川売(かおれ)の梅、新城市観光の一眼レフ写真撮影スポット。
奥三河、それも普段ならなかなか外からの人が行かないところ。
そんな完全な奥地にある昔ながらの里山・川売地区はこの瞬間だけ観光地になる。
3月後半に賑やかになるのが川売の梅、一年で一番忙しく美しい時期。
素朴な色しかない山里が、急に鮮やかな梅の色に埋め尽くされる。
そんな決めつけをしては川売住民の方に失礼か、ある意味では年間で唯一うるさく落ち着くことができない時期がこの春の梅シーズン。
街からすれば普通の色だけど、天然の色しかない川売で見る梅の花は強烈な存在感。
石垣の地味な色との相性に目を奪われた。
華やかだ、梅の色は華やかだ、春を感じる。
桜ではなく、梅の名所に特化した川売、梅は食用にもなるからかな?
南高梅という種類を中心とした梅の木が1,500本もあるのだとか。
見て楽しい梅、食べても美味しい梅ってことね。
梅の木が、段々畑に植えられているところがまた素敵。
春一番の景色を撮ろうと3時間のフォトウォーク。
フルサイズ一眼レフカメラ・単焦点レンズ・一脚、僕にできるベストな撮影器具と撮影技術で向き合った川売の梅の花。
日本の原風景が残っているよ、川売の里。
早い春を感じたいなら梅の里・川売(かおれ)、冬から春へと変わる瞬間。
例年、3月20日前後に川売の梅は見頃を迎えると聞く。
奥三河に春の訪れを告げる川売の梅を写真に撮ろうと、阿寺の七滝の撮影を終えると愛知県新城市の川売地区へ。
だがしかし、季節の旬を読むのは容易なことではありません。
2016年の川売の梅は3月19日朝時点でまだ4分咲き。
雨上がりの川売の里、水蒸気でも出ていないかな?と期待したが、すぐに快晴に変わり、花粉は飛ぶが水蒸気はなく。
梅の花のピークはここから5日ばかり先でしょうか、1週間ほど先走って来てしまったようだ。
川売の梅の最盛期が終われば、間もなく満開の桜が撮れる。
僕は何を焦っていたのか。
春色の何かを写真に収めたくて、カメラマン心がいてもたってもいられずに。
冬の終わりから、一番早い春に切り替わるのが川売の梅、それは焦るよ。
里山の生活の中、この季節にだけ極端に人気を集中させる川売の梅の写真。
そのピークを撮って元気をもらおうとした僕。
福田寺しだれ桜写真、武田信玄ゆかりの設楽町観光名所
愛知県設楽町の福田寺、ここは有名な桜名所
古い桜の巨木が、福田寺の守り神のように
お地蔵さんの赤い帽子が、赤い花と色が重なってステキな一枚
青空に大きく両手を広げて、あの武田信玄ゆかりの福田寺のしだれ桜は春に揺れている
文句つけようがないぐらい、魅力たっぷりに輝いている桜があった
池に浮かぶ、美の桜の残骸は、散った後でもまた美しさを残して
種類が古い山桜なので、葉の一枚一枚は小さい
それでもこんなに地面を埋め尽くす山桜、絹のように美しい
八橋ウバヒガン桜の写真、愛知県設楽町の桜名所
愛知県設楽町・八橋地域、年間でこの一瞬だけ、派手に輝く桜が。
ウバヒガン桜の名前の通り、足腰が曲がった老人をイメージさせるように、
大木はきしみ、ゆがみ、年齢を感じさせる
しかし、この通りに翼を広げるように咲き誇る桜は美しく
八橋ウバヒガン桜は一年のほとんどを美の造成に注力
たった1週間程度、美の頂点を春の桜に賭けているのか
いつになっても衰えない美しさを、人間だってできるさ、きっと。