2025年秋にオープンするイオンモール仙台雨宮は、仙台商圏に深く深く踏み込んだ、イオンモールチームの渾身の投資。
これまで、仙台駅直結とその周辺に一極集中していたショッピングモールやお買い物スポット。
もう数十年前からその場所を占めているお店たちに対して、後発者であるイオンモール勢は近寄ることができなかった。
イオンモール名取 | 南に車で30分 |
イオンモール冨谷 | 北に車で30分 |
ザ・モール仙台長町 | 南に車で15分 |
一昔前は「狐や狸が出る場所に出店せよ」が企業方針だったイオンモール、どうしても市内中心部は弱い。
イオンモールに車ではなく、徒歩で行くという発送は、誰にもあまり浸透していないだろう。
ただし、時代は少子化・都市集中型になっているため、そのイオンモールも市内中心部に根を張らないといけない。
名取と冨谷に南北から包囲網を縮めてきたイオンモール が、ついに本丸の仙台駅から2kmの距離にイオンモール仙台雨宮をオープンさせる。
この挑戦は身を結ぶかな?
ただ場所があるからイオンモールを出店するなら失敗もあろうが、イオンモール仙台雨宮はちゃんと心得ている。
仙台駅から北に2kmの青葉区は、人気の住宅地
仙台東照宮のある青葉区一帯は仙台市内に通勤する方々のベットダウン
東北大学雨宮キャンパス跡地、周辺は大学や各種学校があり、大型マンションが立ち並び、そして仙台厚生病院が2024年5月に移転完了する。
イオンモール仙台雨宮はその広大な敷地を利用して、地域の防災拠点という役割を担う。
事実ありがたいことだし、場所と周辺事情を考えれば本当にそうなることで地域の役に立つ。
それにしても賢い、地域に溶け込み、存在を肯定することに長けているイオンモール仙台雨宮。
地域の防災拠点は、駅前の限られた土地ではできないが、2km離れたイオンモール仙台雨宮なら成り立つ。
広い東北大学雨宮キャンパスの跡地を220億円で購入していた。
もう10年も前のことなのだよ、その購入は。
場所をキープして、仙台市の南北の名取と冨谷で実績とファンを作り、
2025年秋にいよいよ本丸である仙台市中心部に乗り出してくるイオンモール。
宮城県の人口一極集中の仙台市、冬でも降雪は少ないという恵まれた土地柄。
イオンモールの戦略的出店劇は、イオンモール仙台雨宮で成功につながること必至だろうな。
現代らしいショッピング化は、イオンモール仙台雨宮と共にある、私はそんな予感がしている。