もみじ名所の大原三千院、それは秋紅葉だけじゃなくて、青もみじでも。
京都大原まで行くと奥ゆかしい(昔の)京都文化が見れるかもしれないという期待を裏切らない三千院門跡。
ただただ緑色を愛する、手入れされた自然を写真に撮る。
現代的な色や仕掛けがなくても、三千院のあちこちには目を引く仕掛けがいっぱい。
新緑、木々、足元の苔、これだけで完璧な写真撮影スポットになるのが大原三千院。
自然を撮るというが、人の知恵と文化で手入れされた自然、まぁ美しいこと。
新緑は好き、だって紅葉の時と比べて見物者が少ないから写真が撮りやすい。
時季を分散させて楽しめる青もみじ、5-6月がピークにしてもその前後でも良い写真になる。
ついつい掲載画像の枚数が多くなってしまう大原三千院、ボツになった写真は数倍ありますけど。
苔のお手入れ職人のなせる技ってことね。
紅葉の合間に石像と寺院の建築物、日本の調和。
水面に反射する新緑とピンクのお花。
わらべ地蔵が寝そべる苔のプール、4月末だからまだ緑は浅い色?
この2色だけ使う画っていいですよね。
新緑の間から突然現れた五色幕、それは写真に撮りますよ。
わらべ地蔵もまた三千院の写真人気被写体。
石仏には花を添えよう。
水面に反射するお花。
往生極楽院の周りは、本当に極楽浄土の世界観。
新緑と苔ならば、京都大原の三千院まで足を伸ばしてみよう、京都しないから遠くても価値あり。
京都大原の一帯は、有料の寺院内に入らなくても、溢れてくる美しさ、そこら辺でも素敵な写真が撮れる。
三千院の御殿門の前の砂利道はその最たるものね。
律川にかかる朱色の橋。
呂川の参道を歩いていると、水の流れと紅葉が絵を見せていた。
白い紫陽花。
律川、ここは観光地化されていないのに、それでも写真に撮ってしまう。
見渡す限り大原の里 展望所が好きで、大原に来たら最初に写真撮りたくなる場所。
いつどこで撮っても素敵な写真を約束してくれる京都大原、季節を変えて、いつか、また。
2020年7月16日
三千院門跡は10年ぶりの再訪になるのに、紅葉時ではなく、また青もみじ時になった。
まだ梅雨の明けきらぬうちに、この苔と木々に溢れる京都大原の寺院から、緑色の写真を貰いたくて。
前回から自分の写真撮影技術が上がっているかを確認したいこともあった。
下にある古い写真と見比べると、使用しているカメラやレンズ画角の違いもあるものの、
今は年齢が上がった分だけ余裕があって、余白を上手に使っている感じ。
主役の被写体をどーんと真ん中に据えていた写真は、今の写真にはない。
京都市内の寺社と異なり、郊外のんびりムードの三千院門跡、さすがは隠棲の地・大原。
僕にとって三千院の青もみじ写真は今日が最後だ、最高品質の作品を残すのだ。
次来ることがあれば秋の紅葉時。
そのぐらいの心意気で、カメラマンとして勝負を賭けてやってきた大原三千院。
書院からの庭園は素晴らしい、贅沢言えばもっと陽の光が弱く、雨上がりとかだったら良かったのだが。
フルサイズ一眼レフカメラの最高峰・NIKON D850と、2.8mm 1.4E単焦点レンズで撮ると、明るい明るい。
C-PLフィルターを回して、草木と苔への陽の反射具合を見極める。
「三千院って、いつ来ても境内中が緑色なのね」と真面目に思った。
前回は5月、今回は7月、それは季節の問題なのですが。
足元は一面の苔、木々が紅葉色になっていたら、また風情が異なる一枚になるのだろうな。
新型コロナウイルス影響で、今でしかありえない空き具合の大原三千院門跡。
カメラマン目線だと撮影好機にしか思えないが、そう言うと世間様に不謹慎。
新緑の中で、温かい微笑みを続けている石仏、この方はどんな境地に達している?
もう一体、仏様の心が背後の青もみじの美しさに映っているかのような。
青もみじは単焦点レンズの開放値に近い明るいところで撮るに限るね。
フラットモードで全体をさらに明るくしつつも、編集で暗めにいじる。
京都の2大撮影チャンスは、桜と紅葉で不動だが、
青もみじは3番手に食い込んでいる、ライバルは積雪だが滅多にないし。
2020年の京都大原・三千院門跡での撮影写真たち、忘れ難き思い出よ。
2010年撮影、大原三千院門跡の写真
有名な小石仏、可愛らしい表情のキャラクターを見つけると、誰もが写真を撮っていた
苔の中に住む小さな優しさ、そのラブリィな存在にはカメラを向けずにはいられない
京都のあらゆる文化を覗いてみたいと思っている
京都市内のお寺や神社は一通り回ったから、次は郊外の名刹へ
北の大原地区は昔の別荘地だろうから、興味があった
ベストシーズンが紅葉だと知っていても、新緑の美しさも格別だろうと信じて
京都も少し郊外に出るだけで、普通の田舎風景になるんだな
三千院の参道からして、どうも京都市内の大寺院とは雰囲気が違う
宇治や長谷寺のような郊外型のんびりムード
腰をおろして、三千院の庭園を眺める
新緑の眩しさに目を覆いたくなるほど、5月半ばの緑は活き活きとした光を放っている
修行のお寺という感じはなくて、典型的な別荘寺院だなぁ、ここ三千院は
歩けば至るところにモミジがあるのが分かるし、しかもその数が際立って多い
紅葉の季節の美しさは、想像だけも事足りるほど、約束された美だろう
新緑の葉も、足もとの苔絨毯、春満開に咲いている数々の花
美が陳列されている三千院で、先人たちは何を想って暮らしていたのか
鎌倉時代以降の不動明王が多く残る三千院、修行よりも美の研鑽のイメージが強い
多くの春モミジからの木漏れ日、緑濃い苔と重なって、三千院は輝いている
昔は京都市内から1日かければ、歩いてここまで移動できただろう
京都から一番近い本格的な山の中、もはや華やかな都とは別世界だよね
しかし文化だけは京都一流のものがこの三千院に反映されていると思うよ
宝物館には仏像や絵画の不動明王がいくつもあった
背景のかるら炎が、炎の鳥になっている不動明王は初めて見た
三千院門跡ははっと見返すぐらいの美しさ
大原の山中に潜む美の存在、それが三千院だって
次はここで秋の紅葉を、燃えるように見る機会に恵まれるかな
2023年11月25日
大原三千院の魅力は分かっているつもり、でも未知の場所を探す旅を京都大原でもやってみたかった。
宝泉院の紅葉ライトアップを拝観した後、三千院の前の道を通って帰る、夜9時の大原は真っ暗。
物の怪が現れそうな三千院御殿門の前、美しくても怖いという奇怪。
呂川沿いの参道は紅葉が見事、しかし無人の暗闇ではちょっと怖い、見事な景色ですけど。
見渡す限り大原の里 展望所からの朝の光景、ほのぼのとした何かが。
落ち葉が美しい場面が、呂川沿いの参道にありました。
コロナ終焉後初めての秋、京都市内には外国人観光客が凄いけど、大原はまだ少ない方、落ち着いて観光できた。
さて本題に入って、一福茶屋をまっすぐ歩き、浄蓮華院・来迎院へ。
この辺りが私にとっては初めての場所で、上の写真の来迎院の門にカメラを向けた。
奥大原とでも勝手に呼んでしまおうか、新緑よりは紅葉が似合うイメージ。
歴史的風土特別保存地区である大原らしい紅葉シーンに出会えた。
音無の滝、これが今朝の小冒険のゴールだった、秋色に染まっていて。
インターネットもない時代では、こんな綺麗な滝は有力観光名所だったのでしょう。
今は今で、何もないことを味わう静かな音無の滝タイムを過ごした。
早朝からの雨が止むか止まないか、それも奥大原らしい天候でした。
蓮成院前で上を向いたら紅葉、自慢のF1.2レンズで玉ボケを撮って楽しむ。
後鳥羽天皇・順徳天皇 大原陵では高貴な?紅葉の色でした。
律川沿いの紅葉を、鉈捨薮跡そばの橋上から。
メジャーな観光スポットではなくとも、大原一帯お散歩は楽しい時間でした。