赤磐市コストコ説
岡山県にコストコがオープンすることは、地理上の必然。
仮ですが、誘致反対によってコストコ岡山市内がもしも実現しなくても、
隣町の赤磐市岩田に、コストコ倉庫店が2026年以降に新規オープンすることは時間の問題。
中止はないはず、もう逃れられない既定路線なのだ、岡山県内コストコ開業は。
とりわけ、赤磐市の友實武則市長がコストコホールセールジャパンに、トップセールス中だという。
誘致できるかどうかはコストコが決定権のボールを持っているが、地元の後押しは強い。
吉備国(備前国・備中国・備後国・美作国)での最大人口、
更には地理上もちょうど中間点に位置するのが岡山市。
コストコ空白地帯と呼ばれる岡山県、山陽地方の東西ずっと向こうにしかコストコがない。
- 西に155km ← コストコ広島倉庫店
- 東に135km → コストコ神戸倉庫店
コストコ同士で商圏人口を奪い合うことがない絶妙な位置関係。
中間点にある岡山市は出店計画検討に値しない町ではなく、
それどころか人口数で言えば日本でも不動のコストコ候補地ナンバー2(新潟県に次ぐ)なのだ。
期待してしまうのは、ウェブ上でも公開されている赤磐市岩田の道の駅構想。
道の駅・ホテル開業(山陽IC至近だから)・商業施設(複合型)、のオープンが計画されている。
民間事業者による商業施設(複合型)の整備(令和7年度~)の部分がコストコ赤磐を意図していると考えたい。
車の動線が大事ね、こんなに集中する場所にコストコができたら渋滞が懸念される。
令和7年度ということは、2025年4月〜2026年3月になるな、そんな近い将来なのにコストコオープンの影がない。
前向きに捉えていいと思うけど、この商業施設オープンに向けて8億8千万円を盛り込んだ補正予算が
2024月9日の赤磐の定例会市議会で可決されている。
この全てがコストコ赤磐市への道路整備や土地購入のために使われるという意味では全くないけれど、
本気を出しているのは伝わってくる、コストコからの出店意思がゼロだったらここまで振り切れないと信じたい。
コストコ倉庫店が1つオープンすれば、600-800人近い新規雇用者が生まれるのは周知のこと。
コストコそのものには300-400人の雇用になるけど、その関連会社・協力会社を含めればそれだけの数になる。
赤磐コストコのオープンが固い根拠として、2021年3月の赤磐市長選で出たこのコメント。
「たとえばコストコのような商業施設を誘致して、そこに良好な雇用、交流を引き込んできて町の魅力を向上させる」
これを語った当時現職の市長が、そのまま当選して2024年時点でも赤磐市長(3選)、2025年3月まで任期。
まずは赤磐市のトップがコストコという言葉を出したのは大きいよね。
まぁ2021年から2024年まで経っても具体的な動きがないという否定的な指摘もできるけど。
2024年4月に岡山県が都市計画決定の手続きについてという公式ページを更新して、
赤磐市建設課でその都市計画をオープンにし、5月に赤磐市立中央図書館で公聴会を開いている。
どこにもコストコ赤磐という言葉はないけど、まぁそう信じても良いのではないかな。
続報が待たれる赤磐コストコ、そのオープンは間違いないと確信しながら。
それはそうと、危機感がないわけではないよ、東に60kmの姫路市・たつの市にもコストコ計画がある。
2029年に龍野IC南にコストコができる交渉がまとまるかもしれない、と神戸新聞が報道した。
だから、岡山市か赤磐市か、という争いをしている前に、まずは岡山県内にコストコを誘致しないと
この中国地方枠コストコが姫路市・たつの市に先行されてしまう、という恐れを忘れないで。
岡山市コストコ説
下記の表は数字が語るコストコ岡山市の優位の根拠。
広島市 | 119万人 | ○コストコあり |
仙台市 | 108万人 | ○コストコあり |
千葉市 | 97万人 | ○コストコあり |
堺市 | 83万人 | ○コストコあり |
新潟市 | 81万人 | ×コストコなし(候補1位) |
浜松市 | 79万人 | ○コストコあり |
熊本市 | 74万人 | ○コストコあり |
岡山市 | 72万人 | ×コストコなし(候補2位) |
静岡市 | 70万人 | ×コストコなし(候補3位) |
コストコジャパンの出店基本条件に
「10km以内に人口50万人」という項目があるのはご存知の方も多いだろう。
この商圏人口を、岡山市&倉敷市で賄えるのだろうか。
岡山市 単独人口 | 72万人 |
倉敷市 単独人口 | 47万人 |
岡山県 全体人口 | 190万人 |
しっかりクリアしている、ちゃんと乗り越えている。
だからついついコストコ岡山のオープンにはGoサインが出ていると思い込んでしまう。
当初の具体的なオープン予定地は、早島地区だと聞いた。
岡山市・倉敷市から皮一枚離れた場所、住所にすると「岡山県都窪郡早島町」。
交通環境に優れていて、山陽自動車道の東西線上にはないが、倉敷JCTから四国方面へ1つ目、
瀬戸中央自動車道・早島ICの出口近くにオープン計画をしたことだろう、コストコ岡山早島。
いわゆる「都市圏から最も近い郊外、高速IC出口にほぼ隣接」を
しっかり抑えているコストコ岡山早島だ、文句のつけようがない。
わずか1つだとは言え、四国方向へと踏み出したことにも意味がある。
その次に、2023年後半から噂に上がってきた話がある。
赤磐市が、コストコ誘致に積極的という話、特に市長さんが乗り気だとか。
人口4.1万人の赤磐市、岡山市のベッドタウンでもあり、山陽自動車道の山陽ICがあって交通の便も良い。
過疎化からの脱却、他自治体との差別化のためにコストコ赤磐は良い案だし、地の利を活かしていると思うけど、
こればっかりはどうもわからない、コストコ誘致には地元自治体のバックアップが必須なのだから。
2009年8月撮影
岡山城・後楽園の日本庭園の写真
いよいよ岡山後楽園の道正面が開けた時、私は「意図」を感じた。
ほら、この通り、真っ直ぐ続く正面の道が、岡山城へとつながっている。
格からいって主役は岡山城に譲っても、裾野の岡山後楽園は実に美しく、
どちらがより美しいかはなんとも判定し難い感じ。
日本の三大名庭のひとつが岡山後楽園っていいます。
設計された日本庭園は美しく、歩くと日本人に生まれて良かったと思う。
個人ではできないこの岡山後楽園のアート。
広大な日本庭園を整備して、主役に岡山城を立てる。
お金と人手をかけて、アートをプロデュースする仕事なんて楽しいだろうなぁ。
きびだんごなんて貰わなくても、僕はこういうアートに協力したいなぁ。
今はこうして写真で岡山後楽園の美しさをアピールするだけ。
岡山城は、近付くと角度によって表情を変えるお城。
のんびりした空気の流れる奇麗な町、それが岡山でした。
岡山後楽園を訪ねて、僕は日本の美をひとつ見つけた気がしたな。
なんだか頑張って走っている岡山の路面電車さん
2009年8月撮影
倉敷美観地区・川舟流しの写真
何年か前、倉敷美観地区のことをテレビで見て、印象が強く残っていた。
昼間は人気でも、夜になると誰も歩かない美観地区に、
有名なデザイナーの方が間接照明を使って、見事な雰囲気を出すことに成功したという。
それによって観光客の更なる誘致を実現できたというサクセスストーリー。
中国地方や山陽は行ったことがなかったが、それを見て倉敷に無性に行きたくなった。
それがこの中国地方旅行のきっかけ。
真夏の日中だから、昼間は暑過ぎてだいぶ苦しいお散歩になった。
柳が垂れ、川に船が浮かぶ倉敷の美観地区は、
見ていて確かに涼しげだったけど、さすがに真夏だからちょっと厳しい。
日が落ちて、僕はあまり使ったことがない三脚を持ち出して、デジタル一眼レフを構える。
ほら、間接照明に映し出される倉敷の美観地区は格別の美しさ。
すっかり闇に包まれても、夏の湿度の高さで不快感抜群。
辛抱して何度も何度もカメラのシャッターを切る。
素敵な被写体を前にして、僕の素人カメラマン魂にも火が付いたのか。
翌朝、大原美術館にも足を運んでみる。
西欧に憧れた時代のこと、大金を使ってモダンアートを求める、か。
今の僕ならば、大金を使って日本の美を集めるのだろうが、時代が違えばニーズも違う。
これはこれで画期的なこと、と思い有名な西欧の画家の絵を眺めていた。
倉敷の美観地区を歩くと、やはり僕はこちらの方の美に共感するな。
クラッシックな倉敷の美が、やはり一番だと思った。
それまで岡山県岡山市は、次のコストコ進出候補地のトップ級としてノミネートされていたが、どうやらコロナ禍でそれが遠のいた。
採算が取れる集客力という意味で、まさかのコロナ影響で見込みが狂ってしまったのだ。
その隙間にオープンしたのが日本版ミニコストコ
コストレマート岡山北長瀬店というCOSTCO再販店が、ブランチ岡山北長瀬の一角で2021年6月にオープンした。
ミニコストコとしての品揃え
商品価格は少し加算があるが、その分コストコ年会費が不要
何より地元岡山市内にあるので、広島・神戸のコストコまで行く必要がない
和洋折衷、コストコの和様化とでも言うべきか。
このミニコストコ、コストコフェアの威力は抜群で、
「言うても、そんな大型倉庫店で大量に買わないし」
コロナでの遠出嫌気モードもあって、もう岡山にはコストレマート岡山北長瀬店さんだけで良いのじゃね?
という空気感さえ生み出している。
コストコ岡山市のオリジナル倉庫店は未だオープンせず、2024年後半になっても噂は出てこない。
もしかしたら、もうミニコストコで永遠の確定なのかもしれない、といけない弱音さえ吐きたくなる。
背景としては、2020年からの新型コロナウイルスからの経済停滞&外出自粛。
全国民に強い影響をもたらしたあの感染症の恐怖によって、売り上げ縮小を余儀なくされた小売店は多いが、
とりわけコストコのような、まだ日本的なスーパーマーケットの分類分けを意識化されておらず、
一部レジャー感覚が残る商業施設ではその影響も強い。
岡山市だけがコストコオープン候補地として上がっているわけではない、
近隣の倉敷市・赤磐市コストコも検討されているだろう、問題はその地元がコストコ誘致に本気かどうかなのだ。
その自治体が高齢化・都市集中化に埋もれないアピールする材料としてコストコ は魅力的と思うが、
まぁ様々な事情によってそううまくいかないのがコストコ誘致にまつわるよくあること。
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岡山県コストコオープン予想動画を、YouTubeにあげました!
ちゃんと手は打たれている。
岡山県内でコストコフェアが好評なのだ。
具体的には「コストレ」と呼ばれる、COST TRADER MART (コストトレーダーマート)が、
岡山市・倉敷市の西にある浅口市鴨方町に出店した。
そもそもミニコストコを昔から体現してきた「大黒屋物産」は倉敷市に本社を置く会社なのだし。
ミニミニコストコ、ぐらいの感覚になるコストレ、価格はコストコ本店倉庫より2割増しだが、
年会費が入らない点、高速道路料金が抑えられる点を考えれば強みがある。
このコストレが、いずれコストコ岡山早島を実現させるための、岡山県民への事前宣伝活動の一環だとしたらどうだろう。
いきなり岡山城本丸を落とすのではなく、周囲の砦を押さえてから本丸を攻める攻城戦術みたいなものとも考えることができる。
2021年3月にはドドスコ(Dodosuko)という面白ネーミング系のミニコストコがオープンした。
まだコストコ本体は訪れずで、岡山コストコの先は見えない。
加えて「コストトレーダーマート」というミニコストコが、ブランチ岡山北長瀬にオープンしたというのだから、
もう本家本元のコストコは開業しないかもしれない。
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