候に、走り出してもペースが上がらない。これは僕の体力が、引き続きハードな仕事に消耗しているから?それとも1年ぶりの猛暑に、身体が付いていっていないから?随分心を痛めながら考えていたが、まぁ、両方なのでしょう。50分ぐらいで岩屋堂についたけど、どうやら白岩の里まで往復する体力がなかった。初めてじゃないかなぁ、予定をギブアップしたのは。ここは無理せず、岩屋堂をゴールにして、付近を走ってみることにした。子供たちが川辺で水遊びしている岩屋堂、6月の紫陽花も紫に、僕のラン・ファッションとも合う。敗戦を認め、瀬戸大滝でガックリする僕。いつの間にかこんなに痩せ衰えてしまったのか。ストレスから解放され、また在りし日のように全力で走れる日が来るまで、あと半年か。出向が終わって、元会社に戻れば、心と身体のゆとりを取り戻すことができるだろうよ。太陽の光を燦燦と浴びて、若い緑色に光っていた草。暑苦しい森の中でも、はっと目をひくほどに、美しい場面だった。この日は初めて「アミノバイタルプロ」を飲み、長距離を走れるようにアンチショック アルパインポールまで持ってきたのに、結局10km程度のランにしてしまったので、心残りは大きかった。ちょっと身体を休めよう、僕は。「ば・馬鹿な、この俺が負けるなんて・・・」雲興寺を後にして、僕はリベンジを誓う。そんな負け戦トレイルラン、岩屋堂までの往復10kmぐらいでした。
白岩の里⇔定光寺 トレイルラン
2011/05/05 15:54:00
白岩の里から定光寺までの往復25kmばかりをトレイルランしちゃいます。GW連休に熊野古道・中辺路で25kmを歩いてきたけど、なんだか走り足りなくて。ただし、こんな長距離を走ったことがないから、秘密兵器としてモンベルのアルパインポール・アンチショックを帯同。シングルトラックにマーティンウィング、僕の知り得る範囲のトレイルラングッズの最高峰を集結して、この世紀の戦いに挑む。白岩の里と定光寺の間はずっと平坦なトレイルばかりだ。ちょっとばかりの峠はあるが、走っても踏破できるレベルのもの、トレイルランをするにしたら、絶好のコースなんです。ただし、小さな羽虫がイヤってほどまとわりついてくるのが問題。歩いていても振り払えないぐらい、走れば気にはならないけど。マーティンウィングプロのアミノバイタルやらオニギリやらを目いっぱい詰めて走って、エネルギー補給しながら片道12.8kmを走る走る。アルパインポール・アンチショックのお陰だけど、足に少しの疲れを残しただけで2時間後には定光寺に着いていました。定光寺の境内で休んだ後、帰りの道も2時間少しで順調に走り切ることができました。途中、リスの姿を見かけて、かわいー♪と思った。しかし、このコースは小さな羽虫がイヤだから、冬の季節しか走れないと思うよ。この日は人生最長の25kmのトレイルランをしたけど、足にも身体にも疲労はさほど残っていなかった。それもこれも、アルパインポール・アンチショックや、他のノースフェイス製品のお陰。仲間たちに守られて、楽しいトレイルランができて、僕は幸せ者だなぁ。自信がついたから、近いうちに熊野古道・中辺路の40kmをトレイルランしたい。我ながら、新しい世界へようこそ。