岐阜城と満月
狙いを定めて向かった岐阜城の月城写真、満月マイナス1日の土曜日、
長丁場の試行錯誤の末、なんとか胸を張ってここにアップできるレベルの一枚が撮れた。

この日は岐阜城天守閣がライトアップされておらず真っ暗。
満月と天守閣の明暗差がものすごいところを、天守閣を画像編集で無理矢理明るくしているから、
写真としては破綻気味なんだけど、月の位置と形・シャチホコの位置が最良なところで撮れた。
これが私の岐阜城 月城写真のベスト。
メモ
長良川プロムロード「鵜匠の家 すぎ山」の前、2024/7/20 21:32
750mm - ISO640 - 1/1000秒 - f/6.7
SONY α7IV - TAMRON A057 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD、三脚使用
トリミング+Adobe Lightroomで加工しています
撮影場所と時間帯がとても難しかった。
月の出・月の入り時刻方角マップで下調べして、日の入り時は下の図のように長良川公園からの方角。
18:30過ぎぐらいにその場に行くと、ベテランカメラマンたちが2組5人もいた。
待機していると計3組7人にもなり、自分を含めて示し合わせたかのように集まったから間違いないと確信。
20:00に暗くなっても月は金華山の向こうから上がってこない。
20:30ぐらいに頭が見えたが、方角が全然違っているから、みんなで慌てて移動。

しかし結局どこが良いのかは推測も立たず、自ずとカメラマンたちが集まってくるから、そこで見当をつける。
21:15に鵜匠の家 すぎ山の前から、ようやく満月マイナス1日の明るい月が姿を見せた。
その頃には20人ほどのカメラマンが集まっていて、みんな必死&夢中で三脚撮影。
21:27-21:33の6分間、途中で3回ポイントを小移動しましたが、満月が岐阜城を重なる「月城」が完成。
短いようで長いその間、色々とカメラ設定を変え、撮影場所を微妙にずらしながら、シャッターを切った。

惜しいのは、岐阜城から下界を見渡す岐阜城パノラマ夜景、というイベントが開催されていたので
岐阜城天守閣が減光されて、シルエットだけしか撮れなかったこと。
本当は天守閣の全体像が見えるぐらいは明るい岐阜城の頭の上に、満月が欲しかった。
岐阜城と満月の写真撮影は生き物ということ、
どう姿を変えていくのか、相当なベテランカメラマンでもなければ分からない秘密。
今回の月城撮影はこんな感じだったレポート

18:39、日の入り時間には長良川公園に到着、三脚をセットし、岐阜城へ狙いをつけた。

計画は甘過ぎて、21:15にこうしてようやく月が岐阜城へと左下から右上に上がっていく。

その間の待ち時間は退屈だったけど、鵜飼の舟や花火を盛り上げる役でしょうか、踊り手が現れたので望遠レンズで撮影。

形は良い、月だけ見れば申し分ない、あとは岐阜城とどう組み合わせるか。

21:24、もうすぐ岐阜城と月が合わさって月城が完成する寸前。

これまで長かったよ、正解の撮影ポイントを探して、蒸し暑い中に歩き回った、鵜飼の舟を時間潰しに撮った。

21:39、満月マイナス1日の月が、岐阜城の上へと旅立っていく、この間の15分ほどが黄金の月城写真撮影タイムだった。
2024年1月26日
初めての岐阜城+満月撮影、結果は「大失敗」でした。
この日は1月の満月「ウルフムーン」、あまり予習せず、このカメラ機材で勝負に出た。
| SONY α7IV | フルサイズカメラ、3300万画素 |
| タムロン150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057) | 超望遠レンズ、35mm換算で750mm相当(APS-C) |
| スリック カーボンマスター 823 PRO N | 大型三脚+自由雲台 |

撮影日時:2024年1月26日 18:07 (日の入りは17:12)
撮影場所:岐阜市本荘1926の熊野神社を下った長良川沿い

住宅地に入ると視界が制限されてしまうから、なんとか長良川沿いで撮影したかったけど、
1月はこんな感じでどうやっても満月・岐阜城・撮影者が1つの線上に来ない。
「月の出・月の入りマップ」のサイトで調べて挑んだが、1月は最も難しい角度。

18:00頃、岐阜城(金華山)の向こうから満月が顔を出してくると、興奮&緊張した。
しかし1月はどうやっても長良川沿いの堤防から角度真っ直ぐに岐阜城と満月が重ならない。

カメラのISO感度/F値/シャッタースピードも分からなかった、十二分な予習が必須だった。。
オートフォーカスでお城にピントを合わせたけど、流石に暗くてノイズが発生。
そして月が明るすぎる、これをどう撮ったものか。

わずか3-5分の勝負に負けたこの日、撮影場所もカメラ機材設定もダメダメ、フォーカスもあっていない。
これは相当な下準備に、満月撮影の経験値、暗所での撮影勘が必要だな。

しかし被写体としては最高の岐阜城&満月、3月以降またトライして、納得の一枚に仕上げてみようという闘志が湧いた。
ぎふ灯り物語ライトアップ
駐車場
岐阜公園 堤外第2駐車場、有料、約36台、開館時に開放
住所 : 〒500-8002 岐阜県岐阜市御手洗
トイレ/自動販売機あり(岐阜公園内)
もっと近い駐車場は大体満車なので私はいつもここに停めます

ぎふ灯り物語2024を夜景撮影、この日は満月だったので岐阜城&満月の撮影終わりに。
岐阜城の足元、岐阜公園の織田信長公居館跡で、和風のライトアップが行われていた。

岐阜和傘のライトアップ、地面に残った雪の白さもあって、なんとも美しい夜景写真に。

織田信長公居館跡の冠木門から入っていく、光とプロジェクションマッピングが迎えてくれる。

光の参道を歩く、傾奇者だっただろう信長もびっくりの参道を。

岐阜和傘の美しさ、デザインと色、形までも美しく、日本文化を連想させてくれる。

傘の滝、もう素晴らしい色彩アート。

真っ赤な三重塔。

幻光の滝と名付けられた岩場、妖艶で荒々しい画になっていた。

三脚持ち込み可能なぎふ灯り物語はありがたい、他の方の邪魔にならないように夜景撮影。

そうです、お金たちはすぐになくなります。

信長の庭一帯もライトアップされていた。

正法寺の岐阜大仏に逢いに行きます、ライトアップされた正法寺の外観。

岐阜提灯をぼんやりと撮る。

岐阜大仏の大きさをまた感じることができた。

満月と岐阜城の撮影は失敗でしたが、ぎふ灯り物語の撮れ高で今夜の写真旅は充実していました。
2022年1月16日
ぎふ灯り物語2022年を写真と動画に撮った、それはもう素敵な思い出と良作が量産されて。

和傘のライトアップ、傘の内側の美しさも捨て難いものでした。

織田信長公居館跡の門がカラフルに彩られる、そのアイディアの勝利ね。

三重塔の朱色までは見れないけど、傘の奥に少し見える。

正法寺の岐阜大仏、ライトアップ時は真紅に怒っているようで、迫力が増していた。

暗くなったら第二部、ぎふ灯り物語ライトアップを全力で動画/写真撮影に行く。

しかし正法寺の岐阜大仏って、座高で13.7mもあるのか、奈良の大仏は15mだから大して変わらない。

あなたはなんと大きな存在なのでしょう、その黄金と真紅に燃えるお姿。

岐阜公園一帯の素晴らしい冬ライトアップイベントね、ぎふ灯り物語2022年は最高でした。
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「ぎふ灯り物語2022」動画を、YouTubeにあげました!
岐阜城
2022年1月16日

青空と幟を従えた岐阜城、その存在感はなかなかのもの。
今回は金華山へ自分の足で登った、登りは七曲り登山道(大手道)を、下りはめい想の小径(水手道)で。

岐阜城天守閣から見た長良川、濃尾平野は豊かに農作物が実っただろう、こうして平地だから。

斎藤道三と織田信長のイメージの強い岐阜城(稲葉山城)。

しかしなんという高台に城を築いたのだ、まぁ民への権威を見せるためでしょうが。
実際は寒過ぎてこの天守にいられるわけがない、アピール上手の城主さんたち。

岐阜市内から遠目でもはっきり見てとれるシンボル、それが岐阜城。
2009年10月20日
岐阜城、昔の名前を稲葉山城。

日本史、特に戦国時代にはかなり詳しい僕、ずっと前からその名前は聞いていて、訪れてみたかった場所だった。

あの斎藤道三と織田信長が争った伝説の舞台、ここを歩くこと自体、感慨深いものがある。
僕にとっては現代を歩いているのではない、戦国武将たちが争っていた戦国時代の稲葉山城・岐阜城を巡っているのだ。

麓からロープウェイで上がり、ようやく近付く岐阜城。
岐阜市内から見ると山の上に佇む孤高の要塞、実用できたの?というほど離れている。
攻められた際の防御力は分かるけど、あんなに山上では普段の機動力で失うものの方が多いのではないかと心配になる。

実際、1つの小山の頂上に岐阜城があり、その麓に岐阜の町がある。
こんな城は落とせません、っていうぐらい斜面のキツいお城。

いざロープウェイで上がってみると、現代の岐阜城は最近建て直ししたものだから、
鉄筋コンクリートでできていて、犬山城と較べれば昔の感覚が残っていない。
僕の心の中に竹中半兵衛は現れなかったし、斎藤義龍もイメージできなかった。

当時の物品は展示されているけど、ただの鉄筋博物館みたいで、お城のイメージはない。

斎藤道三から竹中半兵衛、そして織田信長へと城の支配者が移っていった歴史の変遷。

400年を経ても、その歴史の変遷を感じさせてくれるものがあるか?と期待した僕が間違い。

夢を見ていたんだ、桶狭間の戦いから始まり、岐阜城を足がかりに、覇を唱えた織田信長の勇姿を。
現代で感じることができる、斎藤道三や織田信長の姿はいずこ、時期や時間帯を変えれば岐阜城でそれにすれ違うことができるのだろうか。

岐阜・養老町にある養老の滝の写真。
山間にある養老の滝なら紅葉の写真も素晴らしい、と思い込んでドライブ。
養老の滝駐車場に停めると、その一帯は素晴らしい赤色。
山頂に目を向けても、赤や黄の色が混じって鮮やかに色付いていた。

一方、谷合の緑はというと、まだちょっと早いね。
緩やかな登り坂を上がっていくと、ところどころは素晴らしいものの、全体的にはまだ紅葉はしていない。

滝と紅葉が同時に写真に撮れる?と夢見たが、11月後半でなくちゃ叶わない。
養老の滝自体は水量も弱まっていないし、爽やかなものですよ。
切り立ったところから一筋に落ちる白色の流れ、正統派美人の滝でしょう。

菊水泉という澄み渡った水が、神様扱いされていた。
自然に紙を見るのもまた一興、古来からの日本らしい風習だね。

養老サイダーとか、五平餅とか、季節柄だが柿が売られていた。
美濃の地元品、ローカル色があって良いです。

錆びつきつつある観光地だが、自然の豊かさは変わらないね、養老の滝。
