善光寺の参道、その夜景を写真に撮るという悪戯。
陽が落ちて、真っ暗になっていく短い時間の間で、どんな絵が撮れてくるのか。
川中島トレイルランニングをした後、じっと帰る気にもなれず、次はカメラの訓練を。
一脚と明るい単焦点レンズが相棒、平日の善光寺参道に人は多くなく、遠くの参道までしっかり捉えられる。
贅沢な時間だと思った、あの善光寺が僕だけの被写体になってくれるような感覚。
ところで善光寺参道を駅の方向へと下っていく高校生が多い、なんだか楽しそうな下校風景。
善光寺のもっと奥に高校があるようだね、彼らにとっては善光寺参道は身近な存在、毎日の下校路。
大人になって、長野市を離れた時に気が付くのだろう、「善光寺参道が通学路なんて、稀な時間だったんだ」。
古いのに新しい、確かなセンスをいつまでも変わらない形で継続している善光寺。
楽しい夜景撮影時間になった、忘れがたい経験と記憶、善光寺参道の夜景写真。
長野県で行ってみたい場所、写真撮影してみたい名所
海外赴任前、長野県の行ってみたい場所を叶える旅。
いよいよ僕に残された日本での時間は1か月とわずか。
初夏の御射鹿池が絵画のようだと聞いた、早朝4時半に撮った僕の一枚、
忘れられない傑作になった。
諏訪湖畔・片倉館の千人風呂にも入ってみたかったんだ、
昔の洋風デザインで造られたユニークなものでした。
日本は広い、まだ行っていない素敵な場所も数ある、
それはアメリカから帰任した後のお楽しみということで。
海津城(松代城)からの川中島トレイルランニングも新鮮だった、
古戦場RUNシリーズはこれで走り収めか。
20年ぶりぐらいに峠の釜めしを食べ、善光寺の夜景で腕試し。
長野県の素晴らしい自然を写真に収め切れていないなぁ、まだまだ撮り改めたいところが数ある。
行ってみたかった御射鹿池と川中島を冒険できて、心残りが軽くなった。
善光寺門前町の写真
長野市の善光寺は、昔に2度、訪れたことがあった。
最初は仲間と地獄谷温泉帰りに寄り、次はハネムーンの際に石川県からの帰り道。
ここ数年で京都・奈良の名刹を数えきれないぐらい回ったから、
お寺の格の違いとか、歴史の重みが分かるようになった。
門前町を歩くだけで、伝わってくるのは善光寺の格の高さ。
長野駅から直線続き、門前の道の両脇には、数多くの土産物屋さん。
門前町の道の長さと、お店の数が、そのままお寺の格を表すんだよね。
善光寺を、30代になって改めて訪れると、素晴らしさが伝わってきた。
内陣には多くの仏教飾り、本尊は遠すぎて見えないけど、
ちょうど法要をしていて、善光寺の内陣は荘厳を感じた。
地下のお戒壇巡り、暗闇でツルツルの木壁をつたいながらの冒険ごっこは楽しい。
飛鳥時代から続く古刹・善光寺、忠霊殿の資料館で仏像を拝見させてもらったが、
平安時代のものが残っているし、保存状態も良い。
山門の「善光寺」の文字に鳩を5羽、探し当てました。
仁王門の四体の仏像がそれぞれなかなかユニークで、カラフルで面白かった。
仲見世通りの蕎麦屋「尾張屋」で食べたざるそばは、
長野市一帯の涼しい夏を思わせるように、ひやっと心地よい味。
善光寺はまさに古刹・名刹、貴重な仏教文化を残してくれているお寺だ。
歩いて楽しいのが特徴、庶民に愛されるエンターテイメントの要素がある。