コストコ新潟オープンのニュース
コストコ新潟の建設工事が進まなくても、特に人口数で、新潟市が次点のコストコ候補地である事実は揺らがない。
オープンのニュースがなく、用地買収/建設工事の中止の悲報が届いても、コストコ新潟県進出の噂はずっと続いていた。
一方的なコストコ片思い、しかも長期・遠距離で、途方に暮れていたけど、
2025年2月19日に待望の吉報、新潟日報から、新潟コストコ鳥屋野潟南部の開発計画・建設工事、というお知らせが出た。
2025年8月に整地に着手→2028年4月に大型商業施設オープン予定、という具体的なスケジュールまで報道された、
ただしどこにもそれが「コストコ新潟」とは書かれていない。

近くにイオンモールは既にあるし、IKEA・アウトレットにしては用地が狭いし、その会員制倉庫型店舗はコストコと推測できる。
ただし、ハードオフエコスタジアムに隣接されるその大規模商業施設が、1日5万6千人を集客する、というのは謎。
コストコ倉庫店内にそんな人数は入らないし、この5万6千人という数字だけを見るとショッピングモールにも思えてくる。
それ以前には、2022年3月20日にお知らせが出ている。
新潟日報
「新潟市中央区の鳥屋野潟南部地区で、倉庫型集客施設の誘致など民間による開発の機運が高まっている」
それはコストコなのか、IKEAなのか、イオンモールなのか、アウトレットモールなのかも分からなかった。
ただ「倉庫型」と書いてくれた記者さんの心意気が伝わってくる。

2023年になっても、コロナ明けの2024年になっても、建設工事やオープン情報の進展がないコストコ新潟。
日本で人口が多い都市をリストアップして、どこにコストコがあってどこにコストコがないのかを見渡してみる。
もうそれだけで、私が最初に言った「新潟市が次点のコストコ候補地」の理由が説明つくだろう。
人口は多いが、コストコがない都市の筆頭が新潟市なのだから。
広島市 | 119万人 | ○コストコあり |
仙台市 | 108万人 | ○コストコあり |
千葉市 | 97万人 | ○コストコあり |
堺市 | 83万人 | ○コストコあり |
新潟市 | 81万人 | ×コストコなし |
浜松市 | 79万人 | ○コストコあり |
熊本市 | 74万人 | ○コストコあり |
岡山市 | 72万人 | ×コストコなし(赤磐市に計画あり) |
静岡市 | 70万人 | ×コストコなし |
勘違いしないで、「コストコがない都市はダメだ!」と言っているわけではない。
商売の定石、その場所でお店を開いて儲かるかどうか?の最大の鍵である人口の多い少ないを、数値で示しているだけ。
コストコジャパンはすでに全ての100万人都市近郊に出店済み。
次は80万人級都市へと下がってきたが、何故だか我らが新潟市を見事にすっ飛ばして、
浜松市・熊本市に広がっていったコストコ・ネットワーク。
人口数では新潟市の方が81万人と多いのに、79万人の浜松市・74万人の熊本市に追い越されたという事実。
その次は72万人の岡山市・70万人の静岡市になるが、新潟市とは10万人も差があるのだよね。
私が冒頭で言い切った理由が、お分かりだろうか。
経営者からすれば人口数が多い土地から見ていくだろうから、
新潟市がコストコオープン誘致の永遠の筆頭ということは、いつまで経っても変わらない。
コストコジャパンの事業計画としては、2030年までに(現状の35店舗から)50店舗まで増やす、という発表がある。
新型コロナウイルス影響・経済停滞で、その目標未達は仕方ないとしても、
仮に40店舗まで増やすとしても、日本中にあと5店舗?

ネガティブなお話をしよう。
越後国の代表たる新潟にコストコができない理由を挙げればきりがない。
- 雪深い冬は商売になるか?駐車場に屋根はないぞ
- コストコは時給高過ぎて、近郊の時給バランスを崩す
- 新潟県内に観光地はあまりないから、県外からの人が来ない
- 会員制スーパー「ランドクラブ」は2007年に閉店したし、新潟には向いてない
- オープン予定地「鳥屋野潟」がローカルな漢字すぎて「コストコ鳥屋野潟」はイマイチ(とやのがた、と読む)
要するに地元からの反対が大きいということ。
新潟市なり新潟県が、強い意思を持ってコストコジャパンに協力しない限りは、コストコ新潟は開業計画までに至らないだろう。
- 道路網の発達した新潟県、高速道路はもちろん新潟バイパスという無料の準高速道路がある
- 若者の地元離れを防ぐためにもコストコかアウトレットか、そういうの誘致しようよ
こんな反論もあるが、細部ね、細部。
冒頭で挙げた「人口の多い都市で、コストコがないトップ=新潟市」という動機が最強すぎて、他の理由なんて消し飛ぶ。
個人的には「コストコ鳥屋野潟」ではなく「コストコ新潟」の名前を冠してあげたい。
まさか新潟県内に2店舗もできるはずがないし、新潟の言葉を勿体ぶることもない。

山形県 コストコかみのやま(上山市) → 150km |
群馬県 コストコ前橋(前橋市) → 220km |
富山県 コストコ射水(射水市) → 260km |
ミニコストコ再販店はオープン済
失礼ながら、コストコ過疎地なのね、新潟県って。
コストコに触れたことがない人が、コストコを身近に感じてくれるはずもない。
それなら地元の反対は崩せないし、まだ攻めるべき場所があるのでは?と思っていたが、すでに手は打たれていた。
新潟市内で「コストコフェア」が開かれており、コストコ直営ではないが、
コストコの商品を仕入れたお店が、まぁ2割ぐらい値段は上がるが、販売してくれている。
2023年12月に開業した、COSCO WHOLE MART (コスコホールマート)さん、別名C.W.MARTさんはコストコ商品の再販店。
どうやら、好調・好評なのだ。
コストコフェアが継続しているところを見ると、多数でないにしろ、新潟市民・新潟県民からの一定の理解はあると考えてよい。
コストコ大好き人
短絡的かもしれないが、これはコストコ新潟オープンへのジャブというか、
試用品配布というか、築城前の砦づくりというか、準備体操なのだと思う
いきなり新潟市内にコストコそのものが乗り込む前に、地ならしとして、
認知度アップとして、コストコフェアが戦略的に繰り出されているものだと思いたい。
それなら拍手!
それ以外でも新潟県内に下のコストコ再販店が直近でオープンしている。
- 2024/7、妙高市、TOCOT38-87
- 2024/7、上越市、コストップ上越パティオ店
なんとなくのイメージでは、COSTCO再販店が多数出店すれば、本物のコストコ倉庫店オープンが遠のくかも。
そんなことはないと信じて、コストコ新潟のオープンを信じるのみね。
↑
新潟コストコオープン予想動画を、YouTubeにあげました!
再度、新潟が次点のコストコ候補地であることは揺らがない。
地理と人口を考えた時、新潟市がコストコオープン予定地から外れることはないのだ。
それは鳥屋野潟ではないかもしれないし、新潟の隣接市(長岡市、三条市)になるかもしれない。
ネット上の噂では、加茂市と燕市がコストコ新潟の候補地ではないか?というテキトーな話があった。
騒ぎ立てただけで、どこにも根拠や本当につながる情報はない、想像上の動物みたいなもの。
とにかく、コストコジャパンが倉庫店拡張の計画をしている限り、この点⬇︎は覚えておいて!
ポイント
新潟県がその筆頭候補からこぼれ落ちることはあり得ない!
待つのだ、いつまでも、コストコ新潟を待ち続けるのだ。
新型コロナウイルス禍で、遠のいたコストコ新潟の登場は2028年春、いいえ、そのもっと先?
それも時間の問題、何しろ新潟は永遠に次点の候補地なのだし。
新潟県コストコのオープンが待ちきれない、いつ、どこで開業予定なのかは永遠のテーマ。
ところで、コストコって何故人気があるの?
ココがGood !
そもそも市場価格より約20%割引で販売 → 安く買いたい、という買い物心理に特に人気だから
新潟コストコが他所へ与える影響
- 新潟県内で売上高1位"3,500億円"の巨大企業「コメリ」と、商品が被る・・・
- コメリとスーパーマーケットという地元の優良企業から仕事を奪う、外来種のようにみられるコストコ・・・
単純に楽しいアメリカ系ショッピング倉庫がオープンする、という解釈は甘いのか。
もたらす良点は多いのだろうが、一方で既存のビジネスを確かに分解させる影響は無視できない。
でもコストコ新潟はオープンします? 鳥屋野潟南部の再開発地区に? 開業時期は不明ですけど? 倉庫型集客施設を誘致とある? コストコの隠語ですか、倉庫型集客施設って? コストコ鳥屋野潟を待とう?他のスーパーとの関係
ココがポイント
オープン日は未定だけど、新潟コストコは、新潟市に開業予定で間違いないでしょ
残念ながら長岡市、三条市、柏崎市、新発田市ではないと思っている。
コストコ倉庫店が新潟市内にオープンしたとしよう、どれだけの経済効果かって?
年間200億円の売り上げに相当するのが、コストコ1店舗ですよ。
新潟県スーパーマーケット 売上高ランキング
- 1490億円 原信
- 820億円 ウオロク
- 600億円 チャレンジャー
- 260億円 マルイ
- 240億円 ナルス
- 140億円 清水フードセンター
- 110億円 キューピット
コストコが進出する、というより県内5位級の新しいお店がオープンすると考えれば、県内他のスーパーマーケットへの影響度合いが分かるのか。。
新潟県内には、とにかく中規模のローカルスーパーマーケットが多く存在する。
他県に及ばず人口減少の波が押し寄せている新潟県で、
スーパーマーケットが生き残るためには、スケールメリットが必要なのでしょう。
つまりは業界大手になるのが最も効果的。
業界1位の「原信(地元商品も売ってるね、深夜24時まで営業!)」と、
5位の「ナルス」が経営統合したのもそれが背景。
2位の「ウオロク(お惣菜とお魚に強い!)」と4位のマルイは、業務資本提携した。
イオンモールは6位の清水フードセンター(しみふ)こと清水商事を子会社化した。
5位のナルスに次ぐ6位級としての「新潟コストコ」ができると、その分の売上高を他社から奪うということ。
まぁコストコは食品だけ売っているわけではないから、金額として200億円丸々ではないけど、
それは地元スーパーマーケットなり、ホームセンターへの影響は必至のコストコ新潟のオープン。
7位のキューピットにしてみれば、コストコフェアを打ち出してきたのに、
本家登場でそれがなくなり、むしろ強敵中の強敵コストコが目の前に立ちはだかるわけだ。
今まで耐えてきたけど、今後は新潟にも大手化の波が押し寄せる
オープン情報まとめ(コストコ新潟)
- 新潟日報が”コストコ新潟”計画を報じたの、2022年3月20日付でした
- 「倉庫型集客施設」を、新潟市中央区の鳥屋野潟南部に誘致だって
- 計画が動き出した段階、ってあるけど、新潟市が農地→商業地への変更着手
- オープン時期についての正式発表はありませんが、大型商業施設(=コストコ)が2028年春にオープン
待って、倉庫型集客施設の「倉庫型」って、あのコストコさんしかないよね?!
他に倉庫店って呼ぶお店ってないし、倉庫店ってググってみたら一番に出るのはコストコさん
(^ _ ^)(今後こそ本当でしょ!)






でもどうなんだろう。
大国であるのに、IKEAもアウトレットモールもコストコもない越後国・新潟県。
明らかに不思議、そこには強い理由があるはず。
徹底して出店ニュースが出ないことから推察すると、新潟県は地元の結束が強過ぎる。
地元の誘致がないから、そうした新規参入のショッピングモールたちが進出計画に二の足を踏んでしまうのではないか。
行政からの誘致活動がないなら、利益を優先する民間企業としては危ない橋を渡るはずがない。
お互いのニーズがマッチしないからコストコ新潟オープンは遠いという絵姿が、私の頭の中では浮かんでいるんだよ。
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