ずっと行ってみたかった場所、日本三景のひとつ・天橋立。
天橋立・傘松公園の夜景写真、ここも京都府観光一眼レフ撮影スポット。
京都府にあるとはいえ丹後の奥にあるから、今まで僕が知っている京都府とはもう別物。
若狭湾・日本海に面した天橋立・傘松公園は、京都府の真裏のイメージ。
ニューヨーク州(京都府)における、ニューヨーク市(京都市)とナイアガラの滝(天橋立)の関係性と同じ、って言っても伝わらないか。
思い返せば、17歳の時に宮城県の松島へ行ってから、何となくずっと憧れていた場所が天橋立(あまのはしだて)。
日本三景というものに、無条件の憧れを感じていた僕。
アメリカに赴任する直前、最後に行ってみたい場所を自分の心に問いかけてみた。
すると、天橋立が浮かび上がってくるではないか。
単焦点レンズで撮る天橋立の夜景が欲しくて、夕方前から傘松公園に歩いて登る。
ロープウェイは早い時間に終わってしまうからね、徒歩でないと時間帯が合わない。
誰もいなく、風の涼しさを楽しみながら三脚を構えての本気撮りカメラマン。
時間の経過とともに表情を変える天橋立、永遠に続く時間かと思って撮り続けた夜。
股のぞきから見た昇龍の図、これに憧れ続けていた僕の二十数年間。
これが自然にできた姿形とは思えないよ、こんなにはっきりした橋。
小さな夢を叶えて幸せな夜になった、天橋立はこれで僕の心の中に。
本当に人工の島じゃないの? あれは幻ではなかったのか、天橋立の夜。
海外赴任前の心残り 日本の美を探す写真撮影の京都旅行
もうアメリカ出発直前、休みを取った最後の自由な一日、心残りを一掃しよう。
どこだ? 撮り残して心を迷わせている場所は? 伏見稲荷と天橋立だ。
伏見稲荷大社には京都トレイルランニングや家族旅行で3度も訪れているが、
フルサイズ一眼レフで本気撮りしたことがなかった。
外国人が訪れる京都観光名所ナンバー1なのに、
まさか京都観光マニアを自称する僕が最後の最後に訪問する場所になるとは。
3時間ぐらいかけて伏見稲荷大社の山を下から上まで一周する、
よくぞここまで朱色鳥居を並べたもの、執念に脱帽ね。
もう25年ぐらい来たいと思い続けていた場所だった、天橋立は。
夜景の本気撮りができて光栄。
半年ぐらい前から、撮影したい場所をリストアップして、ひとつひとつ訪れていった。
これで一通りのメニューをこなしたことになる、
日本の美発見の旅は一旦中止して、アメリカ冒険の旅が始まるのか。