セントルイスの治安、ミズーリ州のブルース観光名所写真

今日以後はフォレストパークを走る機会はないのでは、そんな予感がしていた。

二度目となるセントルイス訪問、真っ先に選んだのはフォレストパークの朝RUN。

セントルイスのフォレストパークをランニング

セントルイス美術館の丘の上に立つと、今夜のバルーンフェスティバルの準備。

噴水のある下まで降りて、ミズーリ歴史博物館の横に広がっている長い一本道、

ボートハウスからワールドフェアパビリオン、セントルイス動物園がゴール。

フォレストパークの外周ぐるりと走るプランもあったが、相当の距離になるので止めた。

景色が面白いことを優先させるとこんなルートが良いのかな。

それにしても身体が重い、昨日の長距離ドライブのダメージか。

素敵な場所、フォレストパーク。

あのニューヨークのセントラルパークを走る好機にまだ恵まれていないが、

あれよりも広いというセントルイスのフォレストパークを二度も走れたのは光栄なこと。

常に新しい場所を冒険して刺激を得る活性化を活動している今、同じところではダメだ。

素晴らしい場所なら二回目はあり、でも三回目はなし。

セントルイスのフォレストパークをランニング

だから僕の人生、これ以上フォレストパークを走ることはないだろう。

小さなこと、宇宙の理からすれば小さなこと。

多少なりの寂しさを抱え、そもそもここを走れたことの喜びを感じ、僕はフォレストパークを走っていた。

2017年9月23日

ミズーリ州の東端・セントルイス市内をランニングする冒険プランを立てた。

「全米有数の犯罪都市」というネット上の言葉に恐れ慌てたが、結果、ダウンタウンは普通のアメリカの街だった。

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192mのゲートウェイアーチには(怖くて)登らなかったが、東西の旅人を歓迎する気持ちがいいね。

セントルイス市内のどこからも指標になるアーチ、ワシントンD.C.のワシントン記念塔のような。

高いことは素晴らしい、誰にでも通ずる価値観。

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ダウンタウンの治安は問題ない、夜中の人気のないところは論外だが、過度な心配は無用。

危ないのは、ダウンタウンのかなり北部と、ミシシッピ川を挟んだ東のイーストセントルイスだが、普通用事がない場所。

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心地よいRUNができたリバーサイド、アーチの足元を抜けて石畳の道が残るLaclede's Landingへ。

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都会だなぁ、セントルイスは。シンシナティやコロンバスやシャーロットのよう。

走っていて、旧裁判所とゲートウェイアーチが重なる場所に遭遇。

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正直、セントルイスのダウンタウンを走る人は皆無。リバーサイドか、西のフォレストパークがあるからね。

それでも僕の計画通り、セントルイスという街の空気を肌で感じれた。

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バドワイザーがスポンサーのブッシュスタジアム、カージナルスの本拠地。バドワイザーの色遣いか、赤づくめの球団。

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走り終わった夕方からブルースを聞きまくったBB’s ジャズ、ブルース&スープス。市内の国立ブルース博物館でも聞いた。

一筆書きでセントルイスをRUN、これほど短時間で濃く街の雰囲気を知る術はないね、今回も楽しかった街走り。

バドワイザー工場見学ツアー写真、アメリカ・セントルイス市

知らないことだらけ。

セントルイス・ミズーリ州がバドワイザー発祥の地だったこと。

アンハイザーブッシュという会社が、バドワイザーを作っていること。

バドワイザーという商品名は知っていても、アンハイザーブッシュという企業名は知らなかった。

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アメリカの幾つかの州にバドワイザー工場が点在しているが、ミズーリ州セントルイスが最大の生産地。

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無料の工場ツアー見学に参加してみた、なんだか大学のような構内を歩いて製造過程の説明を受ける。

相変わらず早口な英語説明だから大半は理解できないが、雰囲気だけで伝わってくるものがあるから大丈夫。

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ケンタッキー州のバーボン工場ともまた異なる雰囲気。

規模が大きいからかな、よりシステム化されていると感じた。

生産量が桁違いに多いから、バーボンとはまた事情が違うのでしょう。

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バドライトはシアトル時代に良く呑んだから親しみがある。

そんなバドワイザー工場を訪れることができて嬉しいよ。

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2回もビール試飲ができるツアー。

宣伝も兼ねて参加無料にしているのでしょう、僕は車の単独移動なので呑めず。

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セントルイスといえばバドワイザー、これアメリカの常識。

ブルースやフォレストパークよりもポピュラーな存在が、アンハイザーブッシュ社のバドワイザーというビールでした。


ブルースのライブハウス写真撮影

オレみたいに人生幸せなヤツには、本物のブルースの心なんてきっと分からないのだろうな、分かっていないだろうな。

これまで何に困ることもなく、運や器用さに恵まれて生きてきたオレ、もちろん努力もしたけど。

抑圧され、鬱積したものを解放できるのがブルースやジャズだとしたら、オレのブルースに相当するものなんて小さい、小さい。

それでもオレなりのブルースを、小説に昇華できるエッセンスを得たい。

 

そんな思いのブルースのライブ巡り、セントルイスでの写真。

都市を代表する音楽がある、もしくはその音楽のジャンルが特定の都市で生まれ育ったというか。

セントルイス=ブルースだ、これもアメリカの常識。

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<Green McDonough Band, live at the National Blues Museum>

そうだ、疾走感のあるフレーズの連打だ、単語にもならない音のシャウトだ!

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<Rhythm & Blues, Soul and Funk Festival featuring Southside Hustle, Grooveliner, Naked Rock Figh.
live at BB's Jazz, Blues and Soups>

このバンドには度肝を抜かれた。ソウルフルを体現した女性ボーカル、全身でシャウトしていたギターとドラム。

そうか、強烈な攻めの言葉を連続羅列して、叩き込むように忍びの術を文学に変容すればいい!

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<Joe Metzka Band, live at BB's Jazz, Blues and Soups>

ギターとボーカルで魅せるのがブルースの主軸だったね、歌もテクニックもそれは際立っていた。

2日間にかけて計7時間も聴いたブルース、左足でリズムを取りながらノリノリのオレ。

ブルースのライブ、心の底から楽しい体験、目を見張るような音空間だった。

あの叫びの音を糧にして、オレらしいブルースを。

生ライブをその都市の有名なバーとかで聞きたかった。

勇気と行動力を振り絞り、ブルースの本場・セントルイスの有名なライブバーと国立ブルース博物館で聞いた思い出、心に残る体験でした。

セントルイスのフォレストパークってどんなところ?

ドライブだけのつもり、走る予定なんてなかったのに、素晴らし過ぎた車窓からの景色。

車を停め、ラン用に着替える僕、昨日のエバンズビルのランで汗くさい服でも厭わない。

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ニューヨークのセントラルパークよりも広いのが、セントルイスのフォレストパーク。

この情報だけで走りたさが増幅した、それから走っている人数の多さに惹かれた。

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セントルイス万博の会場だったというフォレストパーク、美術館・博物館・動物園まで園内にある。

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なんだかこのフォレストパークでセントルイスのイメージが急上昇。

ダウンタウンの東と北の治安の悪さが心に引っかかっていたが、セントルイスは素敵な街だなぁ。

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園内の外周を走りたかったが、10km級になるので避けた。ゴルフコースまであってとにかく広い。

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ランダムにランニングする僕、目のつく文化施設が幾つも。贅沢なランニングコース。

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セントルイスのフォレストパークをRUNした思い出、これもまた忘れがたい経験になった。

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