転職初日の挨拶、それほど緊張するものはない。
誰がキーパーソンで、誰がどういった性格で、誰がこれから仕事を一緒にやっていく人か、
何も周りが把握できていない状況で、挨拶しなくてはならない。
自分のことを観察している人たちが大勢いるから、でしゃばってはいけないし、
かといって初対面の自分をアピールする絶好の機会でもあるから、つまらないことを言うのみではもったいない。
一言で言うと、自分は何者? |
どんな特別な知識や経験があり、どんな能力を活かして仕事をするの? |
転職してきた自分にしかできないことは何? |
転職初日の挨拶は、自分をキャラクター化しないといけないと私は思う。
少々の演技が入ってもいい、役者になって演じる多少の技量はあるだろう?
新しい会社の人たちに、これらを分からせないといけないという試練ね、試練。
それをわずかな時間の挨拶に凝縮して伝えるのが、転職の初日挨拶だから。
前職では、○○の分野の仕事を、〇○年間してきました。
特に○○については、専門的な知識を持っておりますので、
それを活かしながら、この会社でお役に立っていこうと思います。
まぁ、その前後に謙虚な挨拶も入れるけど、
僕だったら途中にこうした明確なキャラクター設定を入れるな。
だってみんな分からないもん、あなたという転職入社者の強みが、意味が。
それを払拭する唯一無二の機会が、転職初日の挨拶だよ。
日本の転職率 | 4.5%〜5% |
→決して高い転職率とは思えないが、それでも20人に1人は転職初日挨拶を経験しているということになる!
「畑違いの分野からの転職ですので、新入社員の気持ちで学んでいきます」
って言う人はまだ理解できる。
同じ分野からの転職なのに、
「至らない私ですが、よろしくご指導ご鞭撻お願いします」
だけ言われても、わたしだったら白けちゃうな。
中途採用の方に、初心は求めていない、即戦力であることを誰もが求めている。
一般的な仕事でのキャラクター設定
感情で仕事をするタイプ 理論で仕事をするタイプ 仲間と一緒に、そこそこの仕事をする 自分1人で、なかなかの仕事をする 仕事は大雑把で良いと思っている 仕事には細かいところまで厳しい 常識的な判断・アイディアを持つ 奇想天外な判断・アイディアを持つ 部下に厳しい 部下に優しい
謙遜は分かるけど、あなたって何者?強みは?正体は?
それを伝えよう、アピールしよう。
転職初日の挨拶を逃したら、それだけ大勢の人に伝える機会には巡り合わない。
自分に思い切ったキャラ設定をして、転職初日の挨拶でぶつけてみようよ。