前回に丈山苑で撮った抹茶写真が96枚を販売したマイベストセラー写真になったものだから、
その2枚目なんて撮れないかなぁ、と商業的成功を求めて再訪。
もうちょっと曇りで光がフラットだったら良いのですが、そこら辺は己ではどうにでもできない自然のこと。
抹茶をいただき、なかなか呑まずにずっと写真撮影、だってこの日はこの抹茶が主役なのですもの。
紫陽花の和菓子が美しかった、この一枚はピントも完璧だし、これがヒットするかもしれない予感があります。
丸窓があった、急角度階段を上がった3階に。
石川丈山さんのセンスに引き寄せられて、また訪れてしまいました。
緑色をバックに、あとはもう光とピントの勝負、SEL50F12GMの天才レンズを使いこなせるか、否か。
玉ボケがものすごい緑色になった、天才レンズの作用で。
こう見ると、前回の傑作は玉ボケの数といいピントの合い具合といい、なかなかの一枚でしたと再認識した。
安城市、ひいては愛知県にある京都ハイセンス文化、それが丈山苑。
2021年10月30日
割合近所に、本物の日本庭園を見つけた(もっと早く出逢いたかった)。
丈山苑(じょうざんえん)は愛知県安城市にあって、石川丈山(京都の詩仙堂を建てた風流人)の故郷だとか。
日本庭園を眺めながら、紺色の毛氈(青色の絨毯)で抹茶と和菓子をいただく。
最初にひとしきりカメラで撮影しまくって、その後でゆっくりと心静める呈茶時間。
昨夜の失敗を悔い、次の計画に改めて、30分かけて深呼吸していた。
ミニ詩仙堂かと想いきや、ミニっていうレベルではなくて、サイズ感としてもオリジナル詩仙堂と同格。
やはりミニ京都風とは言い難い、まるで京都が山を越えてこの安城の地に移ってきたかのような。
呈茶¥350は普通として、入苑料¥100が安過ぎる、その十倍の価値はあるだろうに。
丈山苑の一角だけは見事な森&せせらぎになっていて、もうどれだけ手を込んだアートなのだろう。
桜でも新緑でも紅葉でもない10月末、その分周りには誰もいなくて、僕一人のThinking Time。
詩仙堂や京都の寺院では叶わない贅沢な時間というわけだ。
この日のレンズはSONY SEL50F12GMと最高峰、F2.0を多用してボケ多めでも丸ボケは形が綺麗。
相変わらず、ピントの浅さにはびっくりします。
心穏やかに被写体と向き合う時間、平日の疲れも悩みも皆忘れました。
縁側に注ぐ日の光、動画ではより鮮明に撮れましたが、静止画でもちゃんと形を捉えることができた。
陽が強い日だったから、白砂と逆光が白飛び気味ね、C-PLフィルタに加えて少しF値を絞って暗めに。
抹茶の泡だけにピントが合う、和菓子はボケたままで、この奇才じみたレンズでの写真は好き。
ひとりでしたが、日本庭園を歩き、あれこれを写真撮影の技を試し、美しいものに多々触れた丈山苑。
残っていた柿、左下のオレンジは離れた場所にある柿が玉ボケになったもの。
それにしてもこんなに僕好みの場所・丈山苑が割合近場にあったとは、今まで出逢えずに後悔。
これから季節を変え、被写体を変え、僕は丈山苑を訪れるでしょう。
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丈山苑Vlog動画を、YouTubeにあげました!
2013年撮影
デンパーク安城の花写真、愛知県のデンマーク風テーマパーク
お花でブタさんを表現、お鼻はお花じゃないので、華々しい。
初夏の訪れを感じさせてくれた明るいお花畑を写真に。
アイディアも良ければ、手入れの具合の良さも驚き、素敵なアートね。
デンパークの中を走っているメルヘン号、娘と乗ろうとして来たのに、怖がって乗ってくれませんでした。
安城は日本のデンマーク、農業の先進地、「田パーク」それでデンパーク。
モデルさんでも連れて来てポートレイト撮ったら絵になる場所ばかりね。
大きな風車のあるデンパークの一角。
2歳の娘が「ウシさん」と指さすのだから、このクオリティは素晴らしいレベル。
大温室フローラルプレイスの中も写真映えする景色ばかり。
デンマークの人魚の像、デンパークとは無関係でしょ。お花入れて写真撮っておきました。
アジサイの色の鮮やかさ、太陽光が均一な温室は素敵な写真が撮れるのね。
安城市のデンパークの写真、花と緑を整備している人たちに拍手を。