まさか自分がCOMPLEXのライブに行くとは思わなかった。
2024年5月16日、東京ドームでの「日本一心2」。
16歳から31年間もファンを続けている吉川晃司・布袋寅泰に直接逢えるとも思っていなかった。
日本一心2のニュースに触れた瞬間、ライブのチケットにトライしようとは即決した、
僕が生きているうちに、そしてお二人の元気で円熟したパフォーマンスを観れるのは、これが最初で最後の機会だと感じて。
2011年の日本一心1は、娘が生まれた直後だったから行くことは叶わなかった。
ランニング中の僕は、あのライブの音源をたくさん聴ききました、もう何十回とリピートしたことか。
現実感はなかったけど、木曜日に休みを取って新幹線で東京へと向かう、COMPLEXのライブかどうかも半信半疑。
いくつかの用事を済ませた後、御茶ノ水駅で降りたら人の多さにびっくり、それもみんなCOMPLEXのグッズ持っている。
ファン層は50代以上ばかり、強烈に並んでいたグッズ販売、僕のシートはグランド1塁側2列と前の方だった。
前座は省略しよう、BE MY BABYで二人が登場して、ガッチリ握手交わすシーンを見て歓喜。
何を想ったのか、PRETTY DOLLのイントロで涙が出てきて、涙に滲むどころか、涙の雫が僕の両頬を伝った。
えっ?なぜ泣いているの、この前の父の別れでは泣いたけど、その前はもう10年以上泣いていないのに。
堪えきれない感情、何か鬱積していたものが吹っ切れたのでしょう、
全曲のメロディと歌詞はほぼ知っているから、大声は出さないものの一緒に歌って、両手を振り上げた。
そして、LOVE CHARADEと1990でもまた泣いてしまった。
人前で泣くことなんて一生ないだろうに、まさか5万人の前で?
そろそろ休憩に入るの?と心配していたけど、全然休まなくて、あの年齢でもタフに演じる二人。
初めて肉眼で目にした布袋寅泰は、ビデオで見ていた動きを本当にしていた(当たり前)。
そして言うまでもなくギタープレイはあの布袋寅泰の名前が書いてある音だった。
吉川晃司は去年にOVER THE 9で見た時よりもキレキレに見えた。
二人の個性は素晴らしいのは当たり前の上、ライバルが隣にいればお互いを高めあるものだから。
死ぬ前に吉川晃司・布袋寅泰に直接逢えて良かった、思い残すことがひとつなくなった。
まだ若いけどそう言わしてもらおう、それほどに、僕の心を揺さぶる体験がCOMPLEXのライブでした。
言葉を得意とする僕なのに、なんだかライブの感想は言葉に書けないな。
肉眼で見れてよかった、肉声を聞けてよかった、ライブ感を共有できて幸せ。
もう誰のライブに行かなくても良いよ、一生の心残りを振り払った時間。
帰りは名古屋行き最終新幹線に間に合うかどうかがギリギリ、焦ったし駅まで走ったけど、なんとか間に合った。
感動を噛み締めながら新幹線で過ごしていたよ。
忘れ難い体験、言い過ぎではなく「これからも生きる勇気」を貰えた日本一心2でした。
あまりの強烈体験で、人生観にひとつパーツが加わった感じ。
冷静に思うと、5万人の心ひとつ感がすごいライブ、それこそ日本一心。
ライブDVD出たら迷わず買って、これからのランニングであのLIVE音源を聴きまくるのが楽しみ。
2023年2月18日
KIKKAWA KOJI LIVE 2022-2023 “OVER THE 9” 愛知県芸術劇場。
ライブは27年ぶり、どんな気持ちになるのか、いつになく臆病な心で向かった。
Good SavageとDon’t stop my loveで涙腺溢れる寸前が2回。
吉川晃司から温かいものを胸一杯にもらった夜。
バンドメンバー含め演奏も歌唱も、異様に高品質で驚き。
18の時に横浜アリーナで見た心持ちとはまるで違う、きっと僕が別人に。
自由な40代だから、やはり新しいものに足を踏み入れてみるものだ。