梅が桜並みに美しい被写体だと教えてくれたのは、鈴鹿の森庭園のしだれ梅でした。
春の始まりは梅ね、桜まで待ちきれません、ましてや夜間ライトアップされたしだれ梅の素晴らしさを知ったら。
もう何がどうなっているか分からないでしょうが、地面には散った梅の花が、そしてその上を覆い尽くすしだれ梅。
本当は真っ暗な世界なのに、ライトアップされた鈴鹿の森庭園ではカメラ撮影設定次第で、こうして向こうが輝く写真になる。
梅の地面から広角レンズを下から上に向けて撮影さ、24mm(35mm換算)の超広角レンズで撮った。
真っ暗な中に浮かび上がるしだれ梅全体もいいけど、サンセット直後にブルーが残る瞬間が好き。
思い切り明るい設定&レタッチで仕上げてみたしだれ梅と日本庭園の小径。
私が気に入った設定はこれです。
- F2.0で背景ボケを活かす
- ポートレートモード
- 三脚持ち込み・使用可能なエリアがあるから三脚&ローアングル撮影
日中の梅撮影ではお目にかかれない、非現実的な鈴鹿の森庭園のしだれ梅をあなたに。
この夜は2月の満月の日、満開の梅の大木の向こうから満月が姿を現した時、その光景の美しさに私は小さな歓声を上げた。
鈴鹿の森庭園のしだれ梅を美しく撮るキーは、足元にある。
地表を埋め尽くす梅の花の散りざま、そしてまだ枝に残る大量の梅の花。
人工の灯りを玉ボケ代わりにする、F2.0-2.8あたりをお好みで。
とにかく奥行きとボケを技術面で重要視して、あとピントをどこに合わせるかも悩んで。
ありのままの梅を撮るのではない、夜間ライトアップならではの非現実感を撮影する。
全体を見渡せる高台に立った、バックを飾る梅色のボケ群が美しい。
サンセットの17:30から、ライトアップ終わりの20:30まで飲まず食わずでひたすら写真撮影に夢中になった。
好みはあろうが色彩はあまり濃くせず、ポートレートモードで柔らかく撮影。
鈴鹿の森庭園のしだれ梅の夜景ライトアップ撮影、ボケ・アングル・色をどう自分が捌くか、カメラマンの楽しみが詰まっていた。