京都・上賀茂神社の写真
上賀茂神社には神のお姿が見え隠れするようだ、僕に見えるのは後ろ姿ぐらいですが。
観光地ではなく、本来/古来の神社の姿を色濃く残している上賀茂神社。
何かそれ流の理由があって存在するものが多いのだ、一枚の目の写真の盛り砂(三角とんがり砂)とか、紫色の幕とか。
特筆すべきは色使いだろう、朱色はよく見るが、紫を使っているのが目を引いた。
森と川の先には神がいると思った、とてもとても水遊びできる雰囲気ではない。
上賀茂神社ができた平安時代には紫色は「優美」「高貴」を意味していた。
紫は位の高さの証明、そう知った後に見ると紫の見方が異なってくる。
「清めの砂」である盛り砂は、頂点に神がいる(松葉が立っている)。
桜の名所・上賀茂神社、鳥居周辺でみなさん芝生に座ってお花見。
賀茂川沿いも桜が見事ね、神様も春は楽しみたいのだ。
下鴨神社との総称が「賀茂神社」、祭事は京都を代表する「葵祭」。
ついでに上賀茂神社の本名は「賀茂別雷神社」というありがたいお名前。
上賀茂神社は別格の存在だな、観光には適していない神事寄り。
でも観光客でも十分に楽しむことができる場所。
下鴨神社の写真、ここは神前結婚式の名所でもある。
京都の世界遺産も下鴨神社まで北に来ると、観光客の数が大幅に減る。
カメラマン的には嬉しいことね、落ち着いて写真撮影ができるから。
上賀茂神社と「賀茂神社」を形成する下鴨神社、場所からして神聖な雰囲気。
賀茂川と高野川の合流点、そこから「鴨川」に名前が変わるが、その合流点が下鴨神社。
深い森を歩いて参拝していると、京都にいるのに、なんだか伊勢神宮にでもいるような気分。
下鴨神社では神前式が行われているイメージ、京都最古のひとつの神社で挙式!
森、川、神社、この組み合わせに神は宿るのか。
下鴨神社のほんの一部だけ、写真に収めてみた。
賀茂川沿いの桜の写真 2015年4月撮影
上賀茂神社から下鴨神社へと自転車を走らせていると、桜の名所に遭遇した。
賀茂川沿いの桜が満開、最高の時期を迎えていた。
満開の割に、風が吹くと桜の花びらが流れてくる、それは桜の美の頂点。
神社仏閣も見どころもないけど、桜見の散歩が心地よくて、賀茂川を歩く人たち。
着物姿の女性たちも散見できた、良い景観を作り出してくれてありがとう、だ。
京都府立植物園と下鴨神社を経て、出町柳で高野川で合流し、賀茂川は「鴨川」になる。
鴨川に名が変わる前、賀茂川沿いの桜は今が最期とばかり一斉に輝いていた。
京都に桜の名所は数あるが、この鴨川沿いもまた個性のある桜名所。