愛すべき景色は最高品質で本気撮りしたくなる。
先週はNIKON CXフォーマットの超望遠レンズのみ持って回ったケーズコーブ、ブラックベア狙いだったから。
今週も金曜の夜にグレートスモーキーマウンテンズ国立公園のケーズコーブへと疾走する僕。
土曜は朝5時起きで用意、ケーズコーブの写真は7時までが勝負。
フルサイズ一眼レフとミラーレス一眼レフの2台持ちでマウンテンバイク。
グレートスモーキーマウンテンズを、フルサイズ・単焦点で得心が行くまで撮る。
煙のような霧を愛する=「愛煙家」ということか、煙草ではない。
なんて美しいのだろう、霧隠れの幻想、淡水色の世界に昨晩の満月まで残っている。
シャッターを切る指が快調過ぎて、なかなか先の道には進めない。
先週の同時刻なのに、自由な霧は似た形にはならず、野生動物たちの姿も少ない。
一期一会を地で行っているようなケーズコープの写真旅。
一時間経っても全然先に進んでいない僕。
両肩にぶら下げたカメラ2台を、周りのサイクリストたちは???という目で見ていた気がした。
霧って不思議ね、何か自然のルールがあるのだろうが、僕の目には不規則に漂うナマモノ。
満月だった昨晩、早朝にもこんなにくっきり残っていることがあるのね、知らなかった。
超望遠レンズで撮れば雲海のようにも見える。
時間を忘れ、俗事を置き去りにして撮り続けたカメラマン日和。
8時には1週目が終わっていた、車の走行が開放される10時間まではまだ時間がある。
ブラックベアに遭遇できる奇跡を求めて2週目を走り出すと、先週同様にもう霧が消えている。
「霧散」という言葉そのまま、太陽が出るとすっかり散り去って行ったケーズコープの霧。
早朝に撮ったケーズコーブの写真はどれも良くて、絞り込むにも苦労した。
本気撮りが叶った早朝の冒険、この感動をネットの世界に放っておこう。
2017年6月3日
クリングマンズドームのサンセット写真撮影
アパラチア山脈のほぼ天辺から夕陽が見れる場所。
グレートスモーキーマウンテンズ国立公園のクリングマンズドーム、標高2,025mでの本気写真撮影。
スモーキーな霧は出ていない夜だったが、雲も風も少ない安定した日、夏場は日が長いから夜9時の日没。
主役の退場ぶりを追いかけ、カメラ設定をあれこれ変える、あっという間に時が過ぎていった。
赤色の種類の豊富さ、もちろんカメラ設定で操作はしているが、それにしても変幻ぶりが自在。
駐車場から急な坂道を登ってクリングマンズドームに着くと、三脚を構えたカメラマンも数人いた、やはり名所なのね。
太陽の位置から少し横にずらすと穏やかな色、ピンクサーモンとでも言いましょうか、惚れ惚れする色。
自然環境が厳しいところだ、同じ写真は二度と撮れない。必死で夕日を追ったクリングマンズドームの思い出写真。
アメリカの東半分に山脈は少ないが、アパラチア山脈・グレートスモーキーマウンテンズ国立公園がある奇跡。
テネシー州から車で入って行くと、一気に標高を上げ、景色が急変する、思わず車を停めた。
この豊かな緑色は特筆に値するでしょう、近郊のどの州にもこの風景はない。
車で容易にアクセスできることもあって、グレートスモーキーマウンテンズ国立公園には全米一番の入園者がいる。
グランドキャニオンの二倍と言えば、その凄さが伝わるだろう。
麓のケーズコーブからニューファウンドギャップまで登ってくると、もう別世界ね。
ここはテネシー州とノースカロライナ州との境、標高1,529mのニューファウンドギャップ。
アパラチアントレイルがあった、ここは歩き/走り甲斐があるトレイルだ、いつは僕は走るに違いないと直感した。
2-3億年前にできたグレートスモーキーマウンテンズ、独自の動植物の種類が豊富らしい。
確かに、南部らしさが全くない高地だ、それは多様性が顕著だから世界遺産にも登録されたのだろう。
クリングマンズドームはグレートスモーキーマウンテンズ国立公園の最高峰2,025mにあった。
遥か遠くまで視界があり、そして見える樹木は南部の州には見られないもの、世界は独特なのだ。
先住民チェロキー族たちが、ここグレートスモーキーマウンテンズ国立公園一帯に神を感じたのは分かる。
日本の長野県あたりの景色に似たところがある、豊かな自然には神がいるに違いないと思うよ。
霧がスモークのように山の高い部分を覆った、これがグレートスモーキーマウンテンズの名の由来か。
早朝と夕陽の写真を撮りたいな、本気でグレートスモーキーマウンテンズ国立公園に向かい合い、
走ったり歩いたり、写真を撮る光栄を僕は逃さないだろう、楽しみだな次の挑戦が。
ケーズコーブは野生動物の宝庫! 早朝の霧と風景画像
マウンテンバイクで走り出すと、景色・雰囲気に感動した。
グレートスモーキーマウンテンズ国立公園のケーズコーブ、朝7時のこと。
「スモーキー」の由来の通り、霧が煙のように立ち込めている。
ただしこの日は霧で何も見えないのではなく、地面すれすれに、木々の周囲に、それでいて快晴の朝。
アパラチア山脈の屋根を背景に、しかし幻の世界からまだ抜け出していない木。
この美しさに心底驚いた、このケーズコーブの写真を撮りに来たのに本当に撮れるとは何たる天運。
七面鳥の群れ。一番見たかったブラックベアは最後まで現れなかったけど、それを帳消しにする景色ばかり。
朝日を逆行に、霧を撮るともう何の世界だか分からない。ひたすら森の神様。
霧の流れが不思議、樹木の足元に集中していた。空気の通り道なんだろうか。
鹿さんはどこにでもいる、馬も珍しくない。それ以外の動物狙いの僕。
超望遠レンズを持ってRide中、目的がBikeじゃないから途中で止まる止まる、なかなか先に進めない。
絵画のような。フルサイズ一眼レフで撮影したいと思った、最低もう1度は来てしまう予感。
土曜と水曜は朝10時まで自動車乗り入れ禁止になるケーズコーブ。
みなさん早朝から自転車か徒歩、僕はこの日のためにMountain Bikeを新調して車に乗せてきた。
頭上の木からカンカンという工事音、見上げるとカンムリキツツキ。
このために金曜の仕事終わりに無茶して4時間ドライブ、RAV4で車中泊した甲斐があった。
アメリカに来てからの感動風景ベスト3には入る。それほどに素晴らしいケーズコーブの画像だった。
ケーズコーブの11マイルは片道通行、反時計回りに、グレートスモーキーの絶景を眺めながら贅沢なドライブ。
道端に車が停まっていれば「あっ、あそこ野生動物発見したの?」と興奮するが、そうでない時もある。
夜行性動物ばかりだから、真昼に来てもケーズコーブに見物はいないはずが、鹿やターキーなら見れるチャンスもあり。
ハイキングではなく、車で楽々とドライブできてしまうケーズコーブ、僕には罰当たりにも見える、自分の足で歩いてこなくては。
天然のサファリパーク、いいえ、自然の中に人間という珍しい生き物の通り道を敷いてしまったのがケーズコーブか。
グレートスモーキー国立公園の名の通り、、煙のごとき霧が立ち込む時に遭遇できた僕の僥倖よ。
アパラチアントレイル ニューファウンドギャップ~チャーリーズバニオン
日本の名トレイルランニングコースを走ってきた実績が、僕を奮い立たせる。
全長3,500kmあるアパラチアントレイル、その一部だけでもいいから
グレートスモーキーマウンテンズ国立公園で歩いてみることにした。
ニューファウンド・ギャップの駐車場からチャーリーズバニオンまで片道4マイルのトレイル。
そのほとんどが地味な山道、視野が開ける天空の尾根は最後の数百メートルだけ。
ゴールのチャーリーズバニオン(Charlies Bunion)だけを見れば登山らしい、
あの大岩に腰かけて四方を眺めよう。
一気に開ける最高の眺望、緑の色が圧巻、スケールの大きさはアパラチアントレイルのイメージに合う。
しかし途中のトレイルはこうした単調な上り下りの連続、そこはただの修行の場だ。
案内看板だってアメリカらしくシンプルだ、全ては自己責任で行動するのが当たり前。
ほんのわずか歩いただけのアパラチアントレイル、標高1,500m付近のグレートスモーキーマウンテンズ国立公園。
2017年4月29日
ケイズコーブの絶景写真 グレートスモーキーマウンテンズ国立公園
平坦な土地が続くアメリカ中西部から南部において、
ここグレートスモーキーマウンテンズ国立公園のケイズコーブは、味違いの絶景、出逢えて良かった!
アパラチア山脈の麓、森と草原の境界線にあるね、ケイズコーブ(Cades Cove)は。
これは野生動物たちの住処だ、ブラックベアを見かける可能性があるというのも分かる。
ケイズコーブをぐるり一周11マイル、車で回れる片道通行の舗装路がある、みなさん車でクルージング。
朝と夕方なら野生動物たちがたくさん見られるのだろう、この日は初めてで、日中だったから七面鳥と鹿しか見れず。
いつか超望遠レンズを携えて、季節と時間帯を見計らって再度訪れるぞ、ケイズコーブ。
森の合間を縫って流れる川、雪解け水なのだろう、日本の森林にある清流に近いものを感じた。
いつかケイズコーブ11マイルをランニングできないか、ブラックベアの写真を季節と時間帯見計らって撮れないか。
僕の次の夢は膨らんでいった。
紅葉の季節は別格の景色が見れるのだろう、10月のグレートスモーキー再訪は間違いなし!
レキシントンからたった4時間で来れる面白スポットを発見でき、幸せを噛み締めた。
僕は何度も来てしまうのだろう、グレートスモーキーマウンテンズ国立公園のケイズコーブに。