愛知県民の森〜宇連山(うれやま)をトレイルランするのも8年ぶり。
新城、いや愛知県でも最も厳しいコースだと思うよ、ここの尾根沿いを走るのは。
岩肌が露出した尾根沿いをトレイルラン、写真だとちょっと走り屋のロマンが出るが、実際は過酷なだけ。
前回の古い記憶でも、高低差の厳しさに悲鳴をあげていたこと、鎖と岩肌のワイルドコースだった。
モリトピア愛知の付近の林道は美しくて良いのだ、その先から一気に難易度が上がる。
Bキャンプ場から南尾根へと一気に登る、標高差200mといったところ。
最近の体重制限&激しいRUNのおかげで、我が身体は過去最高クラスに身軽、難なく先へ先へと進む。
奥三河を感じさせる景色だと思う、悪く言っているのではないが山と山の間の狭い平地。
一度尾根沿いに上がってしまえば、そこからはまぁまぁ平坦なトレイルかな、足元危なくて走れはしないけど。
こうした鎖&岩のコースは東尾根をそっくり同じ、冒険心がくすぐられる。
真っ直ぐ正面が標高929mの宇連山、愛知県は低山ばかりの中で1,000mに近いのは高い方。
しかしこのコースをずっと走るトレイルランナーは信じがたいタフさだな、登りを走るのは僕にはムリ。
それでも最高潮の僕の体は、休憩を不要としてどんどん上へと上がっていく、足を止める必要がない。
8年前よりもずっと早い僕の足、この日は布袋さんのRUN BABY RUNをメインに聴きながら快適な運動。
上がり始めてからちょうど2時間、まとまった休憩を取ることなく宇連山の山頂へ到着。
1リットル持ってきた水は半分残り、ジェルとバーは摂ったが、足の疲労もそうない。
とはいえ、猿投山や他の東海自然歩道を較べればずっとハードなトレイルランニングコースなのは確実。
宇連山の山頂からの写真、鳳来湖が見えて心地よく、汗を冷やす風を避けて足早に下山を開始した。
北尾根方面へと下ると、8年前の厳しい記憶が蘇ってくる、北尾根→宇連山頂は標高差300mもある究極コース。
この時は下りだったから良いが、ここを登るのは試練、急坂の連続なのだから。
✖️問題あり:東尾根→北尾根→宇連山頂
◯問題なし:南尾根→西尾根→宇連山頂
ガクノ窪を一気に降りて林道へと、そこからは気持ち良い平地ランに。
紅葉は全く始まっておらず、夏と秋の中間かな、滲み出てくる汗が気持ち良い。
不動滝の水の色にびっくり!C-PLフィルターがあればどれだけ美しく撮れたことか。
計4時間、22,000歩の愛知県民の森〜宇連山トレイルランでした。
思い切り身体を動かし、好きな音楽を聴き、自然を楽しみ、所々で写真を撮る、やはり良いものですね。
タフにトレイルランニングをしたいのなら、愛知県民の森〜宇連山のコースは最適。
2013年11月17日
愛知県のトレイルランニング名コースを探す旅に出ている。
新城市の愛知県民の森は、紅葉名所+変化に富むトレイルランニングコースだった。
朝7時に入口のモリトピア愛知に車で着くと、気温は5℃。
寒暖差が紅葉の鮮やかさを誘うとはいえ、ちょっと寒すぎるなぁ。
Aキャンプ場からシャクナゲ尾根を登って東尾根に出る。
最初からなかなかきつい登り坂で、いきなり消耗した。
愛知県民の森の地図を見ると、尾根沿いに外周をグルリと走るのが楽しそうだ。
しかし東尾根展望台を過ぎても、トレイルランニングというより山登りに近い道。
被写体としてのトレイルコースが面白くて、ランではなくカメラに夢中になり始めた僕を、トレイルランニングのパーティーが追い抜いていく。
コースは低山登りから離れて、鉄鎖をつたって岩登りをするような場面になる。
途中にいくつもある防火水槽がそれぞれしっかり作られていて、備えに感心。
なんて種類豊富なトレイルランニングコースだろう。
ところどころに尾根沿いらしく走りやすい道があれば、凸凹・凹凸も一杯。
ようやく走ることに集中してきたら、前方にさっきのトレイルランニングパーティーが。
目標ができてちゃんと走り、北尾根展望台で追い抜く。
すっかり陽は上がって、朝の寒さはどこへやら、日中は暑いぐらいだ。
紅葉の状況はというと、山頂からだと絶景とはいえないが、まぁ十分ね。
まだ走り足りないからと宇連山方向の尾根を進むと、究極の上り坂が現れる!
しかし後続にはあのパーティーがくるから、怖気づくわけにもいかず無茶を承知で登る。
傾斜40℃のスキー用斜面を逆登りしているような感覚、なんて試練だ。
再難敵をやり過ごすと、また爽やかな西尾根に出た。
すっかり後ろのトレイルランニングパーティーも振り切ったので滝尾根から下りる。
滝尾根展望台で休憩していると、風と鳥の音だけ、人工の音のない世界。
愛知県の名トレイルランコースを探しているけど、愛知県民の森は良い出来、リピートしたくなるコースに名乗りを上げてくれた。
変化に富み、十二分に鍛えられる厳しい登りがあり、整備されて走りやすい。
エメラルド色のやませみ池の水面に紅葉が映えていた。
下石林道からモリトピア愛知までは平面な道、観光客が歩ける道。
そのあたりの紅葉は目を見張るものがあり、数も種類も立派なもの。
合計で15kmばかり、疲労度としては上り下りが多くハーフマラソンに相当か。
「劇的変化のトレイルランニングコース」それが愛知県民の森の感想でした。
骨のあるコースを走りたいあなたなら、愛知県民の森は応えてくれるに違いない。