西教寺の紅葉トンネル参道写真、坂本城址石垣と日吉大社の画像・大津市坂本の街

2021年11月27日

坂本の町を代表する紅葉名所、ということだけを聞いて訪れた西教寺(さいきょうじ、大津市坂本)、

そこになんとも大きな物語があることを、僕はまるで知らなかったな。

西教寺の紅葉写真

参道はもみじスポットだ、わずかに登りに傾斜した真っ直ぐな道、この通り美しい。

紅葉最盛期、土曜日の昼、こんな名所が無人で撮れる、なんとも貴重な。

西教寺の紅葉写真

参道を上がると、琵琶湖が見える一角がある、坂本・琵琶湖・西教寺のつながり。

西教寺の紅葉写真

境内の広さ、見どころの多さ、まぁそれはお寺の格ってやつだが、それに圧倒された。

ここ西教寺はかなり大きなお寺。

天台真盛宗総本山と言われても分からないが、つまりは坂本の町を代表するお寺。

その坂本の町は、明智光秀が治めていた戦国時代では京・堺につぐ日本3番目の大都市。

西教寺の紅葉写真

そんな背景がある西教寺とは知らず、紅葉だけを期待して観光していた。

確かに紅葉の風景が多く、建物や境内の様子も余裕があって、大寺院という印象はすぐに受けた。

比叡山焼き討ちの後、坂本を任された明智光秀。

織田家で初の一国一城の主になった明智光秀、ここ西教寺に寄進を重ねたらしい。

つまり西教寺は坂本の文化の象徴だったのだな。

西教寺の紅葉ぶりは当時の影響度の高さの名残なのかな。

本堂と客殿を歩くと、日本庭園や建物に歴史も文化も感じる、京都の有名寺院並みの出来栄え。

現代の私たちにとっては坂本は知らぬ町、間違いなく往時は大都会だったのだな。

西教寺のインパクトを増大させてくれる一つが、上の写真の門の向こうに広がる琵琶湖。

西教寺の紅葉写真

無料の観光駐車場を備えた西教寺、ここは立派な紅葉名所、坂本の文化の香。

西教寺の紅葉写真

紅葉トンネル参道を歩く喜び、西教寺に出会えた幸せは、明智光秀が与えてくれたGiftだと感じて。

琵琶湖の辺、坂本城跡にある明智光秀公の像(ちょっと出来栄えが悪い)

珍しく水位が下がっていて、坂本城跡の石垣が目で見れる状態にあった、普段は湖面下なのに。

400年以上前、明智光秀が見ていた琵琶湖の光景とそうは変わっていないだろう、時を超えて土岐氏を請える。

次は、日吉大社(山王総本宮)を訪れてみた、花手水が鮮やかで、加えてここも紅葉名所で。

東西に別々の神を祀る、なんて大きな神社、「大社」というのは神社の最高のランク。

夜のライトアップには時間が合わなかったが、新しい試みも取り入れた、歴史ある日吉大社。

西教寺には明智光秀を、日吉大社は「日吉丸・猿」というキーワードで羽柴秀吉を連想してしまう。

坂本の街を代表する西教寺・日吉大社ツートップ、共に文化と紅葉が美しい場所でした。

「西教寺の紅葉トンネル参道」動画を、YouTubeにあげました!