ささやかな冒険なのだろう。
全日空(ANA)さんのフライトで、羽田空港・国内線→国際線ターミナル乗り継ぎ。
さすが、日本の空港は分かりやすいし、親切だ。
国内線で羽田空港第2ターミナルに到着して、ターミナル内を歩いて行くと、
「国際線への乗り継ぎの方はコチラ」の案内がいっぱい出ている。
その看板を追って、周りの方の動きにつられて、進むとバス乗り場。
そのバス乗り場自体は小さかったが、乗り継ぎ乗客も少ないのでこんなものか。
15分くらいかけてバスは空港内をぐるっと周り、羽田空港国際線ターミナルへ到着。
ターミナル内に入ると、いきなり保安検査前に出る。
あれ?国内線出発したときも保安検査したのに、またやるの?!と思ったが
きっと国内線と国際線ではルール違うのだろう、としぶしぶ進む。
導線は短く、保安検査を過ぎたらすぐ日本出国審査。
自動認証ゲートを通って出国審査場をパスすると、もちろんそこは出発ゲート。
やはりな。
まだまだ国際線が多く乗り入れているとは言えない羽田空港の国際線ターミナルだから、
最短の導線で日本人は空港つくりしていると思っていたが、その通り。
1時間20分の乗り継ぎ時間は、日本以外の海外空港で乗り継ぎするにはリスキーだが、
日本であればまったく問題ないと信じていたが、やはりそれで正解。
台風や降雪でもきていなければ、1時間もあれば国内線→国際線乗り継ぎは可能。
洗練されている羽田国際線ターミナルの出発ゲート付近にはたくさんのお店が。
30分以上ぶらぶらする時間があったので、あちこち歩き回る。
日本を発つという悲壮感を穴埋めしますよ、とメッセージ発してくれているような
日本スタイルフードコートがあり、六厘舎のつけ麺を食べた。
しみじみと、日本食の美味しさを噛みしめながら。
羽田空港国際線ターミナルからANAの飛行機で飛び立つ、東京都心のビル群がキレイね。
葛西臨海公園と東京ディズニーリゾートの上空を通るから、その全体像が見えて新鮮だった。
羽田空港・国際線ターミナル・江戸小路の写真
羽田空港・国際線ターミナルの開港は2010年10月末だから、この写真はオープン1か月後。
新しいもの見物に、多くの人が羽田空港・国際線ターミナルを訪れている頃。
自分で高速道路を運転して、羽田空港まで向かうのは初めて。
国内線ターミナルに着いたらどうしよう~と心配していたけど、駐車場に着くことができた。
駐車場から国際線ターミナルに入ると、なによりの驚きはその導線の短さ。
成田と比較すれば雲泥の差、成田空港の駅からターミナルまでの長い歩きは異常だけど。
羽田空港・国際線ターミナルはコンパクト、3Fの1フロアに全航空会社のカウンターがある。
2Fの到着ターミナルは、税関出口から200m程度で電車の駅に着くことができるんだからね。
出発の時も電車で駅に到着→チェックインカウンターまでが200m程度。
その機能性は、中部国際空港セントレアにも勝っている。
今は限られた本数しか国際線ターミナルに離発着していない、という事情もあるか。
羽田空港の国際線ターミナルと聞いて、思い出すのは中華航空の台北行き。
昔は中国と台湾との外交関係上、中華航空と中国の航空会社を同じ空港で国際線にしない、
という不思議がまかりとおっていて、羽田には中華航空の台北行きが就航していた。
今回の目的はこの国際線ターミナルにできた江戸小路というショッピング&グルメフロア。
江戸の町並みを再現して、東京・江戸の文化を感じさせてくれるお店があるんだって。
奥さんが張り切っちゃって、僕も現代東京はともかく、江戸文化には興味があるから行きたくて。
和風Tシャツ屋さんとか京都の手拭屋さんとか、東京と日本全国の銘菓屋さんとか。
写真にするとまぁ、それほどたいしていい場面は撮れませんでした。
屋上のデッキに行くと、飛行機の数はまばら。
夜行便・早朝便しか今は設定がないから、昼過ぎに行っても航空機があるわけがない。
なんとなく空港の雰囲気を楽しみ、僕の旅行系サイトにも掲載させられる写真を撮る。
羽田空港・国際線ターミナル、そのコンパクトさと導線のシンプルさには圧倒された。
都心にも近く、チェックインカウンターも近い羽田空港は、成田空港と較べれば差がありすぎ。
旅行需要を呼び込みできる装置を羽田空港・国際線ターミナルは持っているようだ。