2023年2月18日
足助にあるもの、楽しいもの、中馬のおひなさんはそのひとつ。
花餅というおしゃれな飾り、早春にも花が欲しいから、カラフルなお餅で。
大正時代とか江戸時代とかの雛人形があるのは驚き。
写真の被写体として、どうアートに撮るかを考えるだけの日々。
武田信玄公が土人形になっているのは、奥三河の足助ならでは、甲斐国の影響力が残っていたのか。
おびんずるさん、自分の痛い箇所を撫でると、自分の痛みが和らぐとか。
都会のイルミネーション風で、足助の町の飾りでした。
黒電話は使用中ではなかったけど、資料として残っていた。
大好きな海鼠壁、ちょっと新し過ぎるか。
紅葉でもなく、新緑でもなく、雪もないけど、香嵐渓の景色はこの日も輝いていた。
2014年8月10日
足助たんころりん写真
足助の夏祭り・たんころりんの夕涼み。
季節ごとに変化する足助、夏は竹カゴと和紙で作った灯りを並べて風情の演出。
明るい単焦点レンズと三脚で写真に撮ろう、今年のぼくの夏休みの冒険。
蒸し暑さのことは視覚の楽しさで忘れた、写真の出来栄えに一喜一憂して時間も数えられなかった。
マリリン書店の横、マリリン小路は予想とたがわぬ詩的ぶり。
足助川沿いのたんころりん、日常を美しく飾る足助の町。香嵐渓の紅葉や足助祭りだけではない。
人影をブラして動感をアクセントに。
カメラは時として、五感で感じた以上の詩的を写真で表現してくれる。
足助のたんころりん写真、夏の夜景写真の名所。
綾渡の夜念仏、多くの飾りを必要としない行事。
この現代においても全てが人の力だ、肉声の念仏と手に持った鉦の音だけ。
お祭りではないな、亡くなった人たちへの慰霊の気持ち。
愛知県豊田市・足助/香嵐渓から更に山奥、平勝寺の境内で8月10日/15日に行われるのが綾渡夜念仏。
暗闇に包まれる直前の7時、平勝寺の参道を歩き始める行列、綾渡夜念仏の写真撮影ベストポイント
日本全国でも290件、愛知県では12件しかない「国指定無形民俗文化財」に指定されている綾渡夜念仏と盆踊り。
何もない、念仏の唱和だけがある、演出などは何もない、いらない。
この1年間に亡くなった人の家を訪れて念仏で慰霊をし、余興として盆踊りを見せる、お盆の伝統行事。
三河山間部で昔に行われていた夜念仏も、今ではこの綾渡に残るのみだと言う。
盆踊り、音頭取りが肉声だけで歌うのだ、マイクは使っているけど、録音した音頭ではない。
何も楽器はなく、下駄の拍子だけが聞こえる、これは鎮魂の踊りなのだ。
伝統を受け継いだ人たちの覚悟、その中でも楽しみを見出したようで生き生きとしている。
見物客にとっては珍しい夏祭り、子供たちは無邪気に走り回り、カメラマンはフラッシュを焚いて写真を撮りまくる。
本来、綾渡夜念仏は呑気に写真撮影をする場でもないのだろう、寛容に受け入れてくださり、ありがとうございました。
足助まつり・足助八幡宮の山車の写真
秋の足助まつり、日が暮れた後に山車が足助八幡宮へ出入りするシーン。
日の丸の団扇を両手に、ハイスピードで踊る姿が滑稽であり、祭りの勇ましさを兼ねている。
写真よりは動画で見るべきだが、3人が息のそろった片足ダンス、加速度的に増すリズム。
山車を守る役の人たちが掛け声をあげて歩く、担いでいるのが鉄砲と分かってびっくり。
山車の上では3人1セットで踊り続ける若者、あれは体力がいくらあっても続かない。
江戸時代から続く足助まつり、高さ6mの山車が4台。
フラッシュを焚いて全体像を撮ってみよう、立派な山車なのだ。
暗い場所だからISO3200-6400に上げて撮影、解放値すれすれなので色の薄い出来栄え。
足助には名物が多い、香嵐渓の紅葉、平勝寺の綾渡夜念仏、たんころりんの夕涼み。
足助まつりほど、写真に撮りずらい祭りもない。周りは暗く、山車のダンスは早すぎる。
出役棚と呼ぶ舞台が若者たちの主役の場、息が続く限り踊るのだ、踊るのだ。
どの祭りも独特だが、足助まつりも例にもれず強烈。
足助(あすけ)おひなさん祭りの写真
おひなさまを見に、豊田市・足助地区までドライブ。
足助は「あしすけ」じゃなく、「あすけ」と読みます。
愛知と長野を結ぶ三州街道、塩の道と呼ばれる街道の宿場町だった足助。
足助町中をあげて、おひなさん祭りを盛り上げている感じ。
民家が揃って古いおひなさまを開放していてね、大正から江戸時代から、色々なものがある。
三河土人形という文化で、加藤清正など有名な戦国武将が創られていた。
おひなさまといっても、創られた時代がまちまちだから、色々な種類があった。
カワイイ牛車、こんなのも昔の人たちの目を楽しませていたのだ。
三河土人形だって、こんな面白い作品もありました。
足助町の古い町並みの一角、マリリン小路。
なにしろ古ーい足助町だから、こんなクラシカルな看板がある。
なにしろ古い田舎町だから、制服屋さんにこんなレトロな少年人形がある。
イノシシ肉を売っているのも足助の特徴、イノシシさんの毛皮を干しているところ。
いつも静かな足助・中馬街道が、この季節ばかりは大した人の数。
宿場町の風情を残している一角。是非訪れてみて、おひなさまシーズンに足助を。