季節を変えて何度でも写真撮影、京都・南禅寺天授庵を桜の時季に訪問してみた。
ここは京都ハイセンスを体感できる場所、特に細川幽斎(藤孝)ゆかりの天授庵は。
天授庵入ってすぐの額縁景色にうっとりしてしまう、あそこに座れるの高貴な人にはなれない平民ですけど。
方丈前園を心静かに眺める、桜写真撮影続きで急いでいる気持ちを撫でながら。
偶然のお花落下には見えないアートがあったので撮りました。
このぐらいの木戸が細川幽斎の時代にもあったのかな、同じ景色を見れているかな。
木目の優しい色、白色と二色使い。
桜満開の日に、別のお花を撮ります。
お外の光が強過ぎる、アンダーめにカメラの撮影設定をしよう。
前秋は紅葉の池泉回遊式庭園を歩いた、今春は桜の池泉回遊式庭園を歩く。
南禅寺へと向かうと、途中あちこちで桜満開のシーンに出逢う。
水路閣の上へ行ってみると明るい世界、水は流れています。
大事なことね、水の流れがあるだけで心満たされる、安心する。
水路閣の下はポートレート写真撮影スポット、人が多過ぎて撮れませんでした。
南禅寺の庭園に入っていくと、額縁庭園に滝の流れまであった!
息を止めて手持ちスローシャッターで滝の流れを滑らかにする。
南禅寺の方丈庭園はスタンダードな枯山水、小堀遠州作ということは当時の最高峰に違いない。
2020年11月22日
南禅寺の塔頭のひとつ・天授庵、そこは紅葉撮影スポットだ、ハイセンスな。
日本の美を探しているのなら、和風のアートに触れたいのなら迷わずに南禅寺天授庵を推す。
入り口からすぐに迎えてくれるこの書院の遠景で心を掴まれる、平常心ではいられない。
あの畳の上から庭園を眺めてみたい、禁断の願望だろうか。
方丈前園は小堀遠州の作品だとか、井伊家菩提寺・龍潭寺と似た美を感じたのも納得。
1339年に創建された天授庵、戦国時代に衰退していたのを復興させたのが細川幽斎(藤孝)だとか。
そう聞くとこの南禅寺天授庵が一層美しく思えてきた、
だってあの教養人・細川幽斎の意思が入っているのだから。
新しく創ったのではなく、元々あった南禅寺天授庵が衰退していたのを
見かねて手を差し伸べたのが、細川幽斎。
書院の南庭、紅葉している池泉回遊式庭園を歩いたのは贅沢な時間だった。
C-PLフィルタで水面反射を除去しつつ、なんとか写真撮影をこなす。
細川家を拡大させた偉業だけではなく、こうした文化活動まで手を伸ばしていたのね、細川藤孝公。
生臭い戦国武将でありながら、こうした庭園の美しさを追求する、
相反しているようで何か合理的なものがあったのだろう。
南禅寺天授庵と出逢えた喜び、細川幽斎の一端に触れられた幸せよ。
2013年撮影
禅寺の中で最も格式の高いお寺が、ここ南禅寺。
桜の名所であり、紅葉の名所でもあるのが南禅寺。
黄昏時の光景も美しく、本堂から三門方面に向かって、一枚の絵みたい。
派手さはなくても、魅力があるから多くの観光客が季節を問わず訪れる。
琵琶湖疎水を今も運ぶ水路閣、インクラインのお隣さん。
お寺とは無関係だが、今では京都の定番風景、南禅寺の一部になったような水路閣。
山とお寺の合間に挟まれていた桜の木、誰に見られるわけでもないのに、輝いていた。
水路閣で遊ぶ姫君たち、現代らしい風景を盗み撮り。
東山の主役の一人・南禅寺、桜も紅葉も水路閣も。