まつきよカフェ

写真に夢中

詩的日記

: 柳田國男・蝸牛考、方言周圏論で中央語は円を描き地方伝布　
2024/6/23
柳田国男が『蝸牛考』の中で唱えた「方言周圏論」に基づいて、具体的に中央語で使われていた古典語である「さまに」の変化を追ってみる。元々「さまに」という言葉は方向を表す接尾辞「さま」に格助詞の「に」 ...
詩的日記

: 日本の国家予算の内訳、一般会計・特別会計の違い
2024/6/23
国家を維持してゆくために、日本の国家予算は膨張してゆく傾向にある。国内総生産に対して一般政府が使った日本の国家予算の割合は、１９７５年に２６．７％だったものが２００４年には３６．９％まで上昇してい ...
詩的日記

: 万葉集の歌、貴族文化の美学・真意と裏事情
2024/6/23
『三輪山をしかも隠すか雲だにも情あらなぬ隠さふべしや』額田王（巻一・十八）我々はこの歌に、万葉時代の典型的な美学・事情を見出すことができる。この歌を詠んだ額田王に関しての詳しい資料は何も残っていな ...
詩的日記

: 楠正成・太平記、浪漫的な軍記物語よりも、正確な歴史記録
2024/6/23
楠正成――「太平記」の異端、「平家物語」に代表される浪漫的軍記物語の爪痕。「太平記」は冷徹な歴史の記録であり、「平家物語」のような浪漫溢れる軍記物語の文学的性格を本来持ち合わせてはいなかったという ...
詩的日記

: 松尾芭蕉の俳句、与謝蕪村との違い、連想と符合の高度な俳諧技術
2024/7/8
「折釘に烏帽子かけたり春の宿」という与謝蕪村の句には俳諧として高度な技術が織り込まれている。烏帽子をかぶるような高貴な人物が、旅先なのか日常なのか思いがけず一夜を明かすことになってしまい、いつもの ...
詩的日記

: 石川淳の小説、佳人・普賢、葛藤と混乱する叙述、戦争の時代
2024/6/23
どうしてこんなに混乱しているのだろう。石川淳自身がこの『佳人』を決して「小説」と決して呼ばずに「叙述」と言い続けたことも、その整理されているようでされていない処女作を通読することで理解することがで ...
詩的日記

: 今、お時間ありますか？西洋の弁証法・東洋の人生哲学観点
2024/6/23
「今、お時間ありますか？」会社の仕事中に、この言葉を使うことがよくある。普段は何も考えることなく使っているが、よく考えてみれば不思議な言葉である。今とは何だろう？我々は時間をどのように把握し、 ...
詩的日記

: 中国歴史書とは、勝者の皇帝による正統性証明、歴史の改ざん
2024/6/23
中国において、文学が自由な表現を行おうと思ってもそこには特に政治面・経済面において大きな制約があったが故に、思いのままを文学にすることはできなかった。とりわけ歴史書が関連してくる三国演義のような史 ...
詩的日記

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