つまりイオンモール八王子インターチェンジIC北は、八王子市一帯の調和主になるということか。
言い換えればイオン八王子城主、時代は滝山城からイオン八王子城へと移っていく。
もはやイオンモールに求める最優先はスーパーマーケットではない。
AEONのブランドを冠した商業施設に、一体どんなお店が入るのか、その集合体を楽しむ場所。
それに加えて、イオンモール八王子インターチェンジIC北のオープンニングコンセプトには下記がうたわれている。
- オンライン → 既存イオンモールのように、実店舗の楽しみ
- オフライン → デジタル化による宅配サービス 英国オカドグループと提携し、次世代型オンラインスーパーマーケットを開発
- 地域との連携 → 道の駅「八王子滝山」や障害者スポーツ対応施設と連携
次世代対応のイオンモールを構築するにあたり、選ばれたのは八王子IC北という土地。
お目が高いとしか言いようがない、八王子市のポジションは失敗リスクが少ないのだ。
- 東京都内というブランド(一応、八王子市は東京都内!)
- 八王子市の人口は57万人もあって大都市相当(兵庫県姫路市や栃木県宇都宮市より少し多い)
- 程良く田舎があり、大学がある(若者がいる)、しかも都内からの週末観光客が超絶狙える
一帯の地域インフラを圧倒的なイオングループパワーで盛り上げようとしている。
この野心的な挑戦が成功すれば、そのノウハウを他イオンモールに流用することで、
大都市部の郊外出店戦略は着実に成功するだろう。
成功ポテンシャルの高い八王子という土地に目をつけたイオンネクスト。
難しさはあるだろうが、順当に行けば狙いが達成できそうな予感はする。
国衆というのは戦国時代、地域を牛耳った「地域のお殿様」。
イオンモール八王子インターチェンジIC北の近くにある滝山城には、
大石氏という国衆(元は武蔵国守護代)がいて、一帯を支配していた。
これからは、大石氏の滝山城が、イオンモール八王子インターチェンジIC北に変わるのかな。
滝山城とて時代の推移で手狭になったから、近くの八王子城に引っ越した。
イオンモール八王子インターチェンジIC北が、新しい地域像を描くといいな、
そう願って、2025年春とされるオープンを心待ちにすることにした。
その後、オープンが2026年春に延期されたことを知った、時間はかかっても開業して欲しい想いは変わらない。
滝山城の写真、遺構が良く保存された連郭式丘城の傑作、北条氏照
堀や馬出など土の城郭遺構は、写真を見てもさっぱり分からなくて、自分の目で見ないと伝わらない。
とはいえ、滝山城の良好な遺構保存状態、そして要塞化された丘城は、後北条氏(北条氏照)の築城技術が伝わる。
大手口と推測される天野坂からの堀底道が、もう恐怖の始まり、こんな所を進軍させられたら両脇の上から狙撃される。
コの字の土橋、これも恐怖の側面攻撃を受ける、それが実感できる保存状態だった。
千畳敷の広さ、平坦さ、ここは役所的な機能として使われていたとか。
千畳敷すぐに角馬出がはっきり残っていた、角の型式とっているのが北条流築城術でしたね。
二の丸こそが滝山城の最重要防衛要塞でしたね、3つの虎口全てに馬出があった。
二の丸から本丸への大堀切には引き橋という木橋があった、敵が押し寄せてきたらこの橋を壊せば本丸に入れない。
土と木の地味な滝山城、主役の存在がこの引橋(ひきはし)。
尾根続きの本丸→二の丸だから、大堀切と引き橋で防衛機能を作ったのか。
本丸入り口の枡形虎口、冬で下草が少ないこともあって、まぁはっきりと形跡が目視できた。
滝山城址本丸は、そんな広くない空間に平坦なスペース、この迷宮のような要塞のゴール。
本丸の神社、こんな場所にも神を呼ぶのが日本人の心。
神社から本丸を見る、北条氏照(北条氏康の三男)がきっとここにいた。
搦手口から一帯を見る、この滝山城の丘陵が小高くなっており、城を構えるにはうってつけ。
二の丸の東馬出のあたり、今でもこの深さと幅の堀なのだから、当時はもっとだろう。
大馬出の広さ、なんだかとても機能的な防衛施設に感じる。
恐るべし滝山城の城郭施設とはっきりと感じた、こんなに計画された大規模な城郭、落城させるのにどれだけの損害が。
東京都八王子市にある滝山城、流石の続100名城、中世城郭の最高傑作と言われることに納得でした。
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