まさか八事山興正寺が、これほどの桜名所だとは知らなかった。
京都ハイセンス、仏教の美しさを秘めた名古屋の名刹を、満開の桜写真撮影できた記録を残しておこう。
圓照堂の裏手から50mm標準域レンズで撮った桜と五重塔、もう桜写真の極地。
釈迦牟尼大仏の先には桜、仏教的なアートとして。
尾張徳川家ゆかりの名刹とは知っていたけど、八事山興正寺(こうしょうじ)を訪れたのは初めて。
名古屋市内の桜スポットを探して、ややマイナーかとも思いながら興正寺に入ったら、
これがどうして文化の香り、京都奈良の名刹に来たような感覚になった。
桜の写真撮影の被写体としては名所ではないですか!
その上で参拝者もそう多くなく、桜満開の時期でもじっくりカメラと向き合える八事山興正寺。
桜と本堂の広い屋根、なんだか京都奈良で見た光景を連想する。
今春の試み「行ったことのない桜名所に行く」は、ここで八事山興正寺で成果が出た。
心休まる桜写真時間、仏教寺院の美学で。
わかりやすい主役たち二人が重なった。
なぜかあるエスカレーターからの桜撮影。
渋い色ばかりのお寺に、桜色の華やかさ。
もうそう遠くに行かなくてもいいかもね、八事山興正寺を知ったのだから。
五重塔と桜の姿を追いかけて、いつかまた訪れることでしょう、八事山興正寺。